遠藤航フル出場のシュツットガルトが厳しい3連敗…快勝ヴォルフスブルクがCL出場権獲得に大きな前進《ブンデスリーガ》
2021.04.22 05:45 Thu
ブンデスリーガ第30節、シュツットガルトvsヴォルフスブルクが21日にメルセデス・ベンツ・アレーナで行われ、アウェイのヴォルフスブルクが1-3で勝利した。なお、シュツットガルトのMF遠藤航は先発フル出場した。
ヨーロッパリーグ(EL)出場権を争う10位のシュツットガルト(勝ち点39)が、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う3位のヴォルフスブルク(勝ち点54)をホームで迎え撃った一戦。
前節、ウニオン・ベルリンに競り負けて連敗中のシュツットガルトは、3戦ぶりの白星を目指す中で遠藤を引き続きスタメンで起用した。
共に連敗ストップを目指す両者の一戦は立ち上がりからオープンな展開となる。まずは開始9分、シュツットガルトがフェルスターの完璧なスルーパスに抜け出したカライジッチにボックス左でシュートチャンスも、やや置きにいった力強さを欠くシュートはGKカスティールスのセーブに遭う。直後の12分にはボックス右で仕掛けたブレカロが深い切り返しでDFを外して左足のシュートを放つが、ここはGKコベルの好守に遭う。
互いに一度ずつ決定機を作り合った中で13分にはボックス手前でクリアボールに反応したシュラーガーが抑えの利いたミドルシュートをゴール右下隅に突き刺し、2度目の決定機をモノにしたヴォルフスブルクが先手を奪った。
一方、守護神のビッグセーブでピンチを凌いだヴォルフスブルクは直後の29分に右サイドのブレカロが入れた正確なクロスをゴール前に飛び込んだヴェグホルストがダイビングヘッドで合わせ、今季のリーグ戦20点目とした。
まずい試合運びで2点のビハインドを追うことになったシュツットガルトは後半に入って攻勢を強めていく。60分にはマッシモの右クロスに反応したファーサイドの遠藤に決定機も、ヘディングシュートを決め切ることができない。
すると、65分には最終ラインのミスからブレカロにボックス内までボールを運ばれて最後はマイナスの落としをゲルハルトに見事な右足のミドルシュートで決められ、痛恨の3失点目を喫することになった。
その後、逃げ切り態勢に入ったアウェイチームを押し込む形となったシュツットガルトは80分にマッシモのシュートが相手DFにディフレクトしてゴール右隅に向かうが、これは惜しくも右ポストを叩く。
何とか一矢報いたいホームチームは試合終了間際にカストロのミドルシュートが相手DFにディフレクトする形の幸運なゴールで1点を返すも、試合はこのままタイムアップ。ホームで痛恨の3連敗となったシュツットガルトは逆転でのEL出場権獲得が風前の灯となった。一方、快勝のヴォルフスブルクはCL出場権獲得に向けて大きな勝ち点3を手にしている。
ヨーロッパリーグ(EL)出場権を争う10位のシュツットガルト(勝ち点39)が、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う3位のヴォルフスブルク(勝ち点54)をホームで迎え撃った一戦。
前節、ウニオン・ベルリンに競り負けて連敗中のシュツットガルトは、3戦ぶりの白星を目指す中で遠藤を引き続きスタメンで起用した。
互いに一度ずつ決定機を作り合った中で13分にはボックス手前でクリアボールに反応したシュラーガーが抑えの利いたミドルシュートをゴール右下隅に突き刺し、2度目の決定機をモノにしたヴォルフスブルクが先手を奪った。
早い時間帯に追いつきたいシュツットガルトは前半半ば過ぎに絶好の同点機が訪れる。24分、ボックス内で相手DFブルックスが腕でボールを処理したとしてVARのレビューの結果、PKを獲得する。だが、キッカーのフェルスターのシュートはGKカスティールスのビッグセーブに阻まれる。さらに、跳ね返りを蹴り込みにかかるが、今度は大きく枠の上に外してしまった。
一方、守護神のビッグセーブでピンチを凌いだヴォルフスブルクは直後の29分に右サイドのブレカロが入れた正確なクロスをゴール前に飛び込んだヴェグホルストがダイビングヘッドで合わせ、今季のリーグ戦20点目とした。
まずい試合運びで2点のビハインドを追うことになったシュツットガルトは後半に入って攻勢を強めていく。60分にはマッシモの右クロスに反応したファーサイドの遠藤に決定機も、ヘディングシュートを決め切ることができない。
すると、65分には最終ラインのミスからブレカロにボックス内までボールを運ばれて最後はマイナスの落としをゲルハルトに見事な右足のミドルシュートで決められ、痛恨の3失点目を喫することになった。
その後、逃げ切り態勢に入ったアウェイチームを押し込む形となったシュツットガルトは80分にマッシモのシュートが相手DFにディフレクトしてゴール右隅に向かうが、これは惜しくも右ポストを叩く。
何とか一矢報いたいホームチームは試合終了間際にカストロのミドルシュートが相手DFにディフレクトする形の幸運なゴールで1点を返すも、試合はこのままタイムアップ。ホームで痛恨の3連敗となったシュツットガルトは逆転でのEL出場権獲得が風前の灯となった。一方、快勝のヴォルフスブルクはCL出場権獲得に向けて大きな勝ち点3を手にしている。
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