オーバメヤンが第2のエジルになる可能性を指摘するキャラガー「投資した金額に見合っていない」
2021.04.06 17:48 Tue
リバプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏が、アーセナルのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの状態を危惧した。イギリス『ミラー』が伝えている。
「彼はスーパースターだよ。だが、今シーズンの彼のパフォーマンスは何と言うか、時に怠惰に感じられる」
「彼は過去に得点王を獲得したほどの選手だが、今はゴールを決めなければチームに何ももたらさない選手になっている。これは大きな問題だろう。先週のウェストハム戦だけでなく、今シーズンに入ってから4、5回は彼を見て『君にはより多くが必要だ』と思っていた。そして、それは土曜日(リバプール戦)にも見られたことだ」
「ウェストハム戦の彼は今シーズン私が見た中で最悪のパフォーマンスと言っても良かった。得点シーンでラカゼットと一緒に祝っている姿が、今シーズンの彼の中で最もエネルギッシュだったように思う」
また、キャラガー氏はオーバメヤンがチーム屈指の高給を受け取りながら構想外となり、今年1月にチームを去ったMFメスト・エジルと同じ道を辿る可能性に言及。クラブやアルテタ監督もそれを恐れているはずだと語っている。
「アーセナルやミケル・アルテタは、オーバメヤンがメスト・エジルのような状況になるのではと心配しているようだ。大きな契約が正当化されないような事態になることをね」
「今、オーバメヤンが生み出しているものは十分とは言えないだろう。彼が優れた選手であることを考え、アーセナルが彼に投資した金額を考えると、とても十分ではない」
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オーバメヤンは2018年1月にアーセナルに加入して以来、公式戦141試合出場84ゴール16アシストを記録。エースとしてチームを牽引するだけでなく、昨シーズンからはチームのキャプテンも務めている。しかし、今シーズンはプレミアリーグ25試合9ゴールと物足りない成績に。また、第28節に行われたトッテナムとのノースロンドン・ダービーでは規律違反によってチームから外されるなど、ピッチ内外で問題を抱えている。こうした状況を受け、イギリス『スカイ・スポーツ』に出演していたキャラガー氏も、今シーズンのオーバメヤンの低調ぶりを批判した。「彼は過去に得点王を獲得したほどの選手だが、今はゴールを決めなければチームに何ももたらさない選手になっている。これは大きな問題だろう。先週のウェストハム戦だけでなく、今シーズンに入ってから4、5回は彼を見て『君にはより多くが必要だ』と思っていた。そして、それは土曜日(リバプール戦)にも見られたことだ」
「ノースロンドン・ダービーで遅刻した彼に対して、監督はメンバーから外すという大きな決断をした。そしてそれが功を奏したと思う。私はオーバメヤンの反応に期待したが、その後ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)でも、いくつかのチャンスを逃していた。彼は欧州カップ戦でもベストな状態を発揮していない」
「ウェストハム戦の彼は今シーズン私が見た中で最悪のパフォーマンスと言っても良かった。得点シーンでラカゼットと一緒に祝っている姿が、今シーズンの彼の中で最もエネルギッシュだったように思う」
また、キャラガー氏はオーバメヤンがチーム屈指の高給を受け取りながら構想外となり、今年1月にチームを去ったMFメスト・エジルと同じ道を辿る可能性に言及。クラブやアルテタ監督もそれを恐れているはずだと語っている。
「アーセナルやミケル・アルテタは、オーバメヤンがメスト・エジルのような状況になるのではと心配しているようだ。大きな契約が正当化されないような事態になることをね」
「今、オーバメヤンが生み出しているものは十分とは言えないだろう。彼が優れた選手であることを考え、アーセナルが彼に投資した金額を考えると、とても十分ではない」
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「エリオットや遠藤航は信頼されていない」疲労もありやや失速気味のリバプール…OBからは「同じメンバーを先発起用する」指揮官の傾向を心配する声も
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リバプールの日本代表MF遠藤航がクローザーとして評価されている。 27日、プレミアリーグ第34節でリバプールはトッテナムをホームに迎えた。 この試合で勝利すれば優勝が確定するリバプール。ホームに不調のトッテナムを迎えた中、12分にドミニク・ソランケに恩返しゴールを許して先制される。 しかし、16分にルイス・ディアスのゴールで追いつくと、24分にはアレクシス・マク・アリスターのゴールで逆転。さらにコーディ・ガクポが続いて、前半のうちに2点リードとする。 後半に入ってもモハメド・サラー、オウンゴールで追加点。終わってみれば5-1で快勝を収め、5シーズンぶり20度目のリーグ優勝を成し遂げた。 遠藤は76分から途中出場。すぐさまハードな守備を見せるなど、この試合でもリードがある状況でクローザーとしての働きをしっかりと見せて勝利に貢献。南野拓実に続いてリバプールで2人目のプレミア優勝経験者となった。 <h3>◆イギリス『This is Anfield』/ 7点(10点満点)</h3> 「右サイドバックとして出場した」 <h3>◆イギリス『リバプール・エコー』/ 6点(10点満点)</h3> 「ピッチに入ってから5秒以内にファウルを犯した。まさに教科書通り」 <h3>◆イギリス『エクスプレス』/ 6点(10点満点)</h3> 「アレクサンダー=アーノルドに代わって出場し、活躍を見せた」 <span class="paragraph-title">【動画】クローザー遠藤航も登板、リバプールが5年ぶり優勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="yw9w5joB9K4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.28 14:20 Mon4
【プレミアリーグ第34節プレビュー】引き分け以上で優勝決定リバプールはアンフィールドでスパーズ戦!
