セビージャ、エン=ネシリのトリプレッタでソシエダとの撃ち合い制す!《ラ・リーガ》
2021.01.09 23:55 Sat
ラ・リーガ第18節、セビージャvsレアル・ソシエダが9日にサンチェス・ピスファンで行われ、ホームのセビージャが3-2で勝利した。
6位のセビージャ(勝ち点27)と4位のソシエダ(勝ち点30)による上位対決。
セビージャは前節、宿敵ベティスとのダービーを1-1のドローで終え、上位陣との勝ち点差が徐々に広がっている。勝ち点3奪取が必須のソシエダとの直接対決では先発3人を入れ替え、ラキティッチとエン=ネシリと共に出場停止明けのフェルナンドが復帰した。
対するソシエダは下位に低迷するオサスナ相手にこちらも1-1のドロー。大晦日に行われたアスレティック・ビルバオとのダービー勝利の勢いを連勝に結びつけることはできなかった。今回の一戦ではイサクやスビメンディがスタメンで起用された。
堅守を売りとする両チームだけに堅い展開が予想されたが、試合は立ち上がりから予想外の撃ち合いとなる。
しかし、ソシエダも失点直後のキックオフの流れから右サイドバックのゴロサベルが裏のスペースに入れたフィードに対してイサクと競争となったDFジエゴ・カルロスが慌ててGKにバックパス。すると、これが自軍ゴールへの見事なループシュートとなった。
ジエゴ・カルロスの芸術的なオウンゴールによってわずか1分で試合を振り出しに戻されたセビージャだが、直後の7分にはフェルナンドの高い位置でのインターセプトからボックス手前のエン=ネシリがDF3枚を相手に強引な仕掛けでこじ開けると、ゴール前でGKとの一対一を制した。
エン=ネシリのドブレーテによって試合が落ち着くかに思われたが、ソシエダがすぐさま反撃。14分、右CKの場面でオヤルサバルがファーに入れたボールをイサクがボレーで合わせた。
試合開始15分で4ゴールが生まれる荒れ模様の試合となったが、以降もスコアこそ動かないものの、攻め合いの状況が続く。2-2となった直後は追いついた勢いを生かしたソシエダが攻勢を続けグリディにGKとの一対一の決定機が訪れるが、ここはGKブヌの好守に阻まれる。
前半半ばから終盤にかけては再びセビージャペースが続いたものの、ジョルダンの強烈なミドルシュートやエン=ネシリの一対一を今度はGKレミロが見事な連続セーブで阻んだ。
2-2のスコアで折り返した試合は後半もいきなり動く。46分、スソのスルーパスに抜け出したオカンポスがボックス右でグラウンダーの折り返しを入れると、ニアに走り込んだエン=ネシリがワンタッチで流し込み、トリプレッタを達成した。
3度目のリードを手にしたセビージャは前半の反省を生かしてここから慎重にゲームをコントロール。これにより、試合はようやく落ち着き始める。
しかし、互いに選手交代で流れに変化を加え始めた中、70分を過ぎて再び決定機を作りあう。73分、エン=ネシリのスルーパスに抜け出したスソがボックス内でGKと一対一のビッグチャンスを迎えるが、ここはGKレミロの好守に遭う。直後の76分にはソシエダの波状攻撃からボックス左でイサクが折り返したボールをメリノが渾身のダイビングヘッド。だが、これはDFクンデの決死のゴールカバーに阻まれた。
その後、殊勲のエン=ネシリらを下げて逃げ切り態勢に入ったセビージャはソシエダの反撃をきっちり凌ぎ切って白熱の撃ち合いを制した。この結果、新年リーグ戦初白星を挙げたセビージャがソシエダと同勝ち点で並ぶことに成功した。
6位のセビージャ(勝ち点27)と4位のソシエダ(勝ち点30)による上位対決。
セビージャは前節、宿敵ベティスとのダービーを1-1のドローで終え、上位陣との勝ち点差が徐々に広がっている。勝ち点3奪取が必須のソシエダとの直接対決では先発3人を入れ替え、ラキティッチとエン=ネシリと共に出場停止明けのフェルナンドが復帰した。
堅守を売りとする両チームだけに堅い展開が予想されたが、試合は立ち上がりから予想外の撃ち合いとなる。
その口火を切ったのはセビージャのエン=ネシリ。開始4分、ソシエダの守備の緩さを突いて右サイドのスソの斜めのスルーパスに抜け出したフェルナンドがDFとGKを完全に引き付けて折り返すと、これをドフリーのエン=ネシリが難なくワンタッチで流し込んだ。
しかし、ソシエダも失点直後のキックオフの流れから右サイドバックのゴロサベルが裏のスペースに入れたフィードに対してイサクと競争となったDFジエゴ・カルロスが慌ててGKにバックパス。すると、これが自軍ゴールへの見事なループシュートとなった。
ジエゴ・カルロスの芸術的なオウンゴールによってわずか1分で試合を振り出しに戻されたセビージャだが、直後の7分にはフェルナンドの高い位置でのインターセプトからボックス手前のエン=ネシリがDF3枚を相手に強引な仕掛けでこじ開けると、ゴール前でGKとの一対一を制した。
エン=ネシリのドブレーテによって試合が落ち着くかに思われたが、ソシエダがすぐさま反撃。14分、右CKの場面でオヤルサバルがファーに入れたボールをイサクがボレーで合わせた。
試合開始15分で4ゴールが生まれる荒れ模様の試合となったが、以降もスコアこそ動かないものの、攻め合いの状況が続く。2-2となった直後は追いついた勢いを生かしたソシエダが攻勢を続けグリディにGKとの一対一の決定機が訪れるが、ここはGKブヌの好守に阻まれる。
前半半ばから終盤にかけては再びセビージャペースが続いたものの、ジョルダンの強烈なミドルシュートやエン=ネシリの一対一を今度はGKレミロが見事な連続セーブで阻んだ。
