降格危機のブレイズもオーナーは指揮官を完全サポート「残りのすべてのゲームに敗れて降格したとしても」
2021.02.04 21:00 Thu
シェフィールド・ユナイテッドの指揮官交代は暫くありそうにない。オーナーのプリンス・アブドゥラー氏がクリス・ワイルダー監督への信頼を改めて強調している。
残留圏内の17位とは11ポイント差の危機的状況だが、アブドゥラー氏のワイルダー監督への信頼は厚い。イギリス『talkSPORT』のインタビューで、サウジアラビアから出向き現指揮官に口頭で伝えた内容を明かした。
「例外的に国を離れることはほとんど不可能だが、私はクリスに会うためだけにどうにか飛んでやって来た。私は彼に『君は我々の指揮官だ。一心同体だ。残りのすべてのゲームに敗れて降格したとしても、また昇格に導いてくれる監督だと信じている』とね」
「だがメッセージの大部分は、我々は彼を支持していること、決して解雇しないこと、彼がこの状況から救ってくれることを信じているということだ」
「行動は言葉よりも説得力がある。プレミアリーグの歴史上、我々よりもスタートが悪かったチームはないと思う。引き金を引いてクリスを更迭するのは簡単だっただろう。だが、我々はそうしなかった」
一方で、第20節では首位争いを繰り広げるマンチェスター・ユナイテッドに勝利を挙げるなど、微かに復調の兆しを見せているブレイズ。アブドゥラー氏は「我々が残留できたら映画が作れる」と劇的残留を望むとともに、たとえ降格しても監督を始め、選手やチーム、ファンやサポーターを見捨てることはないことを誓った。
「まだ非常に難しい状況で、降格オッズも我々が最も上だろう。だが、昨日(第22節のWBA戦2-1で勝利)のようなパフォーマンスと選手たちが見せてくれたスピリットがあれば、16試合も残っているのだから10ポイント差をまくって残留する奇跡を祈ることができる。まだそれを成し遂げることができると信じている」
「しかし、何が起ころうともシェフィールド・ユナイテッドのファンを愛しているし、チームや選手、この街を愛している。プレミアリーグでもチャンピオンシップでも共に戦う」
「そして神に誓って、もしチャンピオンシップに落ちたとしても、そこに長い間居座ることはない。すぐに昇格のチャンスが来ると思う」
PR
2016年夏に就任したワイルダー監督は、そのシーズンにリーグ1(イングランド3部)優勝に導くと、2018-19シーズンにはチャンピオンシップを2位で終え、就任からわずか3年でプレミアリーグ昇格。クラブとして13シーズンぶりとなった昨季のプレミアリーグでも予想以上に健闘し、9位という上々の成績を残した。しかし、今シーズンは一転して大不振に。ここまで22試合を終えて3勝2分け17敗で最下位に位置しており、開幕から初白星を挙げるまでにクラブワーストの18試合も要してしまった。「例外的に国を離れることはほとんど不可能だが、私はクリスに会うためだけにどうにか飛んでやって来た。私は彼に『君は我々の指揮官だ。一心同体だ。残りのすべてのゲームに敗れて降格したとしても、また昇格に導いてくれる監督だと信じている』とね」
「もちろん、他にも話したことはあるが、秘密にしておきたいこともある。シーズンの後に総括して改善点を挙げ、補強プランを確認する必要がある」
「だがメッセージの大部分は、我々は彼を支持していること、決して解雇しないこと、彼がこの状況から救ってくれることを信じているということだ」
「行動は言葉よりも説得力がある。プレミアリーグの歴史上、我々よりもスタートが悪かったチームはないと思う。引き金を引いてクリスを更迭するのは簡単だっただろう。だが、我々はそうしなかった」
一方で、第20節では首位争いを繰り広げるマンチェスター・ユナイテッドに勝利を挙げるなど、微かに復調の兆しを見せているブレイズ。アブドゥラー氏は「我々が残留できたら映画が作れる」と劇的残留を望むとともに、たとえ降格しても監督を始め、選手やチーム、ファンやサポーターを見捨てることはないことを誓った。
「まだ非常に難しい状況で、降格オッズも我々が最も上だろう。だが、昨日(第22節のWBA戦2-1で勝利)のようなパフォーマンスと選手たちが見せてくれたスピリットがあれば、16試合も残っているのだから10ポイント差をまくって残留する奇跡を祈ることができる。まだそれを成し遂げることができると信じている」
