ユナイテッドがソン・フンミンを侮辱のサポーター6名に出禁処分
2021.05.01 11:45 Sat
マンチェスター・ユナイテッドがトッテナムの韓国代表FWソン・フンミンを侮辱したサポーター6名に処分を科した。
なお、プレミアリーグをはじめとするイングランドフットボール界は現在、蔓延する人種差別や誹謗中傷に対する抗議として、その発信源に利用されるSNSのボイコットキャンペーンを実施。活動は本日から5月3日まで続く。
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4月11日に行われたプレミアリーグ第31節のトッテナム戦を3-1の逆転勝利で飾ったユナイテッドだが、一部サポーターは先制点の取り消しに繋がる判定に関与したソン・フンミンに怒りが収まらず、試合後にSNS上で人種差別的な投稿が殺到した。そして、ユナイテッドは4月30日、ソン・フンミンに侮辱を働いたサポーター6名を特定した上で制裁を報告。シーズンチケットホルダーの3名、オフィシャルメンバーの2名、シーズンチケットキャンセル待ちの1名に対して、入場禁止処分を科した。PR
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【2024-25 プレミアリーグ前半戦総括】超WS選出の最優秀選手は異次元のアタッカー
◆4連覇王者不振にロンドン勢奮闘も新生レッズが独走 開幕前には5連覇を狙うマンチェスター・シティ、アーセナルと直近2シーズンに優勝を争った2強を軸にタイトルレースが繰り広げられるかに思われたが、蓋を開けてみれば1試合未消化ながら2位以下に6ポイント差を付けたリバプール(勝ち点45)が首位を独走している。 クロップ長期体制終焉に伴い、前フェイエノールトのスロット監督を新指揮官に招へいしたリバプール。昨夏の移籍市場では主力の残留に成功した一方、純粋な補強はキエーザのみと上位争いへの関与に疑いはなかったが、タイトル争いの主役を演じると見る向きは少なかった。しかし、プレミア初挑戦のオランダ人指揮官の下、攻守両面で傑出した安定感をみせたマージーサイドの雄は14勝3分け1敗、最多45得点、最少タイ17失点と圧巻のスタッツを含め首位にふさわしいパフォーマンスを披露した。さらに、並行して戦うチャンピオンズリーグ(CL)ではリーグフェーズ唯一の全勝で首位、EFLカップ(カラバオカップ)でも準決勝進出と最高の前半戦を過ごした。 その首位チームに次ぐ2位は開幕前からタイトルコンテンダーに挙がっていたアーセナル(勝ち点39)。10月から11月の期間に4戦無勝利(2分け2敗)と厳しい時期を経験したが、開幕からの安定した滑り出しに年末年始の復調と上位陣において最も安定したチームのひとつだった。リバプールと並ぶリーグ最高の堅守に加え、昨季後半戦から猛威を振るうセットプレーによってしぶとく勝ち点を積み重ねてきた。現在、離脱中のサカ、不振の期間に不在だったウーデゴールと一部主力への依存度の高さ、ケガ人の多さや選手層の問題は懸念材料も、今冬の移籍市場で適切な補強ができれば、首位チームの状況次第で逆転優勝の可能性は十分にある。 リバプール同様に新指揮官の下で前半戦を4位で終えたチェルシー(勝ち点35)。昨夏の移籍市場では引き続き若手有望株を乱獲し、全体の経験不足と大きすぎるスカッドは懸念材料だったが、戦術の幅に用兵に優れたマレスカ新監督の下でここまで上位争いの主役の一角を担っている。ただ、上位陣との直接対決の戦績、年末年始での不振はやや気がかり。とりわけ、守備陣に目立つ離脱者の穴埋めやパーマー、ジャクソンの両エースの状態次第の攻撃面の改善は後半戦への課題となる。 その上位陣に引き離されて6位に甘んじるマンチェスター・シティ(勝ち点31)は、グアルディオラ体制において最も厳しい前半戦となった。開幕4連勝スタートも、9月末にバロンドーラーのロドリが長期離脱を強いられると、勤続疲労や相次ぐ離脱者も重なって大不振に。11月以降はペップ初のリーグ4連敗など、2勝2分け6敗と苦しい戦いを強いられた。