元オランダ代表DFフラールが現役引退…AZ、フェイエ、ビラで活躍

2021.02.11 00:25 Thu
Getty Images
AZアルクマールは10日、元オランダ代表DFロン・フラール(35)の現役引退を発表した。

近年、度重なるケガの問題に悩まされていたフラールは今シーズン終了を待たずして現役引退を決断。今後はアカデミー時代を過ごしキャリア最後のクラブとなったAZで新たな役割を担うべく協議中とのことだ。

2004-05シーズンにAZでプロキャリアをスタートしたフラールは、2006年1月にフェイエノールトへステップアップ。在籍6年半では最終ラインの主力を担い、2007-08シーズンにはKNVBカップのタイトルを獲得した。
その後、2012年に自身初の国外移籍でアストン・ビラに渡り、2015年には古巣AZに復帰していた。昨夏、クラブとの契約を1年間延期していたが、今シーズンはエールディビジでの出場はなく、昨年9月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)予備予選のディナモ・キエフ戦がプロキャリア最後の試合となった。

クラブキャリア通算では374試合に出場し18ゴールを記録していた。
また、2005年にデビューを飾ったオランダ代表では通算32試合に出場し1ゴールを記録。2014年のブラジル・ワールドカップでは3位入賞を果たしていた。

190cmの大柄な体躯を生かしたパワフルな対人守備、キャリア晩年は読みを利かせたカバーリングと的確なコーチングで味方を動かす玄人好みのセンターバックだった。

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