セネガルレジェンドのディオプ氏が42歳で死去…日韓W杯で活躍した長身MF

2020.11.30 11:45 Mon
Getty Images
セネガル代表MFのパパ・ブバ・ディオプ氏が逝去した。42歳だった。イギリス『BBC』など複数メディアが報じている。

国際サッカー連盟(FIFA)はディオプ氏の他界を受けて、「セネガルのレジェンド、パパ・ブバ・ディオプの逝去を知り、FIFAは悲しみの淵にいる。かつてのワールドカップのヒーローであり、常にワールドカップのヒーローだった」と追悼した。

セネガルサッカー連盟のマッキー・サール会長も追悼のメッセージを寄せるなか、リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネも「あなたの死を知り、心が折れそうだった。別れを告げずに去っても、あなたは僕らの心にあり続ける」と偲んだ。
現役時代に190cmの長身MFとして活躍したディオプ氏は1999年にスイスのクラブでプロデビュー後、フランスやイングランド、ギリシャでプレー。イングランド時代はフルアムやポーツマス、ウェストハム、バーミンガム・シティに籍を置いた。

また、セネガル代表としても2001年にデビューを果たすと、通算62試合11得点をマーク。2002年の日韓ワールドカップ(W杯)メンバーにも選ばれ、フランス代表との開幕戦で決勝ゴールを記録するなど、同大会でのベスト8入りに大きく貢献した。
なお、詳しい死因について明らかになっていないものの、『フランス・フットボール』などによると、29日に長い闘病生活の末に逝去したという。

パパ・ブバ・ディオプの関連記事

セネガル代表DFカリドゥ・クリバリが、自身の代表初ゴールを母国のレジェンドに捧げた。 クリバリ擁するセネガル代表は29日、グループA最終節でエクアドルと対戦した。勝てば突破、引き分け以下で敗退という明瞭な構図の中、1-1で迎えた70分のセットプレーでクリバリがゴールを決めた。 これが決勝ゴールとなり、セネガ 2022.11.30 14:45 Wed

セネガルの関連記事

セネガルサッカー連盟(FSF)は8日、アリウ・シセ監督(47)と2026年まで契約延長したことを発表した。 この契約延長で2025年にモロッコで開催されるアフリカネーションズカップ、2026年北中米ワールドカップ(W杯)予選を指揮することが決まった。 シセ監督は2015年にセネガル代表指揮官に就任。これまで 2024.03.09 07:40 Sat
コートジボワール国内が沸いている。 コートジボワール代表は29日、自国開催のアフリカ・ネーションズカップ2023(CAN)ラウンド16で前回王者・セネガル代表と対戦。0-1と1点ビハインドで迎えた86分にMFフランク・ケシエのPK弾で追いつくと、PK戦を制して勝利…執念でベスト8進出を掴み取った。 彼らはグ 2024.01.30 16:10 Tue
アフリカ・ネーションズカップ(CAN)2023のラウンド16の2試合が29日に行われた。 大会連覇を狙う優勝候補筆頭セネガル代表と、開催国のコートジボワール代表の一戦は、1-1のスコアで120分の戦いが終了。PK戦を4-5で制したコートジボワールが準々決勝進出を決めた。 グループCを3戦全勝で首位通過し、大 2024.01.30 08:09 Tue
アフリカ・ネーションズカップ(CAN)2023のグループステージ第2節が終了した。 コートジボワールで開催中の今大会は24チームが6グループに分かれ、グループ上位2チーム、グループ3位の上位4チームが決勝トーナメントに進出するレギュレーションとなっている。 開幕戦を白星で飾ったコートジボワールは、グループA 2024.01.22 08:00 Mon
セネガル代表を率いるアリウ・シセ監督が、19日に行われたカメルーン代表戦後に体調不良によって入院していた。フランス『AP通信』が伝えている。 セネガルは19日、アフリカ・ネーションズカップ(CAN)のグループC第2節のカメルーン戦を3-1で勝利した。グループステージ2連勝で決勝トーナメント進出を決めた同代表だが、 2024.01.21 23:07 Sun

