「スポークスパーソンではない」バルサで最初にESL構想について語ったクーマン監督、ペップに同調しUEFAにも苦言
2021.04.21 22:10 Wed
バルセロナのロナルド・クーマン監督が、クラブが参戦を表明しているヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)について言及した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。
各方面からの強い反発、そしてファン・サポーターとの間にかつてない溝を生んでしまったESL構想。その結果、20日にはプレミアリーグの6クラブが撤退を表明。さらに、21日にはアトレティコ・マドリー、インテル、ミランが撤退。ユベントスは、撤退こそ表明しないものの、計画が破綻してしまったことを発表していた。
そんな中、クラブとしての姿勢をまだ示していないバルセロナ。22日に行われるラ・リーガ第31節のヘタフェ戦に向けた記者会見に出席したクーマン監督は、この件が表明されてから初めて公の場に。ESLについて問われることとなった。
クーマン監督は今回の件について、会長から話は聞いているとしながらも、多くを語るべき状況ではないと語った。
「色々なことが起こり、多くのチームが去っていったが、私が望むことはクラブにとってベストなことだ」
また、自身がこの件を説明する役割ではないとし、ジョアン・ラポルタ会長に聞くべきだと語った。
「私はスポークスパーソンではない。それは会長だ。私の仕事は試合の準備をすることだ」
「このトピックには、非常に多くの動きがあり、どのように終わりを迎えるのかを待たなければならない」
「私は驚かない。クラブのために最高のものを望んでいる。これについて話すべき人が居るとすれば、明らかに会長だ」
そもそも、多くのことは聞いていないとし、「私が聞いた唯一のことは、会長が私に電話をし、説明したということだ。彼が選手たちに何を言ったかはわからないが、明日の試合にしか興味はない」とし、この問題よりも試合に集中したいと語った。
それでも、「ピケのツイートに同意する」と語り、ジェラール・ピケがツイッターでつぶやいた「フットボールは、ファンのもの。今日はこれまで以上に」ということに同意するとした。
また、自身の母国でもあるオランダのエールディビジとベルギーのジュピラー・プロ・リーグが合併し「BeNeLiga」になるという話も浮上しているが、その件にも触れつつ、改革する必要はあってもやってはいけないことがあるとした。
「オランダとベルギーでは、リーグの統合について話し合っており、クラブの会長が将来について考えるのは普通だが、サッカーでは変えてはならないことがある」
さらに、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督の見解に同意し、とにかく試合が多いということの問題を解決すべきだとした。
「試合の数が非常に多いというグアルディオラの発言に同意する。誰もがスーパーリーグについて話し、チャンピオンズリーグとUEFAは全てについて話すが、彼らはクラブ、監督、選手の話を聞いてはいない」
「最も重要なことは彼らのためのお金だ。スペインでもたくさんの試合があり、明日のように午後10時にプレーする試合の時間は、サッカーには最適ではない。まず第一に、サッカー選手を守らなければいけない」
PR
18日、ヨーロッパの12のクラブが欧州サッカー連盟(UEFA)のチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)に対抗するものとしてESLを構想。これが大きな話題を呼んでいた。そんな中、クラブとしての姿勢をまだ示していないバルセロナ。22日に行われるラ・リーガ第31節のヘタフェ戦に向けた記者会見に出席したクーマン監督は、この件が表明されてから初めて公の場に。ESLについて問われることとなった。
クーマン監督は今回の件について、会長から話は聞いているとしながらも、多くを語るべき状況ではないと語った。
「昨日、スーパーリーグについて会長と話をした。彼は私にクラブの立場を説明してくれたが、これだけの動きがあった後では、意見を言わない方が良いだろう」
「色々なことが起こり、多くのチームが去っていったが、私が望むことはクラブにとってベストなことだ」
また、自身がこの件を説明する役割ではないとし、ジョアン・ラポルタ会長に聞くべきだと語った。
「私はスポークスパーソンではない。それは会長だ。私の仕事は試合の準備をすることだ」
「このトピックには、非常に多くの動きがあり、どのように終わりを迎えるのかを待たなければならない」
「私は驚かない。クラブのために最高のものを望んでいる。これについて話すべき人が居るとすれば、明らかに会長だ」
そもそも、多くのことは聞いていないとし、「私が聞いた唯一のことは、会長が私に電話をし、説明したということだ。彼が選手たちに何を言ったかはわからないが、明日の試合にしか興味はない」とし、この問題よりも試合に集中したいと語った。
それでも、「ピケのツイートに同意する」と語り、ジェラール・ピケがツイッターでつぶやいた「フットボールは、ファンのもの。今日はこれまで以上に」ということに同意するとした。
また、自身の母国でもあるオランダのエールディビジとベルギーのジュピラー・プロ・リーグが合併し「BeNeLiga」になるという話も浮上しているが、その件にも触れつつ、改革する必要はあってもやってはいけないことがあるとした。
「オランダとベルギーでは、リーグの統合について話し合っており、クラブの会長が将来について考えるのは普通だが、サッカーでは変えてはならないことがある」
さらに、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督の見解に同意し、とにかく試合が多いということの問題を解決すべきだとした。
「試合の数が非常に多いというグアルディオラの発言に同意する。誰もがスーパーリーグについて話し、チャンピオンズリーグとUEFAは全てについて話すが、彼らはクラブ、監督、選手の話を聞いてはいない」
「最も重要なことは彼らのためのお金だ。スペインでもたくさんの試合があり、明日のように午後10時にプレーする試合の時間は、サッカーには最適ではない。まず第一に、サッカー選手を守らなければいけない」
PR
1
2
|
関連ニュース