プレー強度、切り替えの精度を中心に攻守両面でテコ入れが必要な部分は幅広く、稀代の名将も一時はお手上げ状態だった。今冬の移籍市場では数人の補強を行う見込みだが、財政違反の審理の影響も引き続き懸念されるなか、例年のような後半戦の無双状態に持っていくことは厳しいかもしれない。 その王者以上に厳しい前半戦を過ごしたのは11位のトッテナム(勝ち点24)、14位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点22)。ポステコグルー体制2年目で補強も行ったトッテナムだが、消耗激しいプレースタイルと、今季はヨーロッパリーグ(EL)に参戦している影響で昨季以上に負傷者が増加。センターバックの主力3人、守護神ヴィカーリオと守備陣を中心に満身創痍の状況が続く。また、リーグ2位の得点数に得失点差+13とトップ4圏内のスタッツを残しながらも、試合ごとの大きすぎる波が低迷に繋がっている。 一方、昨季FAカップを制してテン・ハグ体制を継続したユナイテッドは各ポジションに新戦力も補強。だが、スパーズ同様に負傷者の多さと指揮官のマネジメントの拙さもあり、10月末にオランダ人指揮官を解任。ファン・ニステルローイ暫定体制を挟み、11月中旬から前スポルティングCP指揮官のアモリム監督を招へい。ただ、新体制移行後も苦しい戦いは変わらず、残留争いも気になる前半戦となった。 ビッグ6以外では古豪ノッティンガム・フォレスト(勝ち点37)が3位と大躍進。前半戦の最大のサプライズチームとなった。また、シーズンが進むごとに本来の力を取り戻したニューカッスル(勝ち点32)が5位、ボーンマス(勝ち点30)やフルアム(勝ち点29)がトップハーフ入り。一方、昨季4位のアストン・ビラ(勝ち点29)は9位、MF三笘薫のブライトンは中盤戦以降の失速で10位フィニッシュ。 ボトムハーフではMF鎌田大地のクリスタル・パレス(勝ち点20)が15位、エバートンやウェストハムも苦しい戦いが続く。残留争いではDF菅原由勢を擁するサウサンプトン(勝ち点6)の最下位に、レスター・シティ(勝ち点14)、イプスウィッチ・タウン(勝ち点15)の昇格組が降格圏に沈んでいる。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWモハメド・サラー(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 得点ランキングとアシストランキングでトップ。前半戦に輝いた選手は数知れずも、前半戦のMVPは異論なく首位チームの攻撃をけん引した32歳のエジプト代表FWだ。開幕前の段階からピッチ外では契約延長問題が取り沙汰されるが、ピッチ上では開幕から圧巻の輝きを放った。 いずれもリーグトップの17ゴール13アシストを記録。特筆すべきはそのパフォーマンスの安定感で、唯一の敗戦となったノッティンガム・フォレスト戦、辛勝となったクリスタル・パレス戦の2試合を全試合でゴールかアシストを記録。前半戦の対ビッグ6の全試合でゴールを挙げる勝負強さが光った。 32歳とは思えないスピード、パワーに、アシスト数が物語るように、一時批判を浴びた利己的なプレーはほぼなくスーパーエースとして躍動した。 ★最優秀監督 ◆アルネ・スロット(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 首位快走に導く。フェイエノールト時代から優れた指揮官として評価されていたが、プレミア初采配に、クロップの後任として初めてメガクラブを指揮するオランダ人指揮官の手腕に懐疑的な見方も少なからずあった。 それでも、プレシーズンの段階から目の肥えた選手たちを納得させる指導をみせ、信頼を勝ち取ると、キャプテンを務めるファン・ダイク、中盤と前線でキープレーヤーとなったグラフェンベルフ、ガクポの同胞を中心にうまくチームがまとまった。 開幕直後こそメンバー固定に否定的な意見も出たが、交代策や試合中の修正力の高さを含めて非の打ち所がない采配によって節が進むごとにそういった批判を払拭。ルイス・ディアスのセンターフォワード起用や遠藤航の偽センターバック起用など、新たなオプションも構築。