2-2のスコアで折り返した試合は後半もいきなり動く。46分、スソのスルーパスに抜け出したオカンポスがボックス右でグラウンダーの折り返しを入れると、ニアに走り込んだエン=ネシリがワンタッチで流し込み、トリプレッタを達成した。
3度目のリードを手にしたセビージャは前半の反省を生かしてここから慎重にゲームをコントロール。これにより、試合はようやく落ち着き始める。
しかし、互いに選手交代で流れに変化を加え始めた中、70分を過ぎて再び決定機を作りあう。73分、エン=ネシリのスルーパスに抜け出したスソがボックス内でGKと一対一のビッグチャンスを迎えるが、ここはGKレミロの好守に遭う。直後の76分にはソシエダの波状攻撃からボックス左でイサクが折り返したボールをメリノが渾身のダイビングヘッド。だが、これはDFクンデの決死のゴールカバーに阻まれた。
その後、殊勲のエン=ネシリらを下げて逃げ切り態勢に入ったセビージャはソシエダの反撃をきっちり凌ぎ切って白熱の撃ち合いを制した。この結果、新年リーグ戦初白星を挙げたセビージャがソシエダと同勝ち点で並ぶことに成功した。
セビージャの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
セビージャの人気記事ランキング
1
オカンポスのお尻に触ったラージョの少年サポーターに約100万円の罰金と1年間のスタジアム出禁を求刑
スペイン・スポーツ暴力対策委員会は14日、ラージョの少年サポーターに罰金6000ユーロ(約97万円)と1年間のスタジアム入場禁止処分を科すことを求刑した。 この少年サポーターは5日に行われたラ・リーガ第23節のセビージャ戦で最前列の座席に座っていた中、スローインのためにタッチライン際に立ったルーカス・オカンポスのお尻を触る挑発を行った。 試合が数分中断する事態となったこの件を重く受け止めたスペイン・スポーツ暴力対策委員会は少年が未成年ではあったものの厳罰を求めた格好だ。 2024.02.15 06:00 Thu2
現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed3
後半ATの“レモンターダ”、レアル指揮官「前半は監督のせい、後半は選手のクオリティのおかげ」
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、セビージャ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 17日、ラ・リーガ第32節のセビージャvsレアル・マドリーがサンチェス・ピスファンで行われた。 1位のマドリーと3位のセビージャの上位対決。勝ち点差「12」で行われたこの一戦は意外な展開を見せる。 21分にセビージャがイバン・ラキティッチのゴールで先制すると、25分にはエリック・ラメラのゴールが決まり、2-0と前半で2点をリードする。 2点ビハインドで後半を迎えたマドリーだったが、ここから反撃。50分にロドリゴ・ゴエスが1点を返すも、試合はそのまま終盤へ。しかし、82分にナチョ・フェルナンデスが同点ゴールを決めると、アディショナルタイムにはカリム・ベンゼマが奇跡の逆転ゴール。後半アディショナルタイムに“レモンターダ(逆転)”を達成し、2-3で勝利を収めた。 試合後、アンチェロッティ監督は前半は自分のせいだと反省。ハーフタイムで問題点を修正したとした。 「前半は監督のせいであり、後半は選手のクオリティのおかげだ。我々は心を失っていなかった。前半機能していなかったいくつかの問題点を修正した。前半のカバーはコンパクトではなかった」 「トランジションで2、3回危険に晒され、ポゼッションも正しくはなかった。2つ、3つの問題点を修正した」 一方で、後半の選手たちの出来を称賛。逆転勝利を感謝した。 「前半は疲れていたようにも見えたが、後半は見事な強さを見せた。こういうことは、時々サッカー界では理解されないことがある。また、ジエゴ・カルロスとヴィニシウスのハンドの判定もよくはわからない」 「前半のプレーは理解し難いものだったが、後半は素晴らしいレベルのインテンティと集中力、プレーの姿勢を示た。このチームに驚かされることはない」 「私は後半をとても誇らしく思っている。全ての選手に感謝しなければいけない」 <span class="paragraph-title">【動画】起死回生!ベンゼマの後半AT逆転弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xsixvMTAr9s";var video_start = 341;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.04.18 10:01 Mon4
守護神ボノ移籍のセビージャ、ノルウェー代表GKニーランを獲得
セビージャは20日、RBライプツィヒのノルウェー代表GKエルヤン・ニーラン(32)の加入を発表した。契約期間は2025年6月までの2年間となっている。 ノルウェー代表として46キャップを刻むニーランは、これまでモルデやインゴルシュタット、アストン・ビラなどに在籍。昨年10月、ペーテル・グラーチの負傷を受けてライプツィヒに加入していた。 ただ、ヤニシュ・ブラシュヴィッヒの前に控えに回り、ブンデスリーガ2試合の出場に留まっていた。 セビージャでは守護神だったボノがアル・ヒラルへ移籍。マルコ・ドミトロビッチの控えとしてニーランは迎えられたと見られている。 2023.08.20 22:45 Sun5