【珍プレー好プレー】衝撃のPK戦!GKが退場の大ピンチ、MLSカップで急造GKがスーパーセーブでチームを救う《2020年11月・好プレー》
2020.12.30 19:15 Wed
無観客試合の開催や各大会の延期や中止など、特別のシーズンとなった2020年のサッカー界。それでも、フットボーラーたちはピッチ内外で思わず唸るようなスーパープレーの他、クスッとさせてくれる小ネタも提供してくれた。今回は2020年の好プレーを1月から順に紹介!2020年11月の好プレーは、オーランド・シティのアルゼンチン人DFロドリゴ・シュレーゲルが見せた“セーブ”だ。
それは11月21日に行われたMLSカップのカンファレンス準々決勝でオーランド・シティvsニューヨーク・シティFCでの出来事。MLSカップは年間王者を決めるMLSのプレーオフ。その初戦で両チームは激突した。
オーランド・シティは5分に元ポルトガル代表FWナニがPKを決めて先制。しかし、ニューヨーク・シティFCも8分にDFマクシム・シャノがゴールを奪い、1-1のタイスコアとなった。
その後はスコアが動かないものの、激しさを増す試合。オーランド・シティは87分にDFルアンが退場に。数的不利になりながらも延長戦でも粘り強く戦い、勝負はPK戦にもつれ込んだ。
監督はピッチサイドを駆け巡り、ベンチの選手も飛び出した中、主審が耳元に手を。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、ガジェセがシュートの前にラインを出ていたことが判明。このPKがやり直しとなった。
しかし、そこでこの話は終わらず、ガジェセにはイエローカードが提示されたが、遅延行為ですでに1枚もらっていたために退場に。控えGKであるブライアン・ロウを投入し、やり直しのPKの準備に入った。
救われたカステジャーノスだったが、なかなか蹴り出さない。すると主審が引き続きなにやら指示を受けている状況。なんとこの交代が認められず、途中出場していたDFロドリゴ・シュレーゲルがPK戦でGKを務めることになってしまったのだ。
当然急造GKであるシュレーゲルの動きはぎこちなく、カステジャーノスは難なくPKを成功。それでもオーランド・シティは最後にキッカーであるナニが決めれば勝利だったところ、なんとナニのシュートがセーブされてしまい失敗に。サドンデスに入り、オーランド・シティは万事休すの状態となった。
6人目はともに成功。失敗するのを待つしかないような状況となったなか、急造GKシュレーゲルが奇跡を起こした。7人目、グドムンドゥル・トラリンソンが右上を狙った強烈なシュートを見舞うが、完璧なコースへのシュートをまさかのシュレーゲルが完璧にセーブ。一気に盛り上がるオーランド・シティはすでに勝ったかのような喜びを見せた。
なお、オーランド・シティの7人目のベンジ・ミシェルがしっかりと決めてオーランド・シティは勝利。カンファレンス準決勝に駒を進めた。
それは11月21日に行われたMLSカップのカンファレンス準々決勝でオーランド・シティvsニューヨーク・シティFCでの出来事。MLSカップは年間王者を決めるMLSのプレーオフ。その初戦で両チームは激突した。
その後はスコアが動かないものの、激しさを増す試合。オーランド・シティは87分にDFルアンが退場に。数的不利になりながらも延長戦でも粘り強く戦い、勝負はPK戦にもつれ込んだ。
そのPK戦では先行のニューヨーク・シティFCの1人目、モラレスがクロスバーに直撃させてしまい失敗。その後は互いに成功を重ね、ニューヨーク・シティFCの5人目のバレンティン・カステジャーノスがシュート。これを、GKペドロ・ガジェセが横っ飛びでセーブ。オーランド・シティの勝ち上がりが決定した。
監督はピッチサイドを駆け巡り、ベンチの選手も飛び出した中、主審が耳元に手を。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、ガジェセがシュートの前にラインを出ていたことが判明。このPKがやり直しとなった。
しかし、そこでこの話は終わらず、ガジェセにはイエローカードが提示されたが、遅延行為ですでに1枚もらっていたために退場に。控えGKであるブライアン・ロウを投入し、やり直しのPKの準備に入った。
救われたカステジャーノスだったが、なかなか蹴り出さない。すると主審が引き続きなにやら指示を受けている状況。なんとこの交代が認められず、途中出場していたDFロドリゴ・シュレーゲルがPK戦でGKを務めることになってしまったのだ。
当然急造GKであるシュレーゲルの動きはぎこちなく、カステジャーノスは難なくPKを成功。それでもオーランド・シティは最後にキッカーであるナニが決めれば勝利だったところ、なんとナニのシュートがセーブされてしまい失敗に。サドンデスに入り、オーランド・シティは万事休すの状態となった。
6人目はともに成功。失敗するのを待つしかないような状況となったなか、急造GKシュレーゲルが奇跡を起こした。7人目、グドムンドゥル・トラリンソンが右上を狙った強烈なシュートを見舞うが、完璧なコースへのシュートをまさかのシュレーゲルが完璧にセーブ。一気に盛り上がるオーランド・シティはすでに勝ったかのような喜びを見せた。
なお、オーランド・シティの7人目のベンジ・ミシェルがしっかりと決めてオーランド・シティは勝利。カンファレンス準決勝に駒を進めた。
◆急造GKが見せた完璧なセーブ!