指導者としての引き出しの多さも垣間見せている。 【期待以上】 ★チーム ◆ノッティンガム・フォレスト <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦最大のサプライズ。昨季は残留圏内ギリギリの17位でフィニッシュした古豪が数多の強豪を抑えて前半戦を3位でフィニッシュ。昇格プレーオフを制して久々の復帰となった2022-23以降の2シーズンは総入れ替えに近いスカッド構築の問題で残留争いを強いられてきたが、ヌーノ体制2年目の今季は引き続き人員を入れ替えたものの、昨季後半戦をベースとした継続路線を選択した。 [4-3-3]と[3-4-2-1]を併用しながら、ポルトガル人指揮官が得意とする堅守速攻、セットプレーを軸に、ソリッドな戦いぶりで11勝4分け4敗という見事な戦績を残した。さらに、リバプールに今季唯一の黒星を付け、トッテナムやユナイテッドにも内容が伴った勝利を収めている。 個人の部分ではミレンコビッチ、アンダーソンとセンターラインに迎え入れた新戦力2人、リーグ得点ランキング上位に付けるベテランFWウッド、攻守に推進力と躍動感がある2列目のエランガ、ギブス=ホワイト、ハドソン=オドイが印象的。さらに、ムリージョとアイナの守備陣2人は強豪クラブの関心を集める躍動ぶりだった。 ★選手 ◆MFエリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新天地で躍動の“ジョーディ・マラドーナ”。クラブOBだった祖父の影響もあり8歳からニューカッスルのアカデミーに在籍したアンダーソンは、2021年にファーストチームデビュー。昨季はトップチームに定着するも、財務違反の処分回避の目的もあって昨夏フォレストへ売却される形となった。 繊細なボールタッチと攻撃センスに優れる天才肌は、新天地でセントラルMFでプレー。ここまでチームトップの5アシストを記録するなど持ち味である攻撃センスを遺憾なく発揮。さらに、トップ下や左サイドでもプレーする攻撃に特長を持つ選手ながらも、新天地では守備面でも奮闘が光る。 昨夏移籍時に総額3500万ポンドの移籍金と報じられており、ある意味で値段に見合った活躍と言えなくもないが、フォレスト躍進の象徴の一人として選出した。 【期待外れ】 ★チーム ◆マンチェスター・ユナイテッド <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 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アーセナルのDFマイルズ・ルイス=スケリーが、自身初のノースロンドン・ダービーを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 15日、プレミアリーグ第21節でアーセナルはホームにトッテナムを迎えた。 ノースロンドン・ダービーとして、互いに負けられない一戦。アーセナルは直近のダービーで連勝と結果を残しており、この試合でも勝利して勢いを保ちたいところだった。 試合は25分にソン・フンミンのゴールでトッテナムが先制。しかし、アーセナルは押し込み続けると40分にオウンゴールで同点とすると、44分にはレアンドロ・トロサールが逆転ゴールを決め、2-1で勝利。ホームでは14年間無敗をキープし、ノースロンドン・ダービーで3連勝を収めた。 ケガ人が続出しているアーセナルにとっては難しい試合になることも予想された中、先発起用されたルイス=スケリー。18歳での出場は、セスク・ファブレガスに続いてクラブ市場2番目の若さでの出場に。87分まで堂々たるプレーを見せ、マン・オブ・ザ・マッチ候補とも言われるパフォーマンスを見せた。 試合後、クラブのインタビューに応じたルイス=スケリーは、これまで見守ってきたノースロンドン・ダービーでプレーできたことに興奮しているとし、しっかりとファンと共に戦い、勝利できたことを喜んだ。 「ありとあらゆる感情が渦巻いている。最高に幸せだ!」 