トップ下として存在感増すMF鎌田大地、自分も目指すところは「使うだけじゃなく、使われる選手になること」
2021.03.29 14:15 Mon
日本代表は29日、30日に控えるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル代表戦に向けて合宿4日目を迎えた。
モンゴルは引いて守ってくることが予想されるが「スペースなくてもみんな狭くて近い距離でプレーできる選手ばかりなので、自分自身はあまり心配していません」とコメント。スペースがないことは問題ないと語った。
韓国戦では左サイドに入ったFW南野拓実(サウサンプトン)とトップ下2枚の形
になるシーンもあった。これはフランクフルトでもやっている形だが、鎌田は「僕自身は2シャドー自体はやりやすいと思っているので、そうなればプラスになることも多いです」と2枚はやりやすいとコメント。「1枚のトップ下でやっていたとしてもヨーロッパのチームと違って日本の選手は縦に早いというよりも中に絞って良い距離感でプレーするというのが特徴だと思うので、今は1枚でやるのも2枚でやるのも、両方に良さがあって、どっちが良いとかはないです」と語り、どちらであっても問題は特にないと語った。
ここに来て日本代表での存在感も高まっている鎌田。自身のポジションについては「トップ下の選手が絶対的な点を取らないといけない選手だとは思わないですし、どこのポジションでも前の選手は得点を入れたいでしょうし、僕もトップ下であることで一番合っているポジションでできているので、もちろん良いプレーをしないといけないですし、ゴールやアシストは出続けるためには重要なので狙います」と語り、トップ下のポジションを守るためにも結果を残したいと意気込みを語った。
ただ「自分が絶対という感じにはならないと思うし、チャンスならパスをするし、自分というよりチームが勝てるように、チームのためにやるということが一番大事だと思うので、トップ下じゃなくてもどこでプレーしても自分のできることは今まで通り最大限チームのためにやるし、そんなにそこまでの気負いはないです」と語り、自身が数字を残すこと以上に、チームとして結果を残せる方法を考えたいと語った。
来年にはW杯も行われるが「もちろんW杯も小さいからのもう1つの大きな目標だったので、W杯は行くだけじゃなくて主力として出たいと思っていたので、そこは昔から揺るがないところですし、出るからには今のチームの目標であるそういったところを目指さないといかないと思います」とコメント。「そこを目指すために、僕自身が良いクラブでやって、ポジションを取って、スタメンで出続けることが重要だと思います」と語り、自分のステップアップがW杯で日本代表の力になれればと語った。
その鎌田が目指すトップ下像については「自分の特徴はうまく回りの選手を使えて、うまく使われる側にもなれるというのが将来的な特徴になってくると思います」とコメント。「トップ下や僕のプレースタイルの選手はあまり走らなかったり、攻撃の部分だけだったり、それは僕が昔よく言われていたことなんですが、そういった選手が多いと思います」とトップ下のイメージを語ったが「僕自身はもう1つ下のポジションをしたいと思っているので、自分が将来的に上のクラブでやるために必要なことにトライしていて、守備も必要だし、よく走ることも必要だし、現代フットボールでは中盤の選手が全てできないといけない。攻撃、守備、走ることが必要なのでトライしています」と、自身のステップアップのために必要なことを理解し、トライしていると語った。
また「今は所属チームでは周りの選手を使うことが多いですが、上のチームに行けば使うだけじゃなく、使われる選手になることも必要で、動き出しの部分はできると思うので、将来は自分のストロングポイントになると思っています」と語り、「逆に他のトップ下の選手としてゴールを多く取れるタイプの選手ではないと思うので、うまく周りの選手が生きるように組み立てから加わって、ラストパスもできて得点もできるというのが他の選手とちょっと違うかなと。そこまでゴールにこだわりすぎていないところが違うポイントかなと思います」と語り、自分なりのトップ下像を目指していると語った。
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26日に韓国代表との国際親善試合で3-0と快勝した日本。ここまで4試合を戦い4連勝、13得点無失点の成績を残すW杯予選に臨むこととなる。トレーニング前にオンライン取材に応じたMF鎌田大地(フランクフルト)はモンゴル戦について「日本が常にボールを支配してプレーすることができると思うので、前の選手ができるだけ早く1点を取ることで試合自体も楽になると思います」とコメント。「前の選手がしっかり早い時間に決めることが大事だと思います」と語り、先取点を早い時間帯に奪うことが重要だと語った。韓国戦では左サイドに入ったFW南野拓実(サウサンプトン)とトップ下2枚の形
