セルティックがリーグ9連覇に導いたニール・レノン監督を解任…今季は残り8試合でレンジャーズと18ポイント差

2021.02.24 18:49 Wed
Getty Images
セルティックは24日、ニール・レノン監督(49)を解任したことを発表した。

現役時代にはセルティックで5度のリーグ優勝を経験し、指揮官としても2010年から2014年の間に同クラブを率いてリーグ3連覇に導いた実績を持つニール・レノン監督。2019年2月に前任のブレンダン・ロジャーズ監督がレスター・シティに引き抜かれたため、2度目の監督就任を果たしていた。

そのシーズンは就任時に首位を走っていたチームをそのまま優勝に導きリーグ8連覇。さらに昨季も新型コロナウイルスの影響で打ち切りが決定した中で、リーグ最多連続優勝記録タイとなる9連覇を達成していたが、今季は現状で2位に甘んじており、残り8試合で首位レンジャーズとの勝ち点差は18も開いている。
早ければ3月21日に予定されている直接対決を待たずして、同7日に決着してしまうという中で、クラブはレジェンドの更迭を発表。2度目の解任となったニール・レノン監督はこの決定に際し、コメントを残している。

「我々は多くの要因により困難なシーズンを経験してきた。以前のような高みを目指すことができなかったことは非常に悔しいし、がっかりしている」
「私はこれまでと同じように、状況を好転させようと努力してきたが、残念ながら必要とされていたような走りをすることができなかった」

「私は常にクラブにベストを尽くし、セルティックのサポーターにトロフィーを届けられることを誇りに思ってきた。クラブは常に私の一部だ。私自身もセルティックのサポーターであり、セルティックのためにベストを尽くしたいと思っているよ」

「私に多くのことを与えてくれたクラブのたくさんの人々に感謝するとともに、愛とサポートを示してくれた家族にも感謝したい。セルティックのサポーター、選手、スタッフ、ディレクターの皆様の今後の成功を祈っている」

なお、後任は決まっておらず、アシスタントコーチのジョン・ケネディ氏が暫定監督を務めると報告されている。

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