記事をさがす

セネガルの人気記事ランキング

1

セネガルがマネの2ゴールでブラジルとの打ち合いに逆転勝利!《国際親善試合》

国際親善試合のブラジル代表vsセネガル代表が20日にリスボンで行われ、セネガルが2-4で逆転勝利した。 17日に行われたギニア代表戦をロドリゴ、ミリトン、ヴィニシウスのレアル・マドリー3選手のゴールなどで4-1と快勝したブラジル。アフリカ屈指の強豪セネガルと対峙した中2日での一戦では先発2人を変更。カゼミロとロドリゴに代えてブルーノ・ギマランイス、マウコムを起用した。 対するセネガル代表は、クリバリやマネ、イスマイラ・サール、ニアカテといった選手がスタメンに名を連ねた。 試合は中立地でのフレンドリーマッチらしいややゆったりとしたリズムで進んでいく。だが、地力で勝るブラジルが最初のチャンスをゴールに結びつける。 11分、左サイドのスペースでボールを持ったヴィニシウスが絶妙なクロスを上げると、ゴール前でうまくフリーとなったパケタのヘディングシュートが決まった。 幸先よく先制に成功したブラジルは、一気に攻勢を強める。13分、右サイドのマウコムからのスルーパスに抜け出したリシャルリソンがボックス右で放ったシュートはわずかに枠の左に外れる。この直後にはボックス内で仕掛けたヴィニシウスがパテ・シスに足を踏まれてPKを獲得。だが、抜け出しの際のオフサイドを取られ、最終的には取り消しに。 すると、15分を過ぎた辺りからセネガルが押し返していくと、こちらも少ない決定機を着実にゴールへつなげる。22分、右サイドから入れたクロスがゴール前で混戦を生むと、ボックス中央で相手DFのヘディングでのクリアに反応したハビブ・ディアロが抑えの利いた見事な右足のボレーシュートをゴール左隅へ突き刺した。 1-1のイーブンに戻った試合はここから一進一退の攻防に。基本的にはブラジルがボールを握る時間が長いものの、セネガルもカウンターからフィニッシュまで持ち込む。その流れで相手のバックパスのミスを付いたパプ・ゲイエのシュートがGKエデルソンを脅かす場面も。 その後、終盤にかけて攻撃のギアを上げたブラジルは前半アディショナルタイムにボックス手前の好位置で得たFKをダニーロが直接狙うが、枠を捉えた強烈なシュートはGKディアウのセーブに阻まれた。 互いにハーフタイムでのメンバー変更なしで臨んだ後半も拮抗した展開となったが、思わぬ形からセネガルに逆転ゴールが生まれた。 52分、ボックス手前でディアロ、マネが粘ってボックス右に走り込んだサールがヘディングでゴール前に折り返すと、DFマルキーニョスの懸命なクリアがそのままゴールネットに決まった。 これで勢いづくセネガルは直後の55分に追加点まで奪取。サールのスルーパスに抜け出したパプ・ゲイエの鋭い反転シュートはGKエデルソンの好守に阻まれたが、こぼれ球を繋ぐ。そして、ボックス左からわずかに内側へ運んだマネの完璧な右足のコントロールシュートがファーポストに突き刺さった。 フレンドリーマッチとはいえ、負けられないブラジルは直後に2枚替えを敢行。リシャルリソンとマウコムを下げてペドロ、ホニを投入する。すると、58分には右CKの流れからルーズボールに反応したマルキーニョスの浮き球のシュートがうまくゴール右隅に決まった。 点差が縮まったことで、ここからよりオープンな展開が期待されたものの、徐々に試合は膠着。ブラジルはアンドレやヴェイガと国内組をピッチに送り込んでいく。これに対してセネガルは80分を過ぎてクヤテやジャクソンといった選手を投入。 試合終盤にかけては球際の激しい攻防によって小競り合いが発生するなど、スタジアムのボルテージが一気に上がったものの、ゴール前の攻防では見せ場を作れない。 だが、試合終了間際にはジャクソンがボックス内でGKエデルソンに倒されて得たPKをキッカーのマネが冷静に決め、セネガルに勝利を決定づける4点目が生まれた。 そして、南米の強豪とアフリカの強豪が激突した白熱のフレンドリーマッチは、セネガルが2-4で逆転勝利した。 ブラジル代表 2-4 セネガル代表 【ブラジル】 パケタ(11分) マルキーニョス(58分) 【セネガル】 ハビブ・ディアロ(22分) オウンゴール(52分) マネ(55分) マネ(97分[PK]) 2023.06.21 06:07 Wed
2