「子供の頃にダービーを観戦していたから、ファンにとってどれだけ意味のあることか分かっている。それがすべてだ。今日それを体験して、笑顔が止まらないよ!」 「この試合はそれ以上の意味がある。準備は同じだけど、ファンと一緒に試合に臨む気持ちが大切なんだ。全力を尽くし、それ以上のことをしなくてはならない」 「チームに貢献できて嬉しいよ。最も重要なことは3ポイントを獲得し、勢いをつけたことだ。自分のプレーに満足している」 先制を許す苦しい展開となったアーセナルだったが、前半終了前の4分間で連続ゴールを奪い逆転。後半は決定機を逸するなどしたが、それでも逃げ切って勝利を収めた。 ルイス=スケリーは我慢の戦いだったと振り返り、ホームのファン・サポーターの力は非常に大きな力になったと語った。 「自分たちの側にない勢いを感じることもあるし、時にはそれが自分たちにあることもある。でも、チームとして団結し、こういう時はお互いに責任を持つことが重要だ」 「僕たちはただ耐え、基本をしっかり守り、コミュニケーションを取り続けることを心がけるしかなかった。最後の瞬間にファンの力が必要だったし、彼らはそうしてくれたので、感謝している」 「僕たちは今、興奮していて、これから先に進む準備ができているので、チームの士気は高い。ミケル、またチャンスを与えてくれてありがとう。本当に感謝している。次へ行こう!」 <span class="paragraph-title">【動画】白熱のノースロンドン・ダービー! アーセナルvsトッテナム</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ZBbDxCm3kik";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.16 19:10 Thu4
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トッテナムは12日、アウェイで行われたFAカップ3回戦でタムワースと対戦し、延長戦の末に3-0で勝利した。 直近のEFLカップ(カラバオカップ)準決勝1stレグで絶好調のリバプールを1-0で破り、2025年初白星を挙げたトッテナム。週明けの15日にアーセナルとのノースロンドン・ダービーを控えるなか、今季のFAカップ初戦ではナショナルリーグ(5部)のタムワースとのアウェイゲームに臨んだ。 ポステコグルー監督は格下との一戦に向けて大幅なターンオーバーも予想されたが、サスペンション明けで休養十分のマディソン、サールが起用され、レギロンやムーアを除いてほぼリーグ戦の主力が起用された。 開始直後には左サイドで馬力のある仕掛けを見せたエノルにいきなり決定的なシュートを打たれるが、GKキンスキーの好守で事なきを得たトッテナム。序盤は慣れない人工芝、出足鋭い相手の戦い方に適応するための時間に。 16分にはマディソンが巧みな切り返しからの左足シュートで最初の決定機を作り出したが、ここから完全に主導権を掌握するまでには至らず。逆に、相手の縦に速い攻撃とトンクスのロングスローに手を焼く。 前半半ばから終盤にかけても8割近いボール支配率を記録するものの、アタッキングサードで攻めあぐねる場面が目立つ。ブレナン・ジョンソンやペドロ・ポロのクロスも人工芝の影響か精度を欠く。38分にはボックス内でのヴェルナーとのパス交換でマディソンに決定機も、ゴール至近距離からのシュートはGK正面を突いた。 格下相手にゴールレスで試合を折り返したトッテナム。後半も同じメンバーで臨むと、立ち上がりにはボックス内のマディソンのシュート、55分にはムーアの深い位置でのクロスからファーでフリーのヴェルナーがヘディングシュートを枠に飛ばすが、いずれも相手守備陣の好守に遭う。 その後、64分にはジョンソンのスルーパスに抜け出したヴェルナーにGKと一対一のビッグチャンスが訪れるも、これをビッグセーブで阻まれて先制点を逃したトッテナム。直後にはムーア、サールを下げてソランケ、ベリヴァルを同時投入。攻撃に変化を加えていく。 エースストライカーの投入で即先制という展開に持ち込みたいところだったが、時間の経過とともに攻撃が停滞。