ウナルのドブレーテでヘタフェが8戦ぶり白星! 岡崎は途中出場も久保出番なしで日本人対決は実現せず《ラ・リーガ》
2021.04.25 22:51 Sun
ラ・リーガ第32節、ウエスカvsヘタフェが25日にエスタディオ・エル・アルコラスで行われ、アウェイのヘタフェが0-2で勝利した。なお、ウエスカのFW岡崎慎司は77分から途中出場。一方、ヘタフェのMF久保建英はベンチ入りも出場機会なしに終わった。
18位のウエスカ(勝ち点27)と、15位のヘタフェ(勝ち点31)による残留争い直接対決。前節、共に久々のスタメン出場を飾るも、アトレティコ・マドリー、バルセロナという強豪相手に見せ場を作れずに敗戦した岡崎と久保はこの試合ではベンチスタートとなった。
互いに慎重な入りを見せた中、中盤での潰し合いが目立つクローズな展開が続く。それでも、時間の経過と共に球際の勝負で優位に立ったアウェイチームが先にゴールをこじ開ける。20分、右サイドでダミアン・スアレスが入れた正確なクロスをハイメ・マタがヘディングシュート。ニア下を捉えたシュートはGKの好守に遭うも、こぼれ球に反応したウナルが冷静に押し込んだ。
堅守速攻スタイルの相手に与えたくない先制点を献上したウエスカは失点以降、リスクを冒して前に出る。右サイドのフェレイロらを起点としたピッチの幅を使った攻めからチャンスを窺うと、ボックス内で最終ラインと駆け引きをするラファ・ミルを狙った際どいクロスから幾度かヘディングシュートでゴールに迫るが、相手の寄せもあってシュートを枠に飛ばすことができず、前半を1点ビハインドで終えることになった。
迎えた後半、1点ビハインドのウエスカはヴァヴロ、セオアネに変えてシオバスとエスクリチェをハーフタイム明けに投入した。
以降もヘタフェペースで試合が進み苦境が続くウエスカは後半半ばを過ぎて積極的に交代カードを切り、77分にはサンドロ・ラミレスに代わって岡崎が投入される。そして、2トップに入った岡崎はラファ・ミルの周囲を精力的に動き回り、攻撃を活性化させようと腐心する。
その後、試合終盤を迎えた完全に逃げ切り態勢に入ったヘタフェは3回の交代機会に4枚の交代カードを切っていったが、殊勲のウナルに代えてセンターバックのチェマ・ロドリゲスを投入するなど守備固めの采配をみせ、久保は出番なしとなった。
結局、試合はこのままヘタフェの2-0でタイムアップを迎え、ウナルのドブレーテの活躍と持ち味の堅守光ったヘタフェが8戦ぶりの勝利を挙げて残留に向けて大きな勝ち点3を手にした。一方、3連敗のウエスカは19位に転落している。
18位のウエスカ(勝ち点27)と、15位のヘタフェ(勝ち点31)による残留争い直接対決。前節、共に久々のスタメン出場を飾るも、アトレティコ・マドリー、バルセロナという強豪相手に見せ場を作れずに敗戦した岡崎と久保はこの試合ではベンチスタートとなった。
互いに慎重な入りを見せた中、中盤での潰し合いが目立つクローズな展開が続く。それでも、時間の経過と共に球際の勝負で優位に立ったアウェイチームが先にゴールをこじ開ける。20分、右サイドでダミアン・スアレスが入れた正確なクロスをハイメ・マタがヘディングシュート。ニア下を捉えたシュートはGKの好守に遭うも、こぼれ球に反応したウナルが冷静に押し込んだ。
迎えた後半、1点ビハインドのウエスカはヴァヴロ、セオアネに変えてシオバスとエスクリチェをハーフタイム明けに投入した。
一方、後半も同じメンバーで臨んだヘタフェは前半同様にファーストチャンスを生かして追加点を奪う。52分、ボックス手前左からカットインしたウナルが豪快に右足を振り抜くと、DFの足の下を抜けたシュートがゴール右下隅の完璧なコースに決まり、ドブレーテを達成した。
以降もヘタフェペースで試合が進み苦境が続くウエスカは後半半ばを過ぎて積極的に交代カードを切り、77分にはサンドロ・ラミレスに代わって岡崎が投入される。そして、2トップに入った岡崎はラファ・ミルの周囲を精力的に動き回り、攻撃を活性化させようと腐心する。
その後、試合終盤を迎えた完全に逃げ切り態勢に入ったヘタフェは3回の交代機会に4枚の交代カードを切っていったが、殊勲のウナルに代えてセンターバックのチェマ・ロドリゲスを投入するなど守備固めの采配をみせ、久保は出番なしとなった。
