【ラ・リーガ第7節プレビュー】今季最初のエル・クラシコ! EL衝撃デビューの久保に初先発の機会あるか?
2020.10.23 19:30 Fri
【ラ・リーガ第7節プレビュー】今季最初のエル・クラシコ! EL衝撃デビューの久保に初先発の機会あるか?
インターナショナルマッチウィーク明けの初戦となった先週末開催の第6節ではアトレティコ・マドリーが唯一白星を飾った一方、レアル・マドリー、バルセロナ、セビージャの3強が揃って、0-1のスコアで今季初黒星を喫する波乱の一節となった。
チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージが開幕し、強豪クラブにとっては厳しい過密日程がスタートした中、今節最大の注目カードはバルセロナとマドリーによる“エル・クラシコ”だ。
バルセロナは前節、ヘタフェの芝とファウルを辞さないハードなプレーに苦しみ、やや不運な形で与えたPKが決勝点となり、クーマン新体制で初黒星を喫した。代表ウィーク明けのコンディション不良は明らかだったが、最前線で起用されたFWグリーズマンの低調さなど、攻撃面での課題も改めて浮き彫りとなった。それでも、CL初戦となったホームでのフェレンツヴァローシュ戦ではハンガリー王者相手にDFピケの退場はあったものの、FWアンス・ファティとFWペドリの17歳コンビのゴールなど攻撃陣が5ゴールを奪い、5-1の快勝。きっちりバウンスバックを示して今季最初のクラシコに弾みを付けている。
一方、昇格組カディス相手に低調なパフォーマンスに終始し、ホームで敗れる屈辱を味わった昨季王者マドリー。同じくホームで戦ったCL初戦のシャフタール戦ではカピタン不在の守備陣が崩壊し、前半だけで3失点。後半に入ってMFモドリッチの鮮烈ミドル、途中投入のFWヴィニシウスのゴールで1点差に迫るも、試合終了間際のMFバルベルデの劇的同点ゴールがオフサイドで取り消しとなり、2-3で敗戦。ホームで公式戦連敗という最悪な形でカンプ・ノウに乗り込むことになった。
セビージャは前節、前半のMFジョルダンの退場が響きグラナダに敗戦。ただ、CL初戦ではチェルシーとのアウェイゲームを0-0のドローと上々の結果を持ち帰っている。今季ここまでを見ると、DFクンデとDFジエゴ・カルロスのセンターバックコンビを中心に守備面の安定感が際立つ一方、攻撃ではリーグ初戦のカディス戦での3ゴールを最後に、一度も複数得点を挙げられていない。下位相手の取りこぼしを減らす上では攻撃面の改善が急務。今季リーグ戦未だノーゴールのMFオカンポスの奮起に期待したい。
一方、対戦相手のエイバルではMF乾貴士、FW武藤嘉紀の活躍に期待。0-0のドローに終わった前節のオサスナでは共に先発出場を飾った中、乾が切れ味鋭いドリブル突破で攻撃を牽引した一方、武藤は消化不良のパフォーマンスで後半序盤にベンチに下がっていた。乾に関しては課題のフィニッシュの精度、武藤には守備面での献身性だけでなく、ゴールスコアラーとして決定機に絡む仕事を求めたい。
その他の日本人選手ではELで衝撃のデビューを飾ったビジャレアルのMF久保建英に注目だ。前節のバレンシア戦では途中出場からMFパレホの決勝点をお膳立ても、試合終盤に2枚のイエローカードをもらって無念の退場に。その後、2枚目の警告に関してビジャレアルの異議申し立てが実り、今節の出場停止は取り消しとなったが、本人にとっては複雑な一戦となった。だが、移籍後初先発を飾ったELのスィヴァススポル戦では前半序盤に味方のシュートのこぼれ球を押し込んで加入後初ゴールを挙げると、その後も2アシストを記録する圧巻の活躍をみせ、5-3の勝利に大きく貢献した。
