リバプールのワイナルドゥムを絶賛するファーディナンド「完全に過小評価された選手」

2020.12.02 16:39 Wed
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が、リバプールのオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムを称賛している。イギリス『ミラー』が伝えた。

ワイナルドゥムは2016年夏にニューカッスルからリバプールへ移籍すると、ここまで公式戦203試合に出場。故障者の多いリバプールにあって常に安定した稼働を誇り、クラブのプレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)優勝に計り知れない貢献を果たしている。

1日に行われたCLグループD第5節アヤックス戦でもフル出場しており、決勝トーナメント進出を決めたチームの原動力となった。
ユルゲン・クロップ監督からも非常に高い評価を受けるオランダ代表MFについては、イギリス『BTスポーツ』に出演したファーディナンド氏も、手放しに称賛の言葉を送っている。

「正直に言って、私はワイナルドゥムが大好きなんだ。彼は非常に無欲であり、知性を備え、中盤のあらゆるポジションでプレーすることができる。完全に過小評価されている選手だと思うよ」
「彼はオランダ代表では10番の役割を務めている一方、リバプールでは守備的な役割をしっかりこなしている」

古巣のライバルクラブに所属しているにもかかわらず、ファーディナンド氏はワイナルドゥムを絶賛し続け、ファンよりも選手からより評価されるタイプだと語った。

「キャリアの中で一緒にプレーしたいと思える選手だ。ファンからは、あまり評価されない選手かもしれない。しかし、ピッチの上に立つ選手なら、彼がどれだけの仕事をしているか、どれだけの価値があるかを分かっているはずだ」

リバプールとワイナルドゥムの契約は来夏で切れるにもかかわらず、いまだに契約延長の話は進んでいない。ファーディナンド氏も絶賛するワイナルドゥムが、今後どのようなキャリアをたどるか注目だ。

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大ケガから復活のエリオット、負傷原因となったリーズDFも喜び「僕たちはずっと連絡を取り続けていた」

リーズ・ユナイテッドのオランダ人DFパスカル・ストライクが、リバプールのU-21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットの復活を喜んだ。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。 エリオットは今シーズン開幕から出場機会を得る順調なスタートを切ったものの、9月に行われた第4節のリーズ戦でストライクのタックルを受け、左足首を脱臼骨折。手術を受け長期離脱となったが、懸命なリハビリを経て、6日に行われたFAカップ4回戦のカーディフ・シティ戦で復帰を果たした。 イギリス『BBC』のインタビューに応じたストライクは、負傷当時「フットボールでは起こり得ること」と自身を擁護するコメントを残していたエリオットの復活に喜びを露わ。継続して連絡を取り合っていたことを明かし、関係は良好だと語った。 「本当に嬉しい。彼がこんなに早く戻って来てくれるなんて。復帰までかなり早かったと思う」 「あの瞬間から、僕たちはずっと連絡を取り続けていた。そして彼が何度かピッチに立ち、成長していく姿も見ることができて、本当に良かったと思っている。こうして連絡を取り合っているのも良いことだね」 また、ストライクはエリオットを負傷させた直後から多くの誹謗中傷を受けたことにも言及。批判に対してどう対処したかを明かしている。 「試合直後とその翌日は、少しクレイジーで慌ただしかったね。ただ、そうしたところから自分自身を遮断して、ただ身近な人たちのことに集中したよ。人生は続いていき、こうしたことは起こり得るんだ」 2022.02.18 17:30 Fri

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