先週末に行われた第33節はリバプール、アーセナルの上位2チームが揃って勝利。レッズの優勝は持ち越しに。一方でリバプールに敗れた19位レスター・シティの1年でのチャンピオンシップ降格が決定した。 FAカップ準決勝開催に伴い、変則日程での開催となる第34節。ミッドウィークにはマンチェスター・シティvsアストン・ビラ、アーセナルvsクリスタル・パレスが前倒しで行われ、同じくFAカップ参戦組のノッティンガム・フォレストはブレントフォードとのホームゲームを来週ミッドウィークに後ろ倒しで戦う。 上位対決となったマンチェスター・シティvsアストン・ビラは、1-1のイーブンで迎えた後半アディショナルタイムにMFマテウス・ヌネスの劇的勝ち越しゴールが生まれてシティが勝利。熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにおいて大きな勝ち点3を奪取。一方、敗れればリバプールの優勝が決まっていた2位のアーセナルのホームゲームではアルテタのチームが2度のリードを守り切れず、2-2のドロー。屈辱を回避したものの、首位チームの優勝をより決定的なモノにしてしまった。 そんななか、今週末に行われる第34節では引き分け以上で5シーズンぶりのリーグ制覇が決定するリバプールと16位のトッテナムの一戦が最注目カードとなる。 リバプールは前節、敵地で下位のレスターに苦戦を強いられたが、途中出場となったDFアレクサンダー=アーノルドの復帰後初ゴールを守り抜いて1-0の勝利。フォクシーズを2部へ送るとともに悲願のリーグ制覇に王手をかけた。カップ戦では望む結果とはならなかったが、今回のホームゲームを勝利で飾り、スロット体制1年目での偉業達成をアンフィールドに集うKOPとともに祝いたい。現時点で主力に目立った離脱者はおらず、FWサラー、DFファン・ダイクらベストメンバーがピッチに立つはずだ。また、クローザー役のMF遠藤航にはぜひともピッチの上で歓喜の瞬間を迎えてほしい。 対戦相手となるスパーズは、週明けに控えるヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグのボデ/グリムト戦が最優先事項。そのため、コンディションに不安があるFWソン・フンミンを遠征メンバー外とし、その他の一部主力の温存も想定される。ただ、降格の心配はないもののリーグ連敗中ということもあり、目の前での優勝阻止とともに不甲斐ないゲームは見せられない。メンバーを入れ替えても、しっかりとファイティングポーズを取りたい。 5位ニューカッスルvs18位イプスウィッチ・タウンは熾烈極めるトップ5争いと残り1枠の残留争いを左右する一戦に。 ニューカッスルは前節、アストン・ビラとの好調同士の上位対決でまさかの1-4の惨敗。依然としてCL出場圏内を維持しているが、勝ち点57で並ぶ6位チェルシーと7位アストン・ビラとの勝ち点差はわずかに2ポイント。今節はリバウンドメンタリティを示し、必ずや勝ち点3を積み上げたい。 一方、アーセナルに0-4の惨敗を喫したイプスウィッチは17位ウェストハムとの勝ち点差が「15」に広がり、得失点差も「20」。事実上の降格が決定。今節の結果次第で正式に降格が決定するが、難敵相手のアウェイゲームで何とか最後まであがきたい。 週明けにカンファレンスリーグ(ECL)の準決勝1stレグ、ユールゴーデン戦を控えるチェルシーだが、逆転でのトップ5フィニッシュへ向けて13位のエバートンをホームで迎え撃つ一戦では勝ち点3奪取へ全力を注ぐ必要がある。前節はフルアム相手に大苦戦を強いられたが、FWジョージのプレミア初ゴールにFWペドロ・ネトのゴールによって劇的な2-1の勝利を収めた。今節は手堅いトフィーズ相手に攻撃面が重要となるが、フルアム戦のヒーロー2人に加えてパーマーとジャクソンの両エースの奮起に期待したい。 MF三笘薫を擁する10位のブライトンは下位ウェストハム相手に6戦ぶりの勝利を目指す。前節はFWジョアン・ペドロの一発退場やDFファン・ヘッケの負傷交代など多くのアクシデントに見舞われたなか、ブレントフォードに2-4の敗戦。それでも、途中出場となった三笘は今季8ゴール目を挙げるなど存在感を示した。引き続きチームはスクランブルの体制での戦いを強いられるだけに、2戦連発が懸かる日本人エースやFWウェルベックら攻撃陣の活躍が勝利のカギを握る。 スパーズ同様に週明けにELアスレティック・ビルバオ戦を控える14位のマンチェスター・ユナイテッドは0-1で敗れたウォルバーハンプトン戦に続いてターンオーバーの可能性が濃厚だ。ただ、リーグ戦は1分け3敗の4戦未勝利で、対戦相手は8位ボーンマスという難敵。不甲斐ない戦いを見せれば、アスレティック戦にもネガティブな影響を与えるだけに控え選手たちの奮起が求められるところだ。 その他では6連勝が懸かる15位ウルブス、DF菅原由勢を擁する最下位のサウサンプトンの戦いにも注目したい。 《プレミアリーグ第34節》 ▽4/22(火) マンチェスター・シティ 2-1 アストン・ビラ ▽4/23(水) アーセナル 2-2 クリスタル・パレス ▽4/26(土) 《20:30》 チェルシー vs エバートン 《23:00》 ブライトン vs ウェストハム ニューカッスル vs イプスウィッチ サウサンプトン vs フルアム ウォルバーハンプトン vs レスター・シティ ▽4/27(日) 《22:00》 ボーンマス vs マンチェスター・ユナイテッド 《24:30》 リバプール vs トッテナム ▽5/1(木) 《27:30》 ノッティンガム・フォレスト vs ブレントフォード 2025.04.26 17:13 Sat5