10人のボローニャがサッスオーロにドロー、冨安は両SBでフル出場《セリエA》

2021.02.21 06:41 Sun
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ボローニャは20日、セリエA第23節でサッスオーロとのアウェイ戦に臨み、1-1で引き分けた。ボローニャのDF冨安健洋はフル出場している。

前節ベネヴェント戦では開始早々のゴールで先制したものの、引き分けに持ち込まれた12位ボローニャ(勝ち点24)は、冨安が引き続き右サイドバックでスタメンとなった。

8位サッスオーロ(勝ち点34)に対し、 前からプレスに行く入りとしたボローニャ。すると17分、ボローニャが先制する。バロウがボックス左でボールをカットすると、その折り返しをソリアーノが蹴り込んだ。
先制後、重心を下げたボローニャは守勢となる中、冨安は相手の左サイドバックであるロジェリオとのマッチアップが増えていった。

そんな中30分、ムルドゥルへ足の裏を見せるスライディングタックルに行ったヒッキーが一発退場となり、ボローニャは10人となってしまう。左サイドバックには冨安が回り、右サイドバックにはスベンベリに代えて投入されたデ・シルベストリが入った。

冨安がベラルディとのマッチアップとなった中、ボローニャは前半終了間際にはベラルディの折り返しからロカテッリに決定的なシュートを許すも、GKスコルプスキがセーブし、1点をリードしたまま前半を終えた。

迎えた後半、マニャネッリに代えてトラオレを投入してきたサッスオーロに対し、引き続き守勢のボローニャは52分に同点とされる。ジュリチッチのシュートのルーズボールに反応したボックス左のカプートにシュートを蹴り込まれた。

劣勢のボローニャは前線の3枚を変更。パラシオやオルセンらを投入した。75分にはFKからマルロンに決定的なヘディングシュートを許すも、GKスコルプスキがセーブ。

終盤にかけても集中した守備を見せたボローニャはサッスオーロの攻勢を凌いで引き分けに持ち込み、勝ち点1を持ち帰っている。

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ミランとローマがボローニャのオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(34)に関心を寄せているようだ。 トゥウェンテ、インテル、ブレーメン、ウェストハム、上海上港(現・上海海港)といった世界各国のクラブを渡り歩いた孤高のベテランストライカー、アルナウトビッチ。現所属のボローニャでは昨シーズンのセリエAでリーグ戦におけるキャリアハイとなる14ゴールを記録した。 今シーズンも開幕6試合で6ゴールのロケットスタートだったが、今年1月の負傷後は戦列復帰してからもゴールなし。また、若手の頃にインテルでチームメイトとして共闘したチアゴ・モッタ監督とは関係性が良くないとされ、今夏のボローニャ退団を希望し始めていると報じられている。 そんななか、イタリア『カルチョメルカート』によると、ミランが退団濃厚なスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(41)の後釜として、ローマが売却を視野に入れるイタリア代表FWアンドレア・ベロッティ(29)の後釜として、アルナウトビッチの獲得を検討しているという。 両クラブにとってアルナウトビッチの年俸総額450万ユーロ(約6億7000万円)は大きな問題ではなく、とりわけローマはジョゼ・モウリーニョ監督がインテル時代に指導したアルナウトビッチを高く評価。今夏の退任が濃厚とされるモウリーニョ監督だが、もし続投となればアルナウトビッチの獲得にも躊躇しない可能性があると考えられている。 それぞれイブラヒモビッチ、ベロッティの後釜ということで、自己主張の激しさを武器に厳しい世界で生き抜いてきたアルナウトビッチがバックアッパーという立場を受け入れるかどうかに疑問は残るが、34歳となった現在でも上位クラブの興味を惹く選手であることは間違いないようだ。 2023.05.19 22:05 Fri
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イタリアで甚大な洪水被害…セリエA含む全てのプロリーグで次節黙とうを実施

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border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/CsWtw3yMxqf/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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5戦未勝利のローマ…それでもモウリーニョ監督は「パフォーマンスを誇りに思う」

ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が、ドローに終わったチームのパフォーマンスを誇った。クラブ公式サイトが伝えている。 ローマは14日に敵地で行われたセリエA第35節で、ボローニャと対戦した。 リーグ4戦未勝利のチームは、18日に控えたヨーロッパリーグ(EL)を見据えて多くの主力を温存。立ち上がりこそ拮抗した展開ながら徐々に押し込まれると、カウンターからの好機も活かせずハーフタイムへ。後半も最後まで膠着状態を打破できず、ゴールレスドローに終わった。 セリエAで5試合未勝利となったモウリーニョ監督は、試合後にセリエAとELの両立には限界があると主張。そのうえで、チームができる限りの姿を示していると強調した。 「私は、我々のパフォーマンスを本当に誇りに思っている。このクラブでは、15歳の少年だろうと、ローマ・フェミニレの選手だろうと、プロ意識、ハート、ソウル、団結力は変わらない」 「我々のアプローチに衰えはない。選手の質は違っても、原則は一貫している。ここで何人かの選手を紹介したい。ミル・スヴィラールとフィリッポ・ミッソーリはここで初先発となり、ベンジャミン・タヒロビッチもこれまであまり出番がなかったが今日は出場した。そして全体的に見れば、チアゴ・モッタが率いる素晴らしいボローニャを相手に、本当に良いプレーをしたと思う」 「ファンは私の言葉に耳を傾けるべきだ。リーグ戦で2位と3位の間を何週間も行き来していたときでも、私は常に『1試合1試合を大切にしよう』と言い続けてきた。それは試合が多くなれば、両方の大会で勝ち進むためのリソースは足りなくなってしまうからだ」 「セリエAとEL、どちらかを選ぶということではない。それはケースバイケースで判断するものだ。そして、それが我々のアプローチでもある。これはこの2~3カ月間、ずっと言ってきたことだ」 「我々は素晴らしい歩みを見せてきた。(ELで)決勝に進むかどうか、(セリエAで)4位になるか7位になるか、その結末をどう考えても自由だ。それでも、このチームの若者たちは今シーズン、自分たちの限界に挑戦してきた。それについて、何の不満もない」 2023.05.15 12:30 Mon
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ELレバークーゼン戦控えるローマが主力温存でドロー…モウ最年少スカッドで勝ち点3狙うも今季初のゴールレス《セリエA》

セリエA第35節、ボローニャvsローマが14日にスタディオ・レナート・ダッラーラで行われ、0-0のドローに終わった。 前節、インテルとの上位対決に0-2で敗れて4戦未勝利となった7位のローマ。それでも、ミッドウィーク開催となったヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグではレバークーゼンにホームで1-0の先勝。2シーズン連続のヨーロッパコンペティション決勝進出に王手をかけた。 今節のアタランタとミランの敗戦、財政違反で勝ち点はく奪の可能性があるユベントスの状況を考えると、逆転でのトップ4の可能性も再浮上した中、8位のボローニャとのアウェイゲームに臨んだ。ただ、モウリーニョ監督はレバークーゼンとの2ndレグを最優先事項とし、多くの主力を温存。GKスヴィラ―ルと19歳DFミッソーリをセリエA初先発させたほか、タヒロビッチやソルバッケンといった控え選手を起用した。 直近のシャビ・アロンソに続き、チアゴ・モッタとの師弟対決連戦に臨んだモウリーニョ率いるローマ。平均年齢25歳34日と自身のセリエA最年少スカッドで臨んだ中、立ち上がりこそイーブンな展開に持ち込んだが、以降は成熟度で勝るホームチームに押し込まれる時間が続く。18分にはオルソリーニにカットインから得意の左足を振られるが、ここはGKスヴィラ―ルの好守で凌ぐ。 後ろ重心でなかなか攻撃の形を作り出せないローマだったが、25分に最初の決定機を創出。ボックス右に抜け出したソルバッケンがDF2枚を相手にボールを守って内側へ折り返すと、ベロッティが右足ダイレクトで合わす。だが、これは古巣対戦のGKスコルプスキのファインセーブに遭い、ガッロ待望の今季リーグ戦初ゴールとはならず。 それでも、以降は引き続きボールを握られながらもイーブンな展開に持ち込んだローマは、切れ味鋭い仕掛けで存在感を放ったソルバッケンを起点に幾度か際どいシーンを作り出し、最低限のゴールレスで試合を折り返した。 迎えた後半は立ち上がりからクローズな展開が続く。その中でローマは54分、チェリクがハムストリングを痛めたタイミングで3枚替えを敢行。ボーヴェ、マンチーニ、エイブラハムと主力をピッチに送り出す。 この交代で徐々に主導権を握ると、62分にはセットプレーの二次攻撃からマディ・カマラの鋭いミドルシュートで最初の決定機を作る。さらに、70分を過ぎてペッレグリーニ、マティッチとさらなる主力を投入していくジャッロロッシ。 後半半ばから終盤にかけては互いになかなか決定機まで持ち込めない膠着状態に陥る。あわよくば勝ち点3がほしいアウェイチームはペッレグリーニの正確なキックを生かしたセットプレーに活路を見いだそうとしたが、マンチーニ、エイブラハムの2度の決定機をモノにできなかった。 そして、今季リーグ戦で初めてゴールレスドローに終わったローマはアタランタを抜いて6位に浮上したものの、5戦未勝利のリーグ戦でのトップ4フィニッシュは厳しい状況に。それでも、一部主力に完全休養を与え、ELファイナル進出を懸けたレバークーゼンとの大一番に臨む形となった。 2023.05.15 03:10 Mon
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