結局、試合はこのままヘタフェの2-0でタイムアップを迎え、ウナルのドブレーテの活躍と持ち味の堅守光ったヘタフェが8戦ぶりの勝利を挙げて残留に向けて大きな勝ち点3を手にした。一方、3連敗のウエスカは19位に転落している。
ヘタフェの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
ヘタフェの人気記事ランキング
1
「努力は常に報われる」衝撃の一撃でヘタフェの“ヒーロー”になった久保建英、残留を決めるゴールは「本当に幸せ」
ヘタフェの日本代表MF久保建英がクラブのインタビューに応じ、加入後初ゴールや残留について振り返った。 久保は今シーズンのはじめはレアル・マドリーからビジャレアルへとレンタル移籍。大きな飛躍が期待された中、ウナイ・エメリ監督に高く評価されながらも、リーグ戦での出場機会があまり得られず。ラ・リーガでの先発出場はわずか2試合。途中出場を含めても13試合の出場と苦しんだ。 ヨーロッパリーグ(EL)では先発の機会を得ており、ゴールやアシストも記録したが、コンスタントに試合に出られないこともあり冬の移籍市場でヘタフェへと所属先を変更していた。 そのヘタフェでも加入当初は先発出場が続いたものの、チームが結果を残せず。徐々に途中出場や欠場するなどしたが、16日に行われたラ・リーガ第37節ではチームの連敗をストップさせるとともに1部残留を決定させる値千金のゴールを記録していた。 ヘタフェは18日に久保のインタビューを実施。初ゴール、そして残留の興奮が冷めない中でのインタビューとなった。 久保はまずレバンテ戦のゴールを決めた瞬間について「今は徐々に普通の状態に戻ってきていますが、この2日間はとても満足でした。頭がおかしくなるぐらいに。とにかくゴールを入れた後は満足していました」とコメント。また「試合のビデオを見ましたが、チームメートたちがスタンドから下りて来て、みんなが駆けつけてくれて、そういうことが自分を幸せにしてくれます。チームが凄く団結してるということですからね」と語り、チームメイトの反応についても嬉しかったと語った。 終盤に投入された久保のゴールにより、ヘタフェは残留が決定。重要な活躍を見せたが「最終節に自力で決めるっていうのとは、少し違うと思います。それまで残留できるかどうか、ずっと考えていないといけないです。でも今は落ち着いています。今は選手たちも、コーチングスタッフも、僕も満足していて幸せです。それを自分のゴールで達成できたので、本当に幸せです」とコメント。自身のゴールで最終節前に残留を決められたことを素直に喜んだ。 久保の加入後初ゴールは豪快なミドルシュートから生まれたが「最後に人に当たって入っでも、同じ価値があるのでゴールはゴールです。でも、良いゴールでしたね。このクラブで一番、スペインでプレーしている中で一番良いゴールでした。そのことも、努力は常に報われるってことを自分に思い出させてくれます」と語り、自分でも評価できるゴールだったと振り返った。 ゴール後、久保はいつも以上に喜びを露わにしベンチまで全速力で走ったが「ベンチにいる人たちと祝うことです。なるべく皆の側に行ってですね。それから、ユニフォームも脱ぐことを思いつきました。それだけです」と、ゴール後はみんなと祝うことだけを考えていたとした。 ルール上、ユニフォームを脱いだことでイエローカードを受けたが主審に対しては「そうそう、彼にはお礼を言いました。カードを出してくれたことや諸々です。カードをもらうことはわかっていましたが、やりたかったんです」とし、イエローカードをもらってでもユニフォームを脱いで喜びを表現したかったと語った。 ゴール後の反響も大きかった久保。多くのメッセージが届いたといい「沢山の人が電話してきましたし、メッセージももらいましたし、とっても嬉しかったです。応援の言葉だったり、お祝いの言葉だったり、僕のゴール、チームの残留決定についてです。人々が僕に向けてくれる温かい心にはとても感謝しています」と励みになっているとした。 <span class="paragraph-title">【動画】救世主・久保建英が初ゴールで残留を手繰り寄せる(3:40〜)</span> <span data-other-div="movie"></span> <script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=t0g5e4ipzjd21nrumw07jizja" async></script> 2021.05.21 11:45 Fri2