になるシーンもあった。これはフランクフルトでもやっている形だが、鎌田は「僕自身は2シャドー自体はやりやすいと思っているので、そうなればプラスになることも多いです」と2枚はやりやすいとコメント。「1枚のトップ下でやっていたとしてもヨーロッパのチームと違って日本の選手は縦に早いというよりも中に絞って良い距離感でプレーするというのが特徴だと思うので、今は1枚でやるのも2枚でやるのも、両方に良さがあって、どっちが良いとかはないです」と語り、どちらであっても問題は特にないと語った。
また「日本のスタイルも上手くボールを保持しながらプレーできているし、ボランチの選手も簡単にボールを預けてくれますし、フランクフルトで1枚でやるよりも代表の方がやりやすいです」と語り、日本代表でのプレーにも自信を示した。
ここに来て日本代表での存在感も高まっている鎌田。自身のポジションについては「トップ下の選手が絶対的な点を取らないといけない選手だとは思わないですし、どこのポジションでも前の選手は得点を入れたいでしょうし、僕もトップ下であることで一番合っているポジションでできているので、もちろん良いプレーをしないといけないですし、ゴールやアシストは出続けるためには重要なので狙います」と語り、トップ下のポジションを守るためにも結果を残したいと意気込みを語った。
ただ「自分が絶対という感じにはならないと思うし、チャンスならパスをするし、自分というよりチームが勝てるように、チームのためにやるということが一番大事だと思うので、トップ下じゃなくてもどこでプレーしても自分のできることは今まで通り最大限チームのためにやるし、そんなにそこまでの気負いはないです」と語り、自身が数字を残すこと以上に、チームとして結果を残せる方法を考えたいと語った。
来年にはW杯も行われるが「もちろんW杯も小さいからのもう1つの大きな目標だったので、W杯は行くだけじゃなくて主力として出たいと思っていたので、そこは昔から揺るがないところですし、出るからには今のチームの目標であるそういったところを目指さないといかないと思います」とコメント。「そこを目指すために、僕自身が良いクラブでやって、ポジションを取って、スタメンで出続けることが重要だと思います」と語り、自分のステップアップがW杯で日本代表の力になれればと語った。
その鎌田が目指すトップ下像については「自分の特徴はうまく回りの選手を使えて、うまく使われる側にもなれるというのが将来的な特徴になってくると思います」とコメント。「トップ下や僕のプレースタイルの選手はあまり走らなかったり、攻撃の部分だけだったり、それは僕が昔よく言われていたことなんですが、そういった選手が多いと思います」とトップ下のイメージを語ったが「僕自身はもう1つ下のポジションをしたいと思っているので、自分が将来的に上のクラブでやるために必要なことにトライしていて、守備も必要だし、よく走ることも必要だし、現代フットボールでは中盤の選手が全てできないといけない。攻撃、守備、走ることが必要なのでトライしています」と、自身のステップアップのために必要なことを理解し、トライしていると語った。
また「今は所属チームでは周りの選手を使うことが多いですが、上のチームに行けば使うだけじゃなく、使われる選手になることも必要で、動き出しの部分はできると思うので、将来は自分のストロングポイントになると思っています」と語り、「逆に他のトップ下の選手としてゴールを多く取れるタイプの選手ではないと思うので、うまく周りの選手が生きるように組み立てから加わって、ラストパスもできて得点もできるというのが他の選手とちょっと違うかなと。そこまでゴールにこだわりすぎていないところが違うポイントかなと思います」と語り、自分なりのトップ下像を目指していると語った。
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鎌田大地フル出場のパレスが好調マテタの2ゴールでハマーズ撃破! 今季初のリーグ2連勝に【プレミアリーグ】
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「全ての監督が日本人を指導すべき」守田英正に感銘を受けたスポルティング監督が絶賛「良いことしか言えない」
スポルティングCPのルベン・アモリム監督が、日本代表MF守田英正を絶賛した。ポルトガル『A Bola』が伝えた。 今夏サンタ・クララからスポルティングに完全移籍した守田。念願の移籍を果たし、ポルトガル国内でのステップアップを果たした。 ポルトガル3強の一角に加入したが、開幕戦から出場機会を得ると、プリメイラ・リーガ6試合全てに出場。チャンピオンズリーグ(CL)でも初戦のフランクフルト戦に出場し、アシストを記録した。 新天地でも順調なスタートを切り、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けて準備を進めている守田だが、指揮官も大きな信頼を寄せている様子。日本人選手への評価が大きく変わっているようだ。 「全ての監督が日本人選手を指導すべきだと思う。常にチームを助け、どんなポジションでもプレーし、1日に1000回も謝る選手が、どのようなものであるかを理解するためにだ」 「守田には良いことしか言えない。テクニックのある選手だ。彼は6番でプレーしに来たが、8番でもプレーすることができる」 「私は彼にとても満足している。我々が守田を選んだ日、その価値と人柄をよく表している」 監督も絶賛する守田は、アンカーだけでなくインサイドハーフでもプレー。13日に予定されているトッテナムとのCL第2節でも先発が予想されており、さらに力をつけて日本代表にも貢献してもらいたいところだ。 <span class="paragraph-title">【動画】CLデビュー戦で守田が飛び出しから見事なアシスト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tvsV4ByUmUo";var video_start = 15;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.09.13 21:17 Tue2