「しかし、何が起ころうともシェフィールド・ユナイテッドのファンを愛しているし、チームや選手、この街を愛している。プレミアリーグでもチャンピオンシップでも共に戦う」
「そして神に誓って、もしチャンピオンシップに落ちたとしても、そこに長い間居座ることはない。すぐに昇格のチャンスが来ると思う」
PR
クリス・ワイルダーの関連記事
シェフィールド・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
クリス・ワイルダーの人気記事ランキング
1
チェルシーの20歳DFギルクリストがシェフィールド・ユナイテッドに武者修行、昨季デビューの才能ある若手
シェフィールド・ユナイテッドは7日、チェルシーのイングランド人DFアルフィー・ギルクリスト(20)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。 チェルシーのアカデミー育ちのギルクリストは、2023年7月にファーストチームに昇格。プレミアリーグで11試合に出場し1ゴールを記録するなど、センターバックと右サイドバックでプレーした。 ファーストチームで17試合プレーしたギルクリスと。チームを指揮するクリス・ワイルダー監督は高く評価した。 「ローン市場は移籍市場後半に活発化する傾向があるため、トップターゲットを獲得したいならもう少し待たなければならないことは承知していた。アルフィーは常に我々の獲得希望リストの上位に挙げられていた選手の1人だった」 「サッカー界の誰もがアルフィーと彼の能力を知っているので、彼とチェルシーへの我々の売り込みは完璧でなければならなかった。この契約を成立させるために舞台裏で多くの努力がなされてきたが、我々は本当に才能のある選手と一緒に仕事ができるのを楽しみにしている」 「アルフィーは最高レベルのプレーを味わっており、彼と話をしたところ、もっと多くの試合に出場したいという意欲があるようだ。彼はキャリアの次のチャンスをつかむ準備ができており、我々は彼をチームに加えることができて嬉しく思っている」 2024.08.07 22:45 Wedシェフィールド・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
最下位に沈むシェフィールド・ユナイテッドが降格圏のエバートンDFホルゲイトをレンタルで獲得
シェフィールド・ユナイテッドは1日、エバートンのDFメイソン・ホルゲイト(27)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。シーズン終了までの契約となる。 ホルゲイトはバーンズリーの下部組織で育ち、2014年9月にファーストチームに昇格。2015年8月にエバートンへと完全移籍すると、WBA、サウサンプトンへとレンタル移籍を経験した。 今シーズンはサウサンプトンでプレーしており、チャンピオンシップ(イングランド2部)でわずか5試合の出場に終わり、FAカップでも2試合の出場に終わっていた。 かつてはエバートンでキャプテンを務めたホルゲイト。エバートンでは公式戦149試合に出場し5ゴール、プレミアリーグでも通算126試合に出場し3ゴールを記録する実力者が、最下位に沈むクラブの立て直しに力を貸せるか注目だ。 2024.02.02 11:10 Fri2
「心が張り裂けそう」三笘薫への悪質タックル、かつてのチームメイトである元スペイン代表FWも苦言「許されることではない」
ブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が受けた悪質なタックルについて、元チームメイトが批判した。 18日、プレミアリーグ第25節でブライトンはアウェイでシェフィールド・ユナイテッドと対戦した。 三笘はこの試合に左サイドで先発出場。すると、11分にパスを受けた三笘に対し、メイソン・ホルゲイトが猛然とタックル。ボールには行かず、三笘の左ヒザ上あたりにスパイクが入る危険なタックルを見舞った。 主審はイエローカードを提示したが、VARチェックの末にオン・フィールド・レビュー。ホルゲイトは一発退場となっていた。 「最悪のタックル」と現地でも多くの批判を受けるホルゲイトのチャレンジだったが、かつてホルゲイトとチームメイトであったウディネーゼの元スペイン代表FWジェラール・デウロフェウが、当該シーンを引用してX(旧ツイッター)で苦言を呈した。 