時間だけが過ぎていく。逆に、後半アディショナルタイムには相手のセットプレーからの波状攻撃を浴びてあわや5部相手の敗戦という危機を迎えたが、ここはGKキンスキーの冷静なセーブで凌いだ。 アーセナル戦を控えるなか、最も避けたい延長戦に持ち込まれたスパーズは3枚替えを敢行。マディソン、ドラグシン、ヴェルナーを下げてスペンス、ソン・フンミン、クルゼフスキと主力を投入する形に。 そのソン・フンミンを起点に攻勢を強めると、延長前半の101分にはボックス手前で得たFKの場面でサインプレーからボックス右でポロのパスを受けたジョンソンが折り返すと、ソランケの手前でクリアを試みたDFに当たったボールがゴールネットに吸い込まれた。 幸運な形で辛くも先制に成功したトッテナムはやや士気が落ちた相手に畳みかける。延長後半の立ち上がりに左サイドでサイドチェンジを受けたソン・フンミンがポケットに走り込むクルゼフスキにショートパスを通すと、スウェーデン代表MFが腰の捻りを利かせた左足シュートをゴール右隅に流し込んだ。 さらに、延長後半終了間際にはボックス中央でボールを受けたジョンソンがゴールhぢあり隅へ右足シュートを突き刺し、トドメの3点目とした。最終的には3-0も、5部相手に延長戦まで持ち込まれたトッテナムは4回戦進出を決めるも、ノースロンドン・ダービーへ弾みを付けるには至らなかった。 タムワース 0-3 トッテナム 【トッテナム】 オウンゴール(延前11) デヤン・クルゼフスキ(延後2) ブレナン・ジョンソン(延後13) 2025.01.13 00:12 Mon5
ダービーで痛恨逆転負けのスパーズ、指揮官ポステコグルーは「本当にがっかりした」と前半のパフォーマンス悔やむ
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、痛恨のダービー敗戦を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が会見コメントを伝えている。 トッテナムは15日、エミレーツ・スタジアムで行われたプレミアリーグ第21節でアーセナルと対戦し、1-2の逆転負けを喫した。 引き続き多くの主力を欠く中で臨んだ一戦では前半立ち上がりから防戦一方の展開を強いられたが、25分にセットプレー流れからFWソン・フンミンのゴールで先制に成功した。しかし、物議を醸す形で与えた左CKからFWドミニク・ソランケのオウンゴールで同点に追いつかれると、その4分後には不用意な自陣でのボールロストからFWレアンドロ・トロサールに逆転ゴールを許した。 後半はボールを握って押し込むシーンを作り出したものの、引いたアーセナルの堅守を最後までこじ開けることはできず。ノースロンドン・ダービーで屈辱の3連敗となった。 同試合後、会見に出席したオーストラリア人指揮官は試合を通して自分たちのパフォーマンスを見せられなかったと敗戦を素直に受け入れた。 「特に前半は十分ではなかった。受け身になりすぎて、アーセナルに試合をコントロールさせてしまった。ボールを持っているときも持っていないときも、アーセナルにテンポを支配させてしまい、その代償を払ってしまったことには本当にがっかりした。後半は少しはマシだったが、十分ではなかった」 また、痛恨だった前半終盤の2失点についても言及。1失点目に関してはトロサールの折り返しをDFペドロ・ポロがブロックした後にトロサールに当たってゴールラインを割っており、与えられるはずのないCKからの失点となった。 ポステコグルー監督は判定が誤審だったと考えているが、あくまで敗戦の原因は自分たちにあると大事にする気はない。 「(判定はゴールキックにすべきだったか?)まあ、そうだね。でも審判の話はしたくない。私は自分のチームの責任を取らなければならないし、審判にも彼らの責任を取ってもらいたい。あれはコーナーキックではなかった。でもそれはさておき、我々はこのような大一番の試合で前半に必要なレベルにはまったく達していなかった。自分たちがコントロールできることこそが、我々がまず集中すべきことだと理解しなければならない」 その厳しい敗戦の中でも対戦相手のDFマイルズ・ルイス=スケリーとともに18歳でダービー先発起用となったMFアーチー・グレイ、MFルーカス・ベリヴァルの2選手は奮闘を見せた。 ただ、その2選手のパフォーマンスはポジティブな要素かとの問いに対して指揮官は、「彼らには失望してほしい」とチーム同様に手応えよりも、より大きな責任を負ってほしいと、期待しているゆえに厳しい要求を語った。 「これはクラブの誰にとっても受け入れがたいことだ。リーグ戦でこれほど負け続けるのはよくない。厳しい状況が続いているし、大きな仕事を要求していることはわかっているが、大事な夜に結果を出せないことで、18歳のプレーヤーたちが他の誰よりも苦しんでいることを願っている」 これでリーグ5戦未勝利と泥沼の状況が続くスパーズは、19日にアウェイで行われる一戦でデイビッド・モイーズ率いる新生トフィーズと対戦する。 2025.01.16 11:10 Thuマンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
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赤い悪魔の控えGKバユンドゥルが好守連発で英雄に! 数的不利ユナイテッドがアーセナル撃破で4回戦進出【FAカップ】
FAカップ3回戦のアーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドが12日にエミレーツ・スタジアムで行われ、1-1のスコアで120分の戦いが終了。PK戦を3-5で制したユナイテッドが4回戦進出を決めた。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 直近のEFLカップ(カラバオカップ)準決勝1stレグでニューカッスルにホームで0-2の敗戦を喫し、公式戦2試合未勝利となったアーセナル。週明けの15日にトッテナムとのノースロンドン・ダービーを控えるなか、今季FAカップ初戦では前大会王者とのホームゲームに臨んだ。アルテタ監督はこの強豪対決に向けニューカッスル戦から先発3人を変更。トーマスとトロサール、ライスに代えてジョルジーニョ、メリーノ、ガブリエウ・ジェズスを起用した。 一方、大会連覇を狙うユナイテッドは直近のリーグ戦で絶好調のリバプール相手に2-2のドロー。公式戦連敗を「4」でストップした。マンチェスター・ダービー以来となる6戦ぶりの白星を目指した難敵とのアウェイゲームではリバプール戦から先発2人を変更。GKをアルタイ・バユンドゥル、アマドに代えてガルナチョを起用した。 ユナイテッドはリバプール戦を踏襲する形で相手にボールを持たせながら堅守速攻の入りを見せた。そのため、ホームのアーセナルが相手陣内で押し込んでプレーする状況が続いていく。 18分にはディフェンスラインの背後へ飛び出したマルティネッリが冷静にGKとの一対一を制してゴールネットを揺らすが、ここは惜しくもオフサイドの判定。以降も押し込む状況が続くが、流れの中ではなかなか相手を崩し切れない。さらに、セットプレーの守備に問題を抱える相手に十八番のセットプレーでチャンスを窺うが、これも不発に終わる。 対するユナイテッドは守備面では狙い通りも、攻撃ではなかなか自陣を出られず。ボールの前進に手を焼くなか、ホイルンドへの長いボールも相手に撥ね返される。それでも、幾度かカウンターやセットプレーでシュートシーンを作り出した。 完全に膠着状態に陥った前半終盤にはアーセナルにアクシデント発生。懸命な守備でブルーノ・フェルナンデスと交錯した際に左足を痛めたか、ジェズスが担架でピッチを後に。これでスターリングが右サイドに投入された。 カップ戦特有の手堅い展開となったビッグマッチはゴールレスで後半に突入するも、この後半は立ち上がりから試合が大きく動いた。52分、ハーフウェイライン付近の右サイドで競り合いの中でバランスを崩したDFガブリエウを振り切ったガルナチョがボックス手前まで運び、左で浮いたブルーノへ横パスを供給。これをユナイテッドのキャプテンが見事な右足ダイレクトシュートでゴール右隅へ突き刺した。 