高価なものなんかいらない! 心優しきマネ「少しでもみんなに還元する」

リバプールに所属するセネガル代表FWサディオ・マネが金銭の使い方についての考えを述べている。スペイン『アス』が『nsemwoha.com』を引用して伝えた。 昨季、チャンピオンズリーグ(CL)を制したリバプール。その攻撃の一角を担っているマネは、2016年夏にサウサンプトンから加入して以降、瞬く間にトッププレイヤーへと駆け上がっていった。 多くのスター選手たちと同じように高額な給与を貰っているマネだが、それを私利私欲のために使わず、貧困に困っている人々の助けになってほしいと、謙虚な姿勢をみせた。 「フェラーリ10台、高価な腕時計20個、自家用ジェット2機…そんなもの必要かい?」 「僕は貧しくて畑で働かなくてはならなかったんだ。裸足でサッカーをし、教育など多くのことができなかった中で必死に生き抜いたよ」 「今はサッカーのおかげで稼いだお金で人々を助けることができるよ。学校やスタジアムを建て、貧困に苦しむ人々に衣服や靴、食料を提供したり、貧しい地域に住む家庭に月々70ユーロ(約8000円)を寄付したりすることができる」 「高級車、高級住宅、旅行、飛行機さえいらない。僕がこれまで受けたものを少しでもみんなに還元することを望んでいるよ」 2019.10.18 17:40 Fri
3

ネイマールがセレソン100試合の偉業達成! ブラジルvsセネガルはドロー決着《国際親善試合》

国際親善試合のブラジル代表vsセネガル代表が10日にシンガポールで行われ、1-1のドローに終わった。 コパ・アメリカ2019王者のブラジルと、アフリカ・ネーションズカップ2019準優勝のセネガルによる一戦。 先月の代表ウィークでコロンビア代表、ペルー代表相手に1敗1分けの未勝利となったブラジルは、今回の一戦に現状のベストメンバーを起用。GKにエデルソン、最終ラインにダニエウ・アウベス、マルキーニョス、チアゴ・シウバ、アレックス・サンドロ。中盤はカゼミロとアルトゥールのダブルボランチに、両ワイドにガブリエウ・ジェズス、コウチーニョ。縦関係の2トップにセレソン100試合目のネイマールとフィルミノが並んだ。 一方のセネガルはエースのマネやクリバリ、サール、クヤテ、グイエなどロシア・ワールドカップやアフリカ・ネーションズカップの主力が揃って先発を果たした。 中盤ボックス型の[4-4-2]に近い攻撃的な布陣を採用したブラジルが早い時間帯にスコアを動かす。9分、中央のコウチーニョから斜めのパスを右サイドで受けたジェズスがニアに斜めのランニングを仕掛けたフィルミノへ丁寧に繋ぐ。最後はフィルミノが飛び出したGKの脇を抜く見事なチップキックでゴールネットへ流し込んだ。 その後はビハインドを追うセネガルが縦に速い攻撃を仕掛けて反撃に打って出る。その流れの中でグイエやマネにフィニッシュの場面が訪れるが、決めきるまでには至らず。それでも、前半終了間際の45分には左サイドで縦に仕掛けたマネがボックス内へ切り込んだ際にDFマルキーニョスに倒されてPKを獲得。これをキッカーのディエディウが冷静にゴール左隅へ蹴り込み、前半を1-1のスコアで終えた。 迎えた後半、立ち上がりはブラジルペースに。48分にコウチーニョ、50分にカゼミロと続けてシュートを放つと、53分にはコウチーニョからの絶妙なスルーパスに抜け出したジェズスがGKと一対一の絶好機を迎えるが、交錯寸前に放ったチップキックはわずかに枠の左へ外れた。 試合は60分を過ぎて互いに積極的に交代カードを切った影響もあって、フレンドリーマッチらしいだれた時間帯が続く。その中でブラジルはマティアス・エンリケ、レナン・ロージの2選手がセレソンデビューを飾る。69分にはボックス手前の好位置で得たFKをキッカーのネイマールが直接狙うが、これはわずかにクロスバーの上を越える。 後半終盤にかけてはマネがポスト直撃のシュート、ネイマールが直接FKでいずれも相手ゴールに迫る場面を作ったが、試合はこのまま1-1のスコアでタイムアップ。南米とアフリカの強豪同士の一戦はドロー決着となり、ブラジルはフレンドリーマッチながらも3戦未勝利となっている。 2019.10.10 23:15 Thu
4

宙を舞う椅子…コートジボワールの前回王者撃破&ベスト8に国内ファン熱狂、衝撃大敗忘れ去った開催国が勢いに乗る!

