山口が霜田正浩監督の退任を発表、今季はJ2最下位に低迷

2020.12.09 10:50 Wed
©︎J.LEAGUE
レノファ山口FCは9日、霜田正浩監督(53)が契約満了により今シーズン限りで退任することを発表した。
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霜田監督は、JFL時代の徳島ヴォルティス(大塚製薬徳島ヴォルティス)のコーチとして指導者のキャリアをスタート。京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)ではユースやジュニアユースの監督を務めたほか、強化部長補佐も務め、FC東京でも強化部長補佐やヘッドコーチを務めた。その後、関東リーグ時代のY.S.C.C.横浜で監督を務め、ジェフユナイテッド市原・千葉ではトップチームのコーチとヘッドコーチを歴任。2009年に日本サッカー協会(JFA)に入ると、技術委員長や日本代表のナショナルチームダイレクター、アンダー世代の監督などを務めた。
2017年にはシント=トロイデンでコーチを務めると、2018年1月に山口の監督に就任した。

就任1年目は明治安田生命J2リーグで8位に入るも、翌シーズンに向けて主力選手が退団。2019シーズンは15位に低迷。今シーズンもここまで22位の最下位と苦しい状況だった。
霜田監督の退任について、河村孝代表取締役社長がコメント。霜田監督からはシーズン終了後にコメントが出るとのことだ。

「今シーズンをもちまして、霜田正浩監督との契約を満了することといたしました」

「苦しかった2017年のシーズンを乗り越え、これからのレノファ山口の進む道を考えたときに、トップチームだけではなく、アカデミー、育成も含め一貫した指針でのクラブ作りを行うための大きな芯が必要でした」

「そのときに、育成、強化、また日本サッカー協会技術委員長などを担ってきた霜田監督が適任だと思い声をかけさせていただきました」

「霜田監督には2018シーズンはこれまでの最高位である8位へと導いてくれただけでなく、育成、アカデミーまでが一貫したプレーモデルのもとでサッカーをしていく「レノファのサッカー」の基礎を築いてくれました」

「これまでのクラブに対する多大なる貢献や功績に、心より感謝申しあげます。私たち、レノファ山口は霜田監督とともにこれまで築いてきたものを壊すつもりはありません。ここから先は私たちの手で積み重ね、レノファ山口の歩みを進めていかなくてはいけません」

「レノファのサッカーで必ずJ1昇格を果たし、山口県の皆様の誇りとなるクラブを築いていきます」

「最後に、今シーズンも残り3試合となりますが、目の前の勝利のために全力で戦って参りますので、引き続き、ご支援、ご声援をよろしくお願い申し上げます」

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