ドルトムントが来季指揮官率いるボルシアMG撃破でベスト4進出! 圧巻カウンターからサンチョが決勝点《DFBポカール》
2021.03.03 07:05 Wed
DFBポカール準々決勝、ボルシアMGvsドルトムントが2日にシュタディオン・イム・ボルシア・パルクで行われ、0-1で勝利したドルトムントが準決勝進出を決めた。
試合は開始早々にドルトムントにアクシデント。スプリントした際に足を痛めたラファエウ・ゲレイロが足を痛めてプレー続行不可能となり、5分にシュルツが緊急投入された。
早々のアクシデントによって嫌な入りとなったアウェイチームだが、9分にはボックス左で浮き球のルーズボールの反応したロイスに決定機。だが、ここはうまくヒザをかぶせることができず、右足のボレーシュートは精度を欠いた。
前半半ばを過ぎても拮抗した状況が続く中、36分にはドルトムントに絶好機。最後尾のフンメルスからのフィードに反応したハーランドがDFエルベディと完璧に入れ替わってボックス内まで抜け出すが、ここはGKシッペルの巧みな詰め方とエルベディの決死の戻りに焦ったか、シュートを枠の左に外してしまう。
一方、ボルシアMGも前半ラストプレーではプレアのスルーパスに抜け出したテュラムがボックス内でDFジャンを先に滑らせて切り返しからシュートをゴールネットへ流し込む。だが、ギリギリの抜け出しがオフサイドとなり、ゴールは認められず。
0-0で折り返した後半はドルトムントが良い入りを見せる。53分にはボックス左に抜け出したロイスからのマイナスの折り返しをゴール前で収めたハーランドが左足のシュートを流し込み、ゴールネットを揺らす。だが、オンフィールドレビューの結果、ハーランドがボールのないところでDFベンセバイニの足をかけて倒したと判定され、ゴールは認められず。
一方、このピンチを凌いだボルシアMGは徐々に攻勢を強めると、59分にはセットプレーの二次攻撃からベンセバイニが強烈な左足のミドルシュートを枠に飛ばす。だが、ここはGKヒッツのビッグセーブに阻まれた。
以降は一進一退の攻防が続く中、ドルトムントの圧巻のロングカウンターが発動する。66分、相手CKの場面でうまくボールを奪ったシュルツが左サイドを持ち上がって中央のハーランドに縦パスを通す。これをノルウェーー代表が右を並走するロイスにワンタッチで繋ぐと、ロイスもすかさず左サイドでスプリントしたサンチョにダイレクトスルーパスを通す。そのままボックス内まで持ち込んだサンチョが冷静にゴール左隅へシュートを流し込んだ。
圧巻のカウンターアタックで先手を奪ったドルトムントは直後に殊勲のサンチョを下げてアザールを投入。対するボルシアMGは同じタイミングでラザロ、76分にはエンボロ、ザカリア、ヴォルフと一気に3枚の交代カードを切ってゴールを目指す。
後半終盤にかけてはボルシアMGが押し込む時間帯が続くが、83分にはロイスのスルーパスに抜け出したハーランドに決定機。だが、DFに寄せられながらやや遠目から放ったシュートはGKの好守に阻まれて試合を決定づける2点目を奪い切れない。
その後、試合終了間際の93分にはベンセバイニと小競り合いを起こしたダフードにこの試合2枚目のイエローカードが掲示され、ドルトムントは数的不利を背負うことに。
そして、形振り構わぬ猛攻に打って出たボルシアMGは後半ラストプレーでボックス右でフリーのライナーに絶好のシュートチャンスが訪れたが、渾身の右足シュートは枠を捉えることができず、試合はこのままタイムアップを迎えた。
この結果、来季から自クラブで指揮を執るローゼ監督率いるボルシアMGに競り勝ったドルトムントが準決勝進出を決めた。