リバプール戦同様に敵地で先制に成功したユナイテッドだったが、直後には後半立ち上がりにカードをもらっていたダロトがメリーノへのアフターチャージで2枚目のイエローカードをもらって退場となった。 ビハインドも数的優位を手にしたアーセナルはすぐさま攻勢を強めると、相手の退場から2分後に追いつく。63分、セットプレーの二次攻撃からマルティネッリの左クロスに対して相手のクリアが続けて短くなると、ボックス右でガブリエウが放った左足シュートがDFデ・リフトにディフレクトしてニア下の最高のコースに決まった。 これで俄然勢いづくホームチームは69分にボックス内で仕掛けたハヴァーツがDFマグワイアと交錯。VAR不採用のレギュレーションの中、誤審に近い形ながらもPKを獲得。しかし、キッカーのウーデゴールが右隅を狙ったシュートはGKバユンドゥルの圧巻のセーブに阻まれた。 このPK失敗直後にはメリーノに代えてライスをピッチに送り出すと、そのライスは投入直後に絶妙なゴール前への飛び出しから完璧なヘディングシュートを放ったが、これはPKストップで完全にノッたトルコ代表GKの驚異的なワンハンドセーブに阻まれる。 バユンドゥルのビッグセーブで逆転を回避したものの、守勢は変わらずのユナイテッドは80分に3枚替えを敢行。メイヌー、ガルナチョ、ホイルンドを下げてコリアー、アマド、ザークツィーとフレッシュな選手をピッチに送り出した。この交代で幾度かカウンターを繰り出したが、勝ち越しゴールには繋がらず。 その後、後半終了間際には攻勢のホームチームにハヴァーツ、ライスとボックス内で続けざまの決定機が訪れたが、バユンドゥルに精度を乱されたか、いずれの場面でも仕留め切れず。試合は延長戦に突入した。 消耗戦色濃い延長戦では引き続きアーセナルが攻勢を仕掛け、途中投入のトロサールやジョルジーニョを起点に再三ゴールへ迫っていくが、最後のところで体を張る赤い悪魔のディフェンスラインとGKバユンドゥルの牙城を破れない。 すると、延長後半ではユナイテッドも元気な前線の選手が前がかりな相手を引っくり返すカウンターからザークツィーやアマドが決定的なシーンに顔を出すも、GKラヤの好守に阻まれた。 結局、ユナイテッドの粘りの守備を数的優位のアーセナルが上回ることはできず。決着はPK戦に委ねられた。そのPK戦では互いに1人目のキャプテンがきっちり決めた中、2人目で明暗。先攻ユナイテッドのアマドが決めたのに対して、後攻アーセナルはハヴァーツの右を狙ったシュートがGKバユンドゥルのビッグセーブに阻まれた。その後、両者全員が決めて迎えた5人目でザークツィーが突破を決めるシュートを決め切った。 この結果、バユンドゥルがヒーローとなった激闘を制した王者ユナイテッドが4回戦進出を決めた。初戦敗退のアーセナルは公式戦3試合未勝利でノースロンドン・ダービーに臨むことになった。 アーセナル 1-1(PK:3-5) マンチェスター・ユナイテッド 【アーセナル】 ガブリエウ・マガリャンイス(後18) 【マンチェスター・U】 ブルーノ・フェルナンデス(後7) <span class="paragraph-title">【動画】両者のゴールにトルコ代表GKのPKストップ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">カウンター一閃<br>キャプテン ブルーノ・フェルナンデス<br>右足で見事に仕留めユナイテッドが先制<br><br>FAカップ3回戦 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナル</a> v <a 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人員整理進めたラトクリフ・ユナイテッド…職員給与11%減、ベラダCEOは「順調に推移しているよ」
