岩手MF小谷光毅が神奈川1部・品川CCで「ビジネスマン×サッカー選手」に挑戦

2021.01.11 20:05 Mon
©︎J.LEAGUE
いわてグルージャ盛岡は11日、MF小谷光毅(27)が神奈川県社会人リーグ1部に所属する品川CCへ完全移籍することを発表した。

ガンバ大阪下部組織出身の小谷は明治大学を卒業後、一度は証券会社に勤めるも、再びサッカーの道に進むべく渡独。オーバーリーガ(ドイツリーグ5部相当)やレギオナルリーガ(ドイツリーグ4部相当)で経験を積み、2018年5月に岩手へ加入した。
2019年にブラウブリッツ秋田に移籍するも、2020年に復帰。昨シーズンは明治安田生命J3リーグ34試合に出場して5得点を記録し、岩手で公式戦通算57試合8得点の数字を収めた。

小谷は両クラブの公式サイトを通じて、今回の移籍はビジネスマンとサッカー選手の両立が目的にあるとコメント。熟考の末、証券会社に勤めていた経験を生かし、品川CCの発展にユニークな角度から貢献していく、新しいキャリアに進むことを決断したようだ。

◆いわてグルージャ盛岡
「この度、いわてグルージャ盛岡を退団する事になりました。2月から株式会社マネーフォワードに入社し、品川CC横浜でプレーを続けます。まずはこのコロナ禍において活躍して下さっている医療従事者の皆様、難しく苦しいシーズンの中でも変わらず応援してくださったスポンサー・ファンの皆様に心から感謝致します。昨年はステイホームもあり、改めて過去を振り返り、未来について熟慮する事ができました。人生100年時代と言われている昨今、コロナウイルスは人々の環境を大きく変え、デュアルキャリアの概念も加速させました」
「明治大学を卒業後、野村證券を経てプロサッカー選手になり、そして今後のキャリアを熟慮した上で出た結論が、MVVC(Mission,Vision,Value,Culture)に共感できる場所で全てにやりがいを持って取り組む『ビジネスマン×サッカー選手』です。マネーフォワードは「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というMissionを掲げ、Fintechから金融を、そして日本を変える可能性を秘めています。国内No.1、そして世界展開を視野に入れ、事業を拡大し続けている素晴らしい企業から評価して頂けた事に感謝し、その期待に応えれるよう精一杯頑張りたいと思います」

「また、契約延長がある中でこの決断をした事の価値や行動プロセスを品川CC横浜と共にどんどん世の中に発信していきます。それが日本サッカーの底上げに繋がると信じ、サッカー選手の視座を高め、価値観や社会的価値を変えていけるような活動もしていければ幸いです。最後に、グルージャはNOVAホールディングスの傘下になった事で本当にJ2昇格を狙えるポテンシャルのあるクラブになりました。可能性のある選手たちを最大限に活かしてJ2昇格を成し遂げてください。また大好きな岩手に遊びに来ます!ありがとうございました! 」

◆品川CC
「この度、品川CCに加入させていただく事になりました、小谷光毅です。吉田GMとお話しさせていただき、品川CCのクラブ理念はまさしく僕が求めていたものだと感じました。やりがいだらけの新たなチャレンジに本当にワクワクしています。この環境を全力で楽しみ、『ビジネスマン×サッカー選手』として両方の成長スピードを加速させ、人間力を高めていきたいと思います」

「野村證券を経てプロサッカー選手になり、契約更新がある中でこのキャリアを選択した意味や価値、行動プロセスを品川CCと共に発信していき、サッカー選手の社会的価値や価値観を変えていければと思います。チームの目標達成のために自分の持てる力を最大限に発揮してチームと共にもっともっと大きくなっていきます! 熱い応援、宜しくお願い致します! 」
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