「泣ける」「1番グッときた」ザルツブルクが南野拓実&ファン・ヒチャンの敗退にメッセージ「私達の誇り」
レッドブル・ザルツブルクの投稿がファンの間で話題となっている。 5日、カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16の2試合が行われた。 アジア勢の日本代表と韓国代表がそれぞれクロアチア代表、ブラジル代表と対戦した。 オーストラリア代表とともに、史上初となる3カ国がアジアからベスト16に残っていたが、日本はクロアチアにPK戦の末に敗戦。韓国は前半に4失点を喫し、ブラジルに完敗して敗退となった。 ラウンド16でアジア勢が全滅してしまったが、ザルツブルクの日本語公式ツイッターが1枚の写真をアップして話題だ。 その写真は3人の選手が抱き合っているもの。背中を見せているのは、18番のユニフォームを着た南野拓実と9番のユニフォームを着たファン・ヒチャンだ。 共に5日の試合に出場し、悔しい敗退を味わった中、「私達の誇り」として写真を投稿。2人と抱き合うのはハンガリー代表MFドミニク・ショボスライだ。 3人は2019-20シーズンはザルツブルクでチームメイトに。その後、南野はリバプール、フアン・ヒチャンはRBライプツィヒ、ショボスライも後にライプツィヒに移籍し、現在は誰も在籍はしていない。 この投稿には「泣ける」、「1番グッときた」、「ザルツブルクありがとう」とコメントが寄せられている。 アジア勢として、世界に一歩近づいた反面、まだまだ差があることも痛感させられた大会。4年後はどのような結果を残してくれるだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】ザルツブルクが日韓のクラブOBを称える「泣ける」1枚</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://t.co/hizxc98OC4">pic.twitter.com/hizxc98OC4</a></p>— FC Red Bull Salzburg JP (@FCRBS_jp) <a href="https://twitter.com/FCRBS_jp/status/1599893883218976768?ref_src=twsrc%5Etfw">December 5, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.12.06 22:15 Tue3
BE:FIRSTがアンバサダー就任の「FILA」、かつては中田英寿氏も同ブランドのスパイクを着用
7日にBE:FIRSTがブランドアンバサダーに就任したことを発表した『FILA(フィラ)』。ファッションブランドとしての認識が強い同ブランドだが、かつてはサッカースパイクも手掛けていた。 フィラは1911年、フィラ兄弟によってイタリアのビエラでニット素材工場として誕生した。1940年に社名を『FILA』に変更。1970年代からスポーツウェア業界でも地位を築き始め、次第に大きな注目を集めていった。 現在はテニスやゴルフを中心としたブランド展開に加え、バーチャルシンガー・初音ミクとのコラボレーションシューズなどカジュアルウェアに注力しているフィラだが、1998年にイタリアへと渡った元日本代表MF中田英寿氏が身に着けていたのがフィラのファッシノだ。 当時世界の最高峰と言われていたセリエA。中田氏はユベントスを相手にデビュー戦で2ゴールというセンセーショナルな活躍を披露した。足元には黒を基調に黄色のFマーク。シュータンには『FILA』の文字がはっきりと見て取れる。 現在のサッカー界からは姿を探すことが難しくなったフィラだが、今季はセリエCのヴィチェンツァのサプライヤーとなった。『Footy Headlines』によれば、イタリアのピッチに同ブランドが戻ってくるのは、フィオレンティーナとの1999-2000シーズンの終了以来、22年ぶりとのことだ。 かつてはウェストハムやフランクフルトのサプライヤーも務めていたフィラ。現在はヴィチェンツァのほか、イスラエルのマッカビ・テルアビブや韓国の済州ユナイテッドなどのクラブのサプライヤーを務めている。 <span class="paragraph-title">【写真】ペルージャ時代の中田英寿とその足元</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【写真】FILAがサプライヤーを務めたフィオレンティーナやフランクフルトのユニフォーム</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.09.07 20:30 Wed4