Long live @RodriSchlegel pic.twitter.com/ymaQyJzpop
— Orlando City SC (@OrlandoCitySC) November 21, 2020
◆優勝したかのような歓喜
Scenes. Absolute scenes. #HustleAndHunger pic.twitter.com/bYTr89y3Lx
— Orlando City SC (@OrlandoCitySC) November 21, 2020
ナニの関連記事
記事をさがす
|
ナニの人気記事ランキング
1
ナニ、ファーガソンが「すごく怖かった」…気まずい思いをした逸話も明かす
メジャーリーグ・サッカー(MLS)のオーランド・シティでプレーする元ポルトガル代表MFナニがマンチェスター・ユナイテッド時代を振り返り、サー・アレックス・ファーガソン元監督にコメントした。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 2013年に勇退するまで実に27年間にもおよぶ長期政権を築き上げた名将ファーガソン氏。2007年夏にスポルティング・リスボンから赤い悪魔入りを果たしたナニは公式戦230試合に出場して40得点73アシストという数字を収めた。 ナニはユナイテッド公式のポッドキャストに対して加入当初を回想し、名将の威厳を感じたと話している。 「初めの頃は彼のことがとても怖かった。ミスをしたり、何か間違ったことをしたりすると、父親のように怒っていたね。でも、彼を理解して、自分を表現できるようになるまでは怖がっていた」 「僕の英語は完璧じゃなかった。今もだけど、当時は酷かったね。話せるようになってから徐々に彼が僕を気にかけてくれるようになったんだ」 「それからサー・アレックス・ファーガソンをもっと知っていくようになった。彼が何をしたいのか、どんな人なのかを知り、そこから良い関係がより良くなっていったんだ」 言わずもがな、数々のタイトルを勝ち取り、ユナイテッドを名門クラブに引き上げたファーガソン氏だが、その手腕と共に有名だったのが不甲斐ないパフォーマンスを露呈した選手にたびたび食らわせた大目玉だ。代名詞の“ヘアドライヤー”を受けた1人だというナニはそのせいで“気まずい思いをしたエピソード”も明かした。 「ある日、彼は奥さんや家族の迎えが厳しかったらしく送ってもらえる人を探していたんだ。そこで、僕が『OK、ボス! 送ります』と言ったさ。その日はアウェイのフルアム戦だった」 「で、僕はライアン・ギグスが獲得したPKを譲ってもらったのに、外してしまったんだ。信じられないほど自信に満ちてプレーしていたのにもかかわらずね」 「あのPKで3-2にすべきだった。彼を家まで送って帰ったけど、車の中で何も話しかけてこなかったよ。ロッカールームで『ナニ、お前は何様のつもりだ! 誰がお前にPKを蹴る許可を与えたんだ! ライアンだ!』と怒鳴られた」 「そして、ライアンに『なぜ蹴らせたんだ?』と聞き、ライアンは『彼(ナニ)がボールを持ったから、僕がやらせたんだ』と言った。なんてこった。信じられない日だったね」 「ファーガソンは全選手の個性を管理する術を心得ていた。あのときの僕は若くて、おおらかじゃなかった。多くのことを学び、多くのことが変わった。それが人生だ。学ばなければならない」 2020.05.18 18:30 Mon2
CR7に戦友から「史上最高」の声! 「数字は嘘つかず、最高の証でもある」
ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに対して、「歴史上最高のプレーヤー」との声が挙がっている。イギリス『メトロ』が報じている。 C・ロナウドはスポルティング・リスボンでのデビュー以降、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ユベントスでプレー。その行く先々で語り尽くせないほどの栄冠を欲しいがままにするなか、今年に入り、公式戦通算1000試合の大記録も成し遂げた。 そんなC・ロナウドに対して、クラブや代表で共闘したオーランド・シティのMFナニが最大級の賛辞を送った。新型コロナウイルスの影響でフットボール界の完全停止が続くなか、『Football Wave』のQ&Aに応じると、史上最高の選手についてこう語った。 「本当に驚かされた選手の1人は加入当初の僕に印象的だったポール・スコールズだね。でも、C・ロナウドこそが今も僕のお気に入りだ。ザ・ベストさ」 「史上最高? マラドーナやペレらたくさんの選手がいるけど、僕は戦友や尊敬する人から選びたい。数字は嘘つかず、最高の証でもある。C・ロナウドだね」 また、ユナイテッド時代に対峙したGKとDFで最も厄介だった選手についても訊かれると、「ペトル・チェフ」と「アシュリー・コール」の名前を挙げている。 なお、C・ロナウドとナニは、2007年夏〜2009年夏までユナイテッドで同僚となり、その間に2度のプレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇に貢献。ポルトガル代表としても長らく共闘すると、2016年のユーロ制覇に寄与した。 2020.04.04 14:00 Sat3