移籍後初先発の南野が豪快弾もセインツは9人のニューカッスルに敗れ5連敗…《プレミアリーグ》

南野拓実の所属するサウサンプトンは6日、プレミアリーグ第23節でニューカッスルと対戦し、2-3で敗戦した。南野はフル出場し、30分に移籍後初ゴールを記録した。前節のマンチェスター・ユナイテッド戦で歴史的大敗を喫し4連敗となった12位のサウサンプトン(勝ち点29)。その連敗からのバウンスバックを図る一戦に向けて今節は先発を4人変更。ジェネポやアームストロング、ラムゼイらに代えて、ロメウやレドモンドらに加え、南野が移籍後初先発となった。16位ニューカッスル(勝ち点22)に対し、南野を左MFで起用した[4-4-2]で試合に臨んだサウサンプトンは、立ち上がりの8分にピンチ。シェルヴェイのスルーパスに抜け出したウィルソンにゴールネットを揺らされたが、これはオフサイドの判定で難を逃れた。
ピンチを凌いだサウサンプトンだったが、16分に先制を許す。ドリブルでボックス左まで切り込んだサン=マクシマンの折り返しから走り込んだジョー・ウィロックにシュートを流し込まれた。

さらに26分にも、ヘンドリックのロングスルーパスをボックス左でサン=マクシマンが落とすと、これを受けたアルミロンのシュートがゴール前のベドナレクに当たり、そのままゴールに吸い込まれた。立て続けに失点を喫したサウサンプトンは、直後の30分に反撃。バートランドのパスをボックス手前で受けた南野がトラップでボックス左に抜け出すと、ニアサイドにシュートを突き刺した。

南野の移籍後初ゴールで1点を返したサウサンプトンだが、前半終了間際にミスから失点する。前半アディショナルタイム4分、マッカーシーのパスを最終ラインで受けたバートランドがアルミロンにインターセプトされると、そのままゴール右隅にシュートを流し込まれた。

迎えた後半、2点を追うサウサンプトンは開始早々に1点を返す。48分、バイタルエリア中央左で獲得したFKをウォード=プラウズが直接ゴール左に突き刺した。さらに50分には、南野のユニフォームを引っ張ったヘンドリックが2枚目のイエローカードで退場となり、数的優位となった。

10人のニューカッスルに対し、攻勢に出るサウサンプトンは62分にレドモンドの折り返しからイングスに決定機が訪れたが、シュートは左ポストを直撃。さらに65分には、レドモンドのシュートのこぼれ球をイングスが詰めると、相手GKの弾いたボールを最後はアダムスがゴールに流し込んだが、これはイングスのオフサイドを取られた。

79分、ニューカッスルは直前のセットプレーで左足を負傷したシェアがプレー続行不可能となり担架で運び出されたが、交代カードを使い切っており、9人でのプレーを余儀なくされた。

その後、猛攻を仕掛けるサウサンプトンは89分にイングスが決定機を訪れたが、シュートはゴールカバーに入ったでヘイデンのブロックに阻まれた。

結局、試合はそのまま2-3でタイムアップ。9人のニューカッスルに逃げ切りを許したサウサンプトンは5連敗となった。