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3回戦でシュツットガルトを退けたブンデスリーガで9位のボルシアMGは、直近の公式戦4敗1分けと深刻な不振に陥っている。6戦ぶりの勝利でベスト4進出を目指すこの一戦では、痛恨の逆転負けとなったRBライプツィヒ戦から先発6人を変更。両サイドバックの主力やテュラム、プレア、シュティンドルが復帰した。一方、3回戦で2部のパーダーボルンに競り勝ったドルトムントは直近の公式戦3連勝でリーグ戦でも5位に浮上。3-0で快勝した直近のビーレフェルト戦からはレイナに代えてデラネイを起用した以外、同じメンバーを起用した。早々のアクシデントによって嫌な入りとなったアウェイチームだが、9分にはボックス左で浮き球のルーズボールの反応したロイスに決定機。だが、ここはうまくヒザをかぶせることができず、右足のボレーシュートは精度を欠いた。
以降は球際での強度の高い攻防、素早いトランジションと見ごたえのある攻防を見せる両チーム。だが、球際の部分でやや勝るホームチームは相手サイドバックの裏を効果的に突いて幾度か際どい場面を作り出す。
前半半ばを過ぎても拮抗した状況が続く中、36分にはドルトムントに絶好機。最後尾のフンメルスからのフィードに反応したハーランドがDFエルベディと完璧に入れ替わってボックス内まで抜け出すが、ここはGKシッペルの巧みな詰め方とエルベディの決死の戻りに焦ったか、シュートを枠の左に外してしまう。
一方、ボルシアMGも前半ラストプレーではプレアのスルーパスに抜け出したテュラムがボックス内でDFジャンを先に滑らせて切り返しからシュートをゴールネットへ流し込む。だが、ギリギリの抜け出しがオフサイドとなり、ゴールは認められず。
0-0で折り返した後半はドルトムントが良い入りを見せる。53分にはボックス左に抜け出したロイスからのマイナスの折り返しをゴール前で収めたハーランドが左足のシュートを流し込み、ゴールネットを揺らす。だが、オンフィールドレビューの結果、ハーランドがボールのないところでDFベンセバイニの足をかけて倒したと判定され、ゴールは認められず。
一方、このピンチを凌いだボルシアMGは徐々に攻勢を強めると、59分にはセットプレーの二次攻撃からベンセバイニが強烈な左足のミドルシュートを枠に飛ばす。だが、ここはGKヒッツのビッグセーブに阻まれた。
以降は一進一退の攻防が続く中、ドルトムントの圧巻のロングカウンターが発動する。66分、相手CKの場面でうまくボールを奪ったシュルツが左サイドを持ち上がって中央のハーランドに縦パスを通す。これをノルウェーー代表が右を並走するロイスにワンタッチで繋ぐと、ロイスもすかさず左サイドでスプリントしたサンチョにダイレクトスルーパスを通す。そのままボックス内まで持ち込んだサンチョが冷静にゴール左隅へシュートを流し込んだ。
圧巻のカウンターアタックで先手を奪ったドルトムントは直後に殊勲のサンチョを下げてアザールを投入。対するボルシアMGは同じタイミングでラザロ、76分にはエンボロ、ザカリア、ヴォルフと一気に3枚の交代カードを切ってゴールを目指す。
後半終盤にかけてはボルシアMGが押し込む時間帯が続くが、83分にはロイスのスルーパスに抜け出したハーランドに決定機。だが、DFに寄せられながらやや遠目から放ったシュートはGKの好守に阻まれて試合を決定づける2点目を奪い切れない。
その後、試合終了間際の93分にはベンセバイニと小競り合いを起こしたダフードにこの試合2枚目のイエローカードが掲示され、ドルトムントは数的不利を背負うことに。
そして、形振り構わぬ猛攻に打って出たボルシアMGは後半ラストプレーでボックス右でフリーのライナーに絶好のシュートチャンスが訪れたが、渾身の右足シュートは枠を捉えることができず、試合はこのままタイムアップを迎えた。
この結果、来季から自クラブで指揮を執るローゼ監督率いるボルシアMGに競り勝ったドルトムントが準決勝進出を決めた。
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