故障者多しユーベ、ベンタンクールも新型コロナ感染で戦線離脱
2021.03.05 17:45 Fri
ユベントスは4日、ウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールの新型コロナウイルス陽性を公表した。
ベンタンクールの感染はクラブが実施したプロトコルに遵守する検査で発覚。選手は現時点で無症状であり、すでに自宅隔離措置に努めているという。
今月1日にチームスタッフ1名の陽性判定も明らかにしたユベントスは活動継続に必要なプロトコルについて、地元保健当局の指示を仰いでいる模様だ。
FWアルバロ・モラタが戦列復帰したユベントスだが、先日にDFマタイス・デ・リフトが新たに負傷離脱するなど、主力に故障者が相次いでいる。
離脱組に加わったベンタンクールは今季、公式戦33試合の出場で3アシストを記録。2日に行われたセリエA第25節のスペツィア戦もフル出場していた。
ベンタンクールの感染はクラブが実施したプロトコルに遵守する検査で発覚。選手は現時点で無症状であり、すでに自宅隔離措置に努めているという。
今月1日にチームスタッフ1名の陽性判定も明らかにしたユベントスは活動継続に必要なプロトコルについて、地元保健当局の指示を仰いでいる模様だ。
離脱組に加わったベンタンクールは今季、公式戦33試合の出場で3アシストを記録。2日に行われたセリエA第25節のスペツィア戦もフル出場していた。
なお、これを追って報じたイタリア『スカイ』によると、感染により、6日に行われるセリエA第26節のラツィオ戦、9日に予定するチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグのポルト戦欠場が決定的とみられる。
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ユベントスのウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクール(22)が、ユベントスや監督、チームメイトについて語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。 アルゼンチンの名門ボカ・ジュニアーズでプロキャリアをスタートさせたベンタンクールは、2017年夏に5年契約でユベントスに移籍。初年度から主力としてプレーすると、今シーズンも公式戦29試合に出場し、1ゴール7アシストの数字を残している。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJXQ3RuYXc0aiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> ベンタンクールはイタリア『ラ・スタンパ』のインタビューに応じ、移籍が決まった際のことを振り返った。 「僕は(2016年)12月にトリノへ行くことを知っていた。代理人が僕にそう言った。6カ月後、僕はそこにいた。それは信じられなかったよ」 「最初から素晴らしいチームに参加したいという気持ちがあり、クラブのメンタリティを吸収することができた」 また、ユベントスは今季から、マッシミリアーノ・アッレグリ氏に代わってマウリツィオ・サッリ監督が指揮を執っている。両監督についても自身の見解を述べた。 「アッレグリは僕に自身を与えてくれた。サッリは今、僕を信頼してくれている。そのことには誇りと責任を感じる。ハードワークすることだけに集中している。僕はまだ多くを改善する必要がある」 ユベントスは、セリエA再開前にミランとのコッパ・イタリア準決勝2ndレグを控えている。ベンタンクールは無観客試合についても言及している。 「観客無しでプレーするのは簡単ではなく、試合の熱に影響が出るだろう。僕たちは一生懸命トレーニングを続けており、準備はできている」 「ユーベは常に勝利を望んでおり、コッパ・イタリアは最初の目標だ。とても気にしている」 最後に、チームメイトであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとの出会いについてもコメント。加入前に面識があったことを明かした。 「僕はロシア・ワールドカップで彼にあった。僕が挨拶すると、彼は言った『こんにちは、ロドリゴ』とね。彼がどうやって僕の名前を知ったかは分からない。びっくりしたよ」 「それから数週間後、僕たちはユベントスでチームメイトになった。彼は勝利のために信じられないほど強い気持ちを持っている」 2020.06.10 20:06 Wed4
194cmの大型MFシュタハにプレミアから熱視線! リバプールら4クラブが関心寄せる
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