元モロッコ代表MFバラダ氏が35歳で急逝…ロンドン五輪ではU-23日本代表とも対戦
かつてヘタフェやマルセイユでプレーした元モロッコ代表MFのアベラジズ・バラダ氏(35)が急逝した。 フランス『Le360 Sport』によると、バラダ氏は24日にフランスで死亡が確認されたという。現時点で死因は不明となっているが、心臓発作が原因である可能性があるという。 フランスのプロヴァン生まれでパリ・サンジェルマンの下部組織出身のバラダは、2010年にスペインのヘタフェへ完全移籍。同クラブに在籍した2シーズンでは、リーグ戦64試合に出場。その後、2013年夏にUAEリーグのアル・ジャジーラに加入し、2014年から2年間はマルセイユでもプレー。 以降はUAEのアル・ナスルSCやトルコのアンタルヤスポルなどを渡り歩いた後、フランス4部のルシアノス・サン=モールで2021年に現役を引退した。 また、フランスとモロッコの二重国籍を持つセントラルMFは、最終的に両親の母国であるモロッコ代表でのプレーを選択。2012年のロンドン五輪ではU-23モロッコ代表の一員として、グループリーグでU-23日本代表とも対戦。2012年にデビューを飾ったA代表では通算26試合に出場していた。 2024.10.25 06:00 Fri3
C・パレスが“リーガ最高の1人”ヘタフェGKグアイタを3年契約で獲得!
▽クリスタル・パレスは6月8日、ヘタフェからスペイン人GKビセンテ・グアイタ(31)を獲得したことを発表した。契約期間は7月1日からの3年間となっている。 ▽日本代表MF柴崎岳の所属するヘタフェの正守護神であるグアイタは、2014年夏にフリートランスファーでバレンシアから加入。今シーズンはリーガエスパニョーラ34試合に出場すると、チームの総失点をアトレティコ・マドリー、バルセロナに続きリーガ3位となる33失点に抑え、躍進に大きく貢献していた。 ▽今年の夏でヘタフェとの契約が切れるグアイタの獲得に関してはワトフォードが興味を示していたことも報じられていたが、争奪戦はクリスタル・パレスが制したようだ。クリスタル・パレスのチェアマンを務めるスティーブ・パリッシュ氏は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントした。 「リーガのベストゴールキーパーの1人と契約できて、私たちは大いに喜んでいるし、争奪戦を制すことができて満足だ。ビセンテ(・グアイタ)がプレシーズントレーニングから参加し、プレミアリーグでの挑戦を助けてくれることを楽しみにしている」 2018.06.08 20:10 Fri4
ヘタフェがパルメイラスから大型FWデイベルソンを獲得! 過去にラ・リーガでも活躍
ヘタフェは21日、パルメイラスからブラジル人FWデイベルソン(28)を買い取りオプション付きの今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 なお、スペイン『マルカ』が伝えるところによれば、買い取りオプションの金額は550万ユーロ(約6億7000万円)となり、ヘタフェがヨーロッパの出場権獲得に加え、同選手のプレータイムやゴール数に応じて最大300万ユーロ(約3億6000万円)の追加ボーナスが発生するようだ。 母国グレミオ・マンガラチベンセでプロキャリアをスタートした187cmの大型ストライカーのデイベルソンは、ベレネンセスやケルンを経て2015年にレバンテに完全移籍。ラ・リーガデビューシーズンとなった2015-16シーズンに33試合9ゴールの活躍を見せると、翌年はレンタル先のアラベスで32試合7ゴールの数字を残した。 そして、2017年には母国の名門・パルメイラスに加入すると、加入1年目にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAで26試合9ゴールを挙げて同クラブの優勝に貢献。昨シーズンは公式戦31試合で7ゴールを決めていた。 2020.01.21 20:00 Tue5