主力としてオランダ1部優勝争い。満を持して代表右SB一番手を取りに行く菅原由勢【新しい景色へ導く期待の選手/vol.6】
第2次森保ジャパンの初陣となる24・28日のウルグアイ・コロンビア2連戦(東京・大阪)。3年後の2026年北中米W杯に向けた強化がいよいよスタートする。 そのメンバー26人が発表されたが、30代はシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)、遠藤航(シュツットガルト)、伊東純也(スタッド・ランス)の3人だけ。大幅な若返りが図られた印象だ。 右サイドバック(SB)はその筆頭ではないか。2014年ブラジル・2018年ロシア・2022年カタールと3度のW杯に参戦した32歳の酒井宏樹(浦和レッズ)と29歳の山根視来(川崎フロンターレ)が揃って外れ、20代前半の3人が名を連ねることになったからだ。 最年長は23歳の橋岡大樹(シント=トロイデン)だが、彼も2019年E-1選手権(釜山)で2試合に出場しただけ。22歳の菅原由勢(AZ)にしても、欧州組だけで挑んだ2020年10月のカメルーン戦(ユトレヒト)で終盤にピッチに立ったのみである。半田陸(ガンバ大阪)に至ってはパリ五輪世代でA代表実績は皆無。3人のバトルは見ものだ。 こうした中、森保監督が最も注目していると見られるのが菅原だろう。実際、2月の欧州視察時には、アルクマールまで直々に出向いている。現地を訪れたのは、2月10日のエクセルシオール戦。翌11日にはフライブルク対シュツットガルト戦を見に行っているから、凄まじい強行日程だったのは間違いない。そこまでリスクを冒しても、菅原のパフォーマンスをその目で確認したかったということになる。やはり期待値は非常に高いのだ。 「由勢のチームの中での立ち位置が明らかに変わっているなと感じました。以前はレギュラーを取るために戦っていましたが、今はチームの中心選手として周囲から信頼されている。しかも、AZはオランダという素晴らしいリーグで優勝争いをしている。欧州5大リーグに近いレベルの国でトップを争うチームで戦っているのはすごく評価できるところ。簡単なことではない」と森保監督も語っており、成長した姿を代表で見せつけてほしいと願っているのだ。 もともと菅原は10代の頃から「内田篤人(JFAロールモデルコーチ)の後継者」と目され、2017年U-17W杯(インド)・2019年U-20W杯(ポーランド)を経験してきたエリートだ。メディアの質問にも自分の言葉で理路整然と答えられる賢さとコミュニケーション力を備えており、19歳で赴いたオランダでもすぐさま適応できる社交性も持ち合わせていた。東京五輪は2000年生まれで一番下の学年ということもあって惜しくも選外となったものの、本人は挫折を糧に成長を続け、着実にスケールアップしている。 この4シーズンでほぼコンスタントに国内リーグ戦に出続けているうえ、2019-20シーズンはヨーロッパリーグ、2021-22・2022-23シーズンにはヨーロッパ・カンファレンスリーグに参戦しているという欧州舞台の経験値も魅力。それは他の右SB陣が持ち合わせていないものだ。 こうした実績もあり、カタールW杯直前に中山雄太(ハダースフィールド・タウン)が負傷離脱した際にも「左右SBのできる菅原を追加招集すべき」という声が挙がったほどだ。結果的には町野修斗(湘南ベルマーレ)が選ばれ、本人は東京五輪に続く落選を味わったわけだが、負けず嫌いの男は「ここから巻き返してやる」と誓ったに違いない。 今回は同じ2000年生まれの谷晃生(ガンバ大阪)、瀬古歩夢(グラスホッパー)、中村敬斗(LASKリンツ)も名を連ねている。それも本人にとって心強い点だろう。彼らに久保建英(レアル・ソシエダ)を加えた2000・2001年生まれの5人はU-12世代からともに代表活動をしてきた仲間。森山佳郎監督の下でインドネシアやインド、ウズベキスタンなどアジアの環境の悪い国々に転戦し、タフさを養ってきた。そういった経験値がある分、メンタル的に強い人間が揃っている。 ドイツ5部からブンデスリーガ1部に這い上がった上月壮一郎(シャルケ)もその一員ではあるが、日本人の若者としては少し異質な人材が出てくるのも不思議ではないのだ。年齢や国籍に関係なくバチバチできるメンタリティをぜひとも新生・森保ジャパンに還元してほしいもの。すでにA代表歴のある菅原はその筆頭にならなければいけない。 さらに言うと、名古屋ユースの大先輩・吉田麻也(シャルケ)が外れた今、偉大な先陣から託されたものを受け継ぎ、ピッチで示すことも彼に託される重要タスク。菅原はそういうことを考えて行動に移せる人間である。だからこそ、こちらも大いに期待したくなる。 A代表から離れていた約2年半で、彼がどのような変貌を遂げたのかをしっかりとチェックすることが、初陣2連戦の大きなテーマ。「内田二世」と評されてきた男が見る者の度肝を抜くような仕事をやってのけることを今から楽しみに待ちたい。 2023.03.16 18:30 Thu5