「ホルゲイトは僕のチームメイトだったが、僕はこれを目の当たりにして心が張り裂けそうだ。なぜなら、僕はそれを直接経験している」 「僕たちは、模範的かつ適切な方法で、この種のチャレンジに対する制裁を課さなければいけない。これは許されることではない」 両選手はエバートン時代に同僚。かつてのチームメイトとはいえ、卑劣なタックルは許せない様子。現在デウロフェウはヒザを負傷してプレーできない状態にある。 <span class="paragraph-title">【動画】三笘薫への悪質なタックル…あわや重傷に</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="IPHiXdiQOzI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.20 13:20 Tue3
元シェフィールドDF、宝くじで“1億5000万円”当たる
元シェフィールド・ユナイテッドのテリー・ケネディ(28)氏に幸運が舞い降りたようだ。 シェフィールド・Uの育成組織で育ち、トップチームに昇格したケネディ。2010-11シーズンからの4年間は、イングランド代表DFハリー・マグワイアとも共にプレーしていた。 膝の負傷の影響で若くして現役生活を終えていたケネディだったが、この度思わぬ幸運に恵まれた模様。イギリス『デイリーメール』によると、なんと宝くじで100万ポンド(約1億5000万円)が当選したとのことだ。 宝くじを手にし、神妙な面持ちでオペレーターからの結果発表を待つケネディ。「心の準備はできている?」と間を作られた後に当選を告げられると、ケネディは椅子が倒れるのではないかと思うほどのけぞり、手で顔を覆った。 故障や早過ぎる引退は残念であったかもしれないが、幸運は意外なところからやってくるのかもしれない。 <span class="paragraph-title">【動画】宝くじで1億5000万円が当たるとこうなる</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe allowfullscreen frameborder="0" width="698" height="573" scrolling="no" id="molvideoplayer" title="MailOnline Embed Player" src="https://www.dailymail.co.uk/embed/video/2550031.html"></iframe> 2021.11.19 20:48 Fri4
シティで序列低下のウォーカーに古巣2クラブが関心、熱心なのはイングランド2部クラブ
マンチェスター・シティのイングランド代表DFカイル・ウォーカー(32)に対し、古巣の2クラブが関心を寄せているようだ。イギリス『90min』が伝えている。 ウォーカーはシェフィールド・ユナイテッドの下部組織出身。プロデビュー後は19歳でトッテナムへ移籍し、QPRとアストン・ビラへの武者修行を経て、プレミアリーグ屈指の右サイドバックへと成長を遂げ、2017年7月に現所属のシティへと加入した。 シティではジョゼップ・グアルディオラ監督の下で右サイドバックのみならず、センターバックとしても起用され、どちらのポジションでも優れたパフォーマンスを披露。だが、ここ数週間のシティは新たなシステムとして[3-4-2-1]を多用しており、ウォーカーは序列を落としている状況だ。 指揮官はウォーカーのプレースタイルが新システムとマッチしきれていないと明言している一方で、ウォーカーとシティの契約は2024年6月までとなっている。この状況を把握しているのか、古巣であるアストン・ビラとシェフィールド・Uが今夏のウォーカー獲得を目論んでいるという。 とりわけ熱心なのは、チャンピオンシップ(イングランド2部)のシェフィールド・U。リーグ戦でプレミアリーグ自動昇格圏の2位につけており、残り4試合で3位とは8ポイント差と、来季のプレミア昇格が限りなく濃厚だ。昇格を勝ち取った場合、ウォーカーとの再会に本腰を入れる可能性があると考えられている。 シティの方はウォーカーの売却に消極的で、少なくとも契約を残す来シーズンまではプレーしてもらいたいと考えているとのことだが、果たして。 2023.04.19 14:45 Wed5