マンチェスター・ユナイテッドの人件費削減が確認された。イギリス『ミラー』が伝える。 ジム・ラトクリフ氏率いる『INEOS』がフットボール部門を担い始めてからのユナイテッドは、一部高給選手との契約を延長せず、内部の人員整理にも着手したことが知られている。 26日、最新の四半期財務諸表が公表され、従業員給与が「11%」減少したことが明らかに。9月30日まで3カ月間の従業員給与は8020万ポンド(約153.2億円)で、前年同月比で11.2%=1010万ポンド(約19.3億円)の削減となった。 INEOS政権で最高経営責任者(CEO)となったオマル・ベラダ氏は、先日初陣を戦ったルベン・アモリム新監督について語るとともに、コストカットを伴う事業計画にも言及した。 「コスト削減と人員削減。どちらも順調に推移しているよ。キャリントン・トレーニングコンプレックスの改修、オールド・トラッフォードの再開発計画も順調だ。時間をかけてあらゆることを熟考し、来年の選択肢を評価していく」 「アモリムを任命できたことを嬉しく思っている。クラブを国内外のサッカー界のトップに戻せるよう、引き続き尽力する」 2024.11.27 17:25 Wed3
ラトクリフ卿がマンチェスター・Uに約153億円を投下…グレイザー家との合意の最終入金で
ジム・ラトクリフ氏がマンチェスター・ユナイテッドに新たな資本を投下。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝える。 昨年からユナイテッドのフットボール部門全権を担う『INEOS』と、その代表者たるラトクリフ卿。チームの戦績は向上せず、最近は運営を巡って批判的な論調も少なくない。 そんななか、英国政府系の企業登記情報サイトから明らかになったニュースとして、ラトクリフ卿が年明け10日、ユナイテッドに8000万ポンド(約153億3000万円)を投下したという。 ユナイテッドを子会社とするRED FOOTBALL LIMITEDが、新たに1株あたり80万ポンド(約1億5000万円)で100株を発行。 関係者への取材によると、ラトクリフ卿とグレイザー・ファミリーの間で結ばれた契約には、2億3800万ポンド(約456億円)を注入することが含まれていたといい、今回の8000万ポンドは、いわば分割払いの最終入金だそうだ。 なお、24-25シーズンのラトクリフ・ユナイテッドは、すでに3000万ポンド(約57億4000万円)の特別経費を計上。トップチームの監督交代に伴う違約金等々、事業縮小に伴う元クラブ従業員およそ250名への解雇手当だという。 2025.01.15 21:51 Wed4
ラッシュフォード獲得に説得不要も「難しいオペレーション」 かつて共闘したミラン幹部イブラの見解
マンチェスター・ユナイテッドの10番と紐づくミランだが、この話は具体化するのだろうか。 ルベン・アモリム新監督が今季途中からやってきてからというもの、当初こそ出番が巡ってきたものの、今や公式戦6試合で出場なしのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(27)。移籍を匂わせる発言も残し、去就が騒がしくなっている。 近年のユナイテッドではプレーのムラっけから扱いづらい選手になりつつあるが、それに反して、最近の報道では複数クラブの関心話が浮上。その一角と目されるミランに関してはラッシュフォードの実弟である代理人と接触したと報じられる。 そのなか、ミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏が11日に行われたカリアリとのセリエA第20節を前にして、イタリア『スカイ』でラッシュフォードへの関心話に言及。説得不要としつつ、難しい交渉と述べた。 「私自身、彼のことはよく知っている。彼がまだ若いころ、一緒にプレーした。今や大人になり、地位を確立している。あのユナイテッドで素晴らしいことを成し遂げ、今のユナイテッドは彼のクラブだ」 「どうやって彼を説得すればいいか? ミランは世界有数の大きなクラブの1つであり、誰もがここでプレーしたいと思っている。難しいオペレーションだし、彼と話せるかどうかはこれからだ」 新天地がどこになるにしても、移籍形態、そして給与条件がネックとなるとされるが、いかに。 2025.01.12 16:55 Sun5