コートジボワール国内が沸いている。 コートジボワール代表は29日、自国開催のアフリカ・ネーションズカップ2023(CAN)ラウンド16で前回王者・セネガル代表と対戦。0-1と1点ビハインドで迎えた86分にMFフランク・ケシエのPK弾で追いつくと、PK戦を制して勝利…執念でベスト8進出を掴み取った。 彼らはグループステージ第3節・赤道ギニア代表戦で0-4という格下相手の衝撃大敗を喫し、開催国、そしてアフリカを代表する強豪でありながらも1勝2敗のA組3位に。試合翌日にはジャン=ルイ・ガセ監督を解任...指揮官は最後の言葉で「何人かの選手はロッカールームで泣いていた」と口に。チーム内には大きな動揺が広がっていたとされる。 それでもなんとかグループ3位通過で命拾いし、急遽呼び出したU-23コートジボワール代表監督のエメルス・ファエ氏に暫定指揮を執らせる形でラウンド16へ。結果は前述の通り、苦しみながらもサディオ・マネ擁する前回王者を打ち破り、見事、準々決勝(ベスト8)へと駒を進めた。 緊張感あふれるPK戦での決着だったこともあってか、試合終了直後のコートジボワール国内は歓喜・歓喜・歓喜。首都アビジャンの中心地で開催されたパブリックビューイングでは、無数の人々が飛び跳ね、会場の椅子を天に掲げ、中には宙を舞う椅子も(危険)。4大会ぶり3度目優勝を目指す開催国コートジボワールがいよいよ勢いに乗り出した。 準々決勝は[マリ代表vsブルキナファソ代表]の勝者との対戦となり、そこでも勝てば準決勝は[コンゴ民主共和国(DRコンゴ)代表vsギニア代表]の勝者と激突する。 <span class="paragraph-title">【動画】歓喜・歓喜・歓喜の首都アビジャン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="fr" dir="ltr"> L&#39;explosion de joie des Ivoiriens, en direct du Palais de la Culture à Abidjan, après la victoire des Éléphants face au Sénégal ! <a href="https://t.co/C4UWqt9dUd">pic.twitter.com/C4UWqt9dUd</a></p>&mdash; RMC Sport (@RMCsport) <a href="https://twitter.com/RMCsport/status/1752111886324088844?ref_src=twsrc%5Etfw">January 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.30 16:10 Tue
5

サッカー界から大統領へ…ボルトンやリバプールなどで活躍した元セネガル代表FWディウフ氏が決意

▽かつてリバプールやボルトンなどで活躍した元セネガル代表のエル=ハッジ・ディウフ氏(37)が大統領就任を目指しているようだ。イギリス『FourFourTwo』が報じた。 ▽ディウフ氏は、ソショーの下部組織で育ち、スタッド・レンヌやランスでプレー。2002年7月にリバプールへと加入した。その後はイングランドでプレーを続け、ボルトン、サンダーランド、ブラックバーンなどでプレー。最後はマレーシアでプレーし、2016年1月に現役を引退した。 ▽ディウフ氏は、“リベリアの怪人”として名を馳せた、リベリアの元大統領でもあるジョージ・ウェア氏に影響されたと語った。 「私は、自分自身と家族のことを見据えている。何年も前からサッカーについて考えているが、新たなキャリア、政治的なキャリアに進もうと考えている」 「私は、母国には何かを変える私を待っている人々がいる。若者にとって戦う戦士になりたいと思っている。その準備ができており、政治の道に進むことを決心した」 「未来は決まっている。この先の2年間で政治に参加する。なぜなら、フットボールで多くのことを変えられたことをしっているうからだ。政治に対して多くの情熱がある」 ▽ディウフ氏は、現役時代からアフリカサッカー界に警鐘を鳴らしており、それが原因で代表チームを追放された経験もある。2002年の日韓ワールドカップにも出場し、ペレ氏が選んだ「FIFA100」にも名を連ねるなど、アフリカサッカー界では多くの功績を残してきた。果たして、母国の大統領になることはできるだろうか。 2018.02.08 22:05 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly