GS不振の開催国コートジボワールが王者セネガルをPK戦で撃破! 躍進カーボベルデと共にベスト8進出【CAN2023】
2024.01.30 08:09 Tue
アフリカ・ネーションズカップ(CAN)2023のラウンド16の2試合が29日に行われた。
大会連覇を狙う優勝候補筆頭セネガル代表と、開催国のコートジボワール代表の一戦は、1-1のスコアで120分の戦いが終了。PK戦を4-5で制したコートジボワールが準々決勝進出を決めた。
グループCを3戦全勝で首位通過し、大会連覇へ最高の滑り出しを見せたセネガルは、ホスト国との8強入りを懸けた一戦に向けてマネやクリバリ、GKメンディ、パプ・サールといった主力を起用した。
一方、開催国ながらグループAを薄氷の3位で通過したコートジボワールは、大敗した赤道ギニアとのグループ最終節直後にガセ監督を解任。元指揮官でフランス女子代表を率いるエルヴェ・ルナール氏の“短期レンタル”も取り沙汰されたが、最終的にU-23チームを率いるエメルス・ファエ暫定監督の下で王者に挑んだ。
試合は開始早々に地力で勝る王者がスコアを動かす。4分、相手陣内左サイドでのスローインからマネがゴールラインぎりぎりで折り返しを入れると、ボックス中央で胸トラップしたハビブ・ディアロが強烈な左足シュートをニア上に突き刺した。
後半もセネガルが良い入りを見せると、開始直後にはボックス右に持ち込んだイスマイラ・サールが右足を振っていくが、これはGKフォファナの好守に阻まれる。
以降は一進一退の攻防が続くなか、より効率的な攻めを見せたセネガルは幾度か試合を決めるチャンスが訪れたが、マネやイスマイラ・サールら攻撃陣が仕留め切れない。
一方、ペペやアラー、ケシエら経験豊富な選手を投入し、後半終盤に攻勢を仕掛けたコートジボワールは土壇場で同点に追いつく。86分、ボックス内に抜け出したペペがGKメンディと交錯すると、オンフィールド・レビューの結果、PKが与えられる。これをキッカーのケシエがきっちり決め切った。
そして、今ラウンド屈指の強豪対決は90分間で決着は付かず、延長戦へ突入した。この延長戦ではオーリエ、マネと両チームのベテランが決定的なシュートを打ち合うが、GKの好守などに阻まれて勝ち越しゴールとはならず。準々決勝進出の行方は今ラウンド2度目のPK戦に委ねられた。
運命のPK戦では先攻のセネガルの3人目ニアカテがシュートを左ポストに当てて失敗したのに対して、後攻のコートジボワールは5人全員が成功。この結果、前大会王者を退けたホスト国コートジボワールが監督交代を乗り越えて見事にベスト8進出を決めた。
また、グループBを首位通過したカーボベルデ代表とグループDを3位通過したモーリタニア代表の一戦は、1-0で勝利したカーボベルデが準々決勝進出を決めた。
エジプト、ガーナの優勝候補を抑えてグループB首位通過で今大会のダークホースとなっているカーボベルデ。この試合では主導権を握ったが、前半はなかなかチャンスまで持ち込めない。
後半はより押し込んで多くのチャンスを作り出したが、決め切れないまま試合終盤に突入。それでも、88分には途中出場のジルソン・タヴァレスがボックス内で相手GKに倒されてPKを獲得。これをキッカーのライアン・メンデスがきっちり決めて土壇場で決勝点を奪った。
そして、このまま1-0で勝ち切ったカーボベルデが8強入りを決めている。
セネガル代表 1-1(PK:4-5) コートジボワール代表
【セネガル】
ハビブ・ディアロ(4分)
【コートジボワール】
ケシエ(86分[PK])
カーボベルデ代表 1-0 モーリタニア代表
【カーボベルデ】
ライアン・メンデス(88分[PK])
大会連覇を狙う優勝候補筆頭セネガル代表と、開催国のコートジボワール代表の一戦は、1-1のスコアで120分の戦いが終了。PK戦を4-5で制したコートジボワールが準々決勝進出を決めた。
グループCを3戦全勝で首位通過し、大会連覇へ最高の滑り出しを見せたセネガルは、ホスト国との8強入りを懸けた一戦に向けてマネやクリバリ、GKメンディ、パプ・サールといった主力を起用した。
試合は開始早々に地力で勝る王者がスコアを動かす。4分、相手陣内左サイドでのスローインからマネがゴールラインぎりぎりで折り返しを入れると、ボックス中央で胸トラップしたハビブ・ディアロが強烈な左足シュートをニア上に突き刺した。
ここから一方的な展開も予想されたが、以降はコートジボワールもしっかりと切り替えて応戦。互いにフィニッシュまで持ち込めないものの、中盤で見応えのあるバトルを繰り広げていく。前半終盤にはコートジボワールのセコ・フォファナが馬力のある仕掛けでゴールに迫るシーンも作ったが、1-0のスコアのまま前半終了となった。
後半もセネガルが良い入りを見せると、開始直後にはボックス右に持ち込んだイスマイラ・サールが右足を振っていくが、これはGKフォファナの好守に阻まれる。
以降は一進一退の攻防が続くなか、より効率的な攻めを見せたセネガルは幾度か試合を決めるチャンスが訪れたが、マネやイスマイラ・サールら攻撃陣が仕留め切れない。
一方、ペペやアラー、ケシエら経験豊富な選手を投入し、後半終盤に攻勢を仕掛けたコートジボワールは土壇場で同点に追いつく。86分、ボックス内に抜け出したペペがGKメンディと交錯すると、オンフィールド・レビューの結果、PKが与えられる。これをキッカーのケシエがきっちり決め切った。
そして、今ラウンド屈指の強豪対決は90分間で決着は付かず、延長戦へ突入した。この延長戦ではオーリエ、マネと両チームのベテランが決定的なシュートを打ち合うが、GKの好守などに阻まれて勝ち越しゴールとはならず。準々決勝進出の行方は今ラウンド2度目のPK戦に委ねられた。
運命のPK戦では先攻のセネガルの3人目ニアカテがシュートを左ポストに当てて失敗したのに対して、後攻のコートジボワールは5人全員が成功。この結果、前大会王者を退けたホスト国コートジボワールが監督交代を乗り越えて見事にベスト8進出を決めた。
また、グループBを首位通過したカーボベルデ代表とグループDを3位通過したモーリタニア代表の一戦は、1-0で勝利したカーボベルデが準々決勝進出を決めた。
エジプト、ガーナの優勝候補を抑えてグループB首位通過で今大会のダークホースとなっているカーボベルデ。この試合では主導権を握ったが、前半はなかなかチャンスまで持ち込めない。
後半はより押し込んで多くのチャンスを作り出したが、決め切れないまま試合終盤に突入。それでも、88分には途中出場のジルソン・タヴァレスがボックス内で相手GKに倒されてPKを獲得。これをキッカーのライアン・メンデスがきっちり決めて土壇場で決勝点を奪った。
そして、このまま1-0で勝ち切ったカーボベルデが8強入りを決めている。
セネガル代表 1-1(PK:4-5) コートジボワール代表
【セネガル】
ハビブ・ディアロ(4分)
【コートジボワール】
ケシエ(86分[PK])
カーボベルデ代表 1-0 モーリタニア代表
【カーボベルデ】
ライアン・メンデス(88分[PK])
コートジボワール代表の関連記事
アフリカ・ネーションズカップの関連記事
|
コートジボワール代表の人気記事ランキング
1
ドログバ氏が母国で名誉学位を取得! 過去には内戦終結に大きな貢献
元コートジボワール代表FWのディディエ・ドログバ氏が、アフリカの学術機関で名誉学位を取得した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 現役時代はル・マンやマルセイユ、チェルシー、上海申花、ガラタサライ、モントリオール・インパクトなどでプレーし、2018年12月に引退したドログバ氏。コートジボワール代表では通算105試合に出場し65ゴール、母国を3度ワールドカップ(W杯)の舞台に導いた。 2005年10月には、ドイツW杯のアフリカ予選でスーダンに勝利してW杯初出場の切符を手にすると、試合後のテレビで内戦が長期化していたコートジボワールの国民たちに終戦を呼びかけ。その後コートジボワールでは選挙が行われ、停戦が実現していた。 ドログバ氏は、それ以外にも2007 年には国連の親善大使に任命されると、2009年には故郷に病院を建設するために300万ポンドを寄付するなど、社会に貢献してきた。 引退後は、古巣チェルシーのアンバサダーを務めるなど、指導者とは別の形でサッカー界に関わっていたが、この度、アフリカのいくつかの大学などを中心に構成された学術機関であるRUSTAから、名誉学位という形でその功績が讃えられた。 <span class="paragraph-title">【写真】アメリカの大学生みたい!ガウンに身を包むドログバ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Didier Drogba receives an honorary degree in his home country of the Ivory Coast <a href="https://t.co/DdKo0FN47p">pic.twitter.com/DdKo0FN47p</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1400479777958596615?ref_src=twsrc%5Etfw">June 3, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.06.04 20:55 Fri2
2部復帰1年目サンダーランドが最終節で昇格POへ! 16-17以来のプレミア昇格なるか
8日、チャンピオンシップ(イングランド2部)最終節の全12試合が行われ、プレミアリーグ昇格をかけたプレーオフ進出の4チームが確定した。 ヴァンサン・コンパニ監督率いるバーンリーの優勝とシェフィールド・ユナイテッドの2位が確定済みのチャンピオンシップ。バーンリーは1年での、シェフィールド・Uは2年ぶりのプレミアリーグ復帰となった。 その一方、3~6位までに与えられる昇格プレーオフ出場権を巡る争いは最終節(第46節)までもつれ込み、最終的に3位ルートン・タウン、4位ミドルズブラ、5位コベントリー・シティ、6位サンダーランドが獲得することとなった。 注目の存在はなんと言っても2016-17シーズン以来のプレミアリーグ復帰を目指すサンダーランドか。サンダーランドは16-17シーズンのプレミアリーグで最下位となり、10年ぶりのチャンピオンシップ降格という屈辱を味わった。 さらに、あろうことか翌2017-18シーズンもチャンピオンシップで最下位となり、なんとリーグ1(イングランド3部)まで降格。2007~17年まで10年間にわたってプレミアリーグに身を置いていたチームが2018-19シーズンから昨シーズンまでの4年間を3部リーグで過ごすこととなってしまった。 それでも、昨シーズンはリーグ戦5位から昇格プレーオフを制し、チャンピオンシップに返り咲き。迎えた今シーズンは最終節のプレストン・ノースエンド戦で3-0と勝利し、土壇場で7位から6位に浮上、昇格プレーオフ行きを掴み取った。 チームのエースはマンチェスター・ユナイテッドからレンタルで加入しているコートジボワール代表MFアマド・ディアロ。ディアロはリーグ戦37試合で13得点3アシストを記録し、最終節でも54分に先制点をゲットした。サンダーランドがプレミアリーグ復帰を掴むためには、来たる昇格プレーオフでもディアロの活躍が欠かせないだろう。 なお、昇格プレーオフだが、13日と16日に3位ルートンvs6位サンダーランド、14日と17日に4位ミドルズブラvs5位コベントリーが行われ、2戦合計で勝利したチームが聖地ウェンブリー・スタジアムで行われる一発勝負の決勝戦に臨む。 2023.05.09 15:26 Tue3
マネやサラー、アフリカ最優秀選手候補が10名に絞られる…若手にはユナイテッドMFハンニバルも
アフリカサッカー連盟(CAF)は11日、2021-22シーズンの男子最優秀選手賞の候補者10名を発表した。 2020-21シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあり受賞が中止に。2019年以来となる。 2019年に受賞したのは今夏リバプールからバイエルンへと移籍したセネガル代表FWサディオ・マネ。その前の2年間はリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが受賞していた中、今年も2人はノミネートされている。 6月30日に30名の候補が発表されていた中、10名にまで絞られたリスト。マネ、サラーの他には、プレミアリーグを制したマンチェスター・シティのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズや、今年のアフリカ・ネーションズカップで最多の8ゴールを決めたFWヴァンサン・アブバカル(カメルーン/アル・ナスル)らが残っている。 なお、ミランでセリエAを制し、バルセロナへ移籍したコートジボワール代表MFフランク・ケシエなどは10名に残れなかった。 また、最優秀若手選手賞には日本代表とも対戦した、マンチェスター・ユナイテッドのチュニジア代表MFハンニバル・メイブリら5名が候補として残っている。最終結果は7月21日に発表される。 ◆アフリカ年間最優秀選手賞候補10名 リヤド・マフレズ(アルジェリア/マンチェスター・シティ) カール・トコ・エカンビ(カメルーン/リヨン) ヴァンサン・アブバカル(カメルーン/アル・ナスル) モハメド・サラー(エジプト/リバプール) ナビ・ケイタ(ギニア/リバプール) セバスティアン・アラー(コートジボワール/アヤックス→ドルトムント) アクラフ・ハキミ(モロッコ/パリ・サンジェルマン) エドゥアール・メンディ(セネガル/チェルシー) カリドゥ・クリバリ(セネガル/ナポリ) サディオ・マネ(セネガル/リバプール→バイエルン) ◆アフリカ年間最優秀若手選手賞候補5名 ダンゴ・ワッタラ(ブルキナファソ/ロリアン) カマルディーン・スレマナ(ガーナ/レンヌ) カリム・コナテ(コートジボワール/ザルツブルク) パプ・マタル・サール(セネガル/メス) ハンニバル・メイブリ(チュニジア/マンチェスター・ユナイテッド) 2022.07.11 21:10 Mon4
ユナイテッドの若手FWディアロ、去就に関するテン・ハグ監督の決断を待つ…今季は武者修行先で大ブレイク
マンチェスター・ユナイテッドのコートジボワール代表FWアマド・ディアロ(20)は武者修行行きを望んでいないようだ。イギリス『サン』が伝えている。 チャンピオンシップ(イングランド2部)のサンダーランドで今シーズンを過ごしたディアロ。2021年1月にユナイテッドへ加入後、なかなかチャンスがないなかでの武者修行となったが、攻撃の核としてリーグ戦37試合の出場で13ゴール3アシストを記録し、チームを昇格プレーオフへと導く活躍を披露した。 レンタル期間は5月末で終了し、現在はユナイテッドへ帰還。移籍市場に精通するジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ディアロは今シーズンの活躍で自信を得たのか、来シーズンこそはユナイテッドで1年間プレーしたいと考えているという。 ユナイテッド残留か再び武者修行か、決断を下すのはエリク・テン・ハグ監督。指揮官は今後数週間でディアロの扱いを決めるとみられており、もし武者修行を命じられるのであれば、サンダーランドへの再レンタルを希望しているとのことだ。 今シーズンから就任したテン・ハグ監督の下では公式戦の出場がないディアロ。今夏のプレシーズン、そして来シーズンに懸ける思いは強いだろうが、果たして。 2023.06.24 14:52 Sat5