エバートンが5連敗中のニューカッスルにホームで不覚…10戦ぶりの白星献上…《プレミアリーグ》

2021.01.30 23:39 Sat
Getty Images
プレミアリーグ第21節、エバートンvsニューカッスルが30日にグディソン・パークで行われ、アウェイのニューカッスルが0-2で勝利した。

前節、レスター・シティとの上位対決を1-1のドローで終えた7位のエバートンが16位のニューカッスルをホームで迎え撃った一戦。2戦ぶりの勝利を目指すアンチェロッティ率いるチームは先発4人を変更。最終ラインに4人のセンターバック、左サイドハーフにディーニュを配した守備的な布陣から右サイドバックにコールマン、中盤にイウォビ、シグルドソンを起用する[4-2-3-1]のより攻撃的な布陣で臨んだ。
立ち上がりからホームのエバートンがボールを握って押し込む状況が続くが、なかなか流れの中でフィニッシュまで持ち込むことができない。

互いにフィニッシュの数が増えていかないが、22分にリシャルリソンが個人技でボックス付近まで運んで最初の枠内シュートを放つと、直後にニューカッスルもシェルヴェイが左ポストのわずか外に外れる際どいシュートで応戦する。

ここから前半終盤にかけて試合に動きが出始めると、30分にはニューカッスルの右CKからフレイザーのクロスをゴール前のカラム・ウィルソンがドンピシャのヘディングで合わすが、これはGKピックフォードのビッグセーブに遭う。36分にはボックス手前でボールを受けたリシャルリソンにこの試合2度目の決定的なシュートチャンスが訪れるも、右足のシュートはわずかに枠の右へ外れた。
ニューカッスルの奮闘もあり0-0で折り返した試合。早い時間帯に先制点を奪いたいホームチームは55分、ボックス左でリシャルリソンからパスを受けたキャルバート=ルーウィンがファーポストを狙った右足のコントロールシュートを放つが、これはGKダーローの見事なワンハンドセーブにはじき出される。

その後はしばらく膠着状態が続く中、エバートンは63分にイウォビを下げてアンドレ・ゴメスを投入。より中盤の構成力と強度を高める。だが、なかなか決定機まで持ち込めないでいると、ニューカッスルに狙い通りの形からゴールを許す。

73分、右CKの場面でキッカーのシェルヴェイが右足アウトスウィングの正確なクロスを入れると、ニアで完全にフリーとなっていたウィルソンのヘディングシュートがゴール左隅に決まった。

ホームで負けの許されないエバートンはここからリスクを冒して攻勢に出るが、専守防衛の構えを見せるニューカッスルの堅守にことごとく撥ね返される。さらに、ウィルソンを起点としてロングカウンターに晒されると、87分の絶体絶命のピンチは左ポストに救われるが、試合終了間際の93分には自分たちのCKからロングカウンターを浴びてウィルソンにトドメの2点目を奪われた。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、エバートンは格下相手の敗戦で2戦未勝利に。一方、敵地で会心の戦いを見せたニューカッスルは連敗を「5」でストップすると共に、リーグ10戦ぶりの白星を手にした。
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