批判強まるスールシャールを擁護するシュマイケル氏「リバプールを見習うべき」

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏が、古巣で苦しむオーレ・グンナー・スールシャール監督を擁護した。イギリス『ミラー』が伝えている。ユナイテッドは今シーズン、プレミアリーグでは開幕ダッシュに失敗し、一時はボトムハーフに沈むなど低迷。直近4試合では勝利を飾り持ち直してきたが、今度はチャンピオンズリーグ(CL)グループステージで連敗し、決勝トーナメント進出を逃してしまった。こうした不甲斐ない成績を受け、ファンやメディアからはスールシャール監督解任を望む声も増えている。しかし、アメリカ『CBSスポーツ』に出演したシュマイケル氏は、「クラブは進歩を見せている」と語り、かつてのチームメイトであるスールシャール監督を庇った。
「オーレ(・グンナー・スールシャール)は多くの若手を起用している。若い選手はパフォーマンスが一貫しないものだし、全ての試合で良いプレーができるわけではないんだ」

「オーレが来る以前からいた選手たちは問題を抱えていた。彼ら全員をクラブから放出するのは時間がかかるだろう。オーレも一度に放出できるならそうすると思うが、それは現実的じゃないね」「彼にはチームにフィットする選手の補強が必要だ。1年ほど前に獲得した(ブルーノ・)フェルナンデスは素晴らしい活躍だし、こうした選手との契約も進歩だね。(メイソン・)グリーンウッドや(マーカス・)ラッシュフォードのような若い選手も数人いるし、このプロジェクトが少しずつ進んでいくのを待つ価値はあると思う」

また、シュマイケル氏はクラブが辛抱強くなるべきだと話し、ライバルであるリバプールの成功を手本にして欲しいと願った。

「私は監督を変える意味はないと思っている。ユナイテッドのフロントやオーナーには『聞いてくれ、我々はオーレのプロジェクトを信じているし、彼には安らぎと静寂を与えたい』と皆に言って欲しいね」

「我々はリバプールに目を向けるべきだ。彼らはタイトル勝ち取るため、監督を何回も変えることが何年も続いていた。しかし、クラブとして、ビジネスとして再編成されたとき、すべてが変わったんだ」

「彼らは昨年優勝するまで、ユルゲン・クロップに多くの時間を与えてきた。そして今や、イングランド最高のチームであることは間違いない」