そして、積極アピールに成功した中で臨む今節はマドリー撃破で勢いに乗るカディスとのアウェイゲームに臨む。スィヴァススポル戦でフル出場していることを考えると、再びベンチスタートの可能性が高いかもしれないが、各ポジションの主力に負傷者が出ていることもあり、エメリ監督からリーグ初先発のチャンスを与えられる可能性も十分にあるはずだ。
また、ウエスカのFW岡崎慎司は首位のレアル・ソシエダ相手に戦列復帰が期待される。今週に入って練習の一部には復帰を果たしており、先発の可能性は限りなく低いものの、ベンチ入りはあるかもしれない。
《ラ・リーガ第7節》
▽10/23(金)
《28:00》
エルチェ vs バレンシア
▽10/24(土)
《23:00》
バルセロナ vs レアル・マドリー
《25:30》
オサスナ vs アスレティック・ビルバオ
セビージャ vs エイバル
《28:00》
アトレティコ・マドリー vs ベティス
▽10/25(日)
《22:00》
バジャドリー vs アラベス
《24:00》
カディス vs ビジャレアル
《26:30》
ヘタフェ vs グラナダ
《29:00》
レアル・ソシエダ vs ウエスカ
レバンテ vs セルタ
インターナショナルマッチウィーク明けの初戦となった先週末開催の第6節ではアトレティコ・マドリーが唯一白星を飾った一方、レアル・マドリー、バルセロナ、セビージャの3強が揃って、0-1のスコアで今季初黒星を喫する波乱の一節となった。
チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージが開幕し、強豪クラブにとっては厳しい過密日程がスタートした中、今節最大の注目カードはバルセロナとマドリーによる“エル・クラシコ”だ。
一方、昇格組カディス相手に低調なパフォーマンスに終始し、ホームで敗れる屈辱を味わった昨季王者マドリー。同じくホームで戦ったCL初戦のシャフタール戦ではカピタン不在の守備陣が崩壊し、前半だけで3失点。後半に入ってMFモドリッチの鮮烈ミドル、途中投入のFWヴィニシウスのゴールで1点差に迫るも、試合終了間際のMFバルベルデの劇的同点ゴールがオフサイドで取り消しとなり、2-3で敗戦。ホームで公式戦連敗という最悪な形でカンプ・ノウに乗り込むことになった。
その2強の潰し合いを期待して上位浮上を目指すアトレティコ、セビージャはベティス、エイバルと対戦。前節、セルタを相手にFWスアレス、MFカラスコのゴールで2-0の勝利を収めたアトレティコだが、CL初戦では王者バイエルンに敵地で0-4の衝撃的な敗戦を喫した。得点を奪えなかったことはしょうがないとしても、欧州屈指の鉄壁を誇る守備陣が比較的あっさりと大量失点を喫したことは気がかりだ。もちろん、バイエルンのパフォーマンスが異次元だったことに間違いはないが、ベティスを相手にいかなるプレーを見せてリバウンドメンタリティを示すか。
セビージャは前節、前半のMFジョルダンの退場が響きグラナダに敗戦。ただ、CL初戦ではチェルシーとのアウェイゲームを0-0のドローと上々の結果を持ち帰っている。今季ここまでを見ると、DFクンデとDFジエゴ・カルロスのセンターバックコンビを中心に守備面の安定感が際立つ一方、攻撃ではリーグ初戦のカディス戦での3ゴールを最後に、一度も複数得点を挙げられていない。下位相手の取りこぼしを減らす上では攻撃面の改善が急務。今季リーグ戦未だノーゴールのMFオカンポスの奮起に期待したい。
一方、対戦相手のエイバルではMF乾貴士、FW武藤嘉紀の活躍に期待。0-0のドローに終わった前節のオサスナでは共に先発出場を飾った中、乾が切れ味鋭いドリブル突破で攻撃を牽引した一方、武藤は消化不良のパフォーマンスで後半序盤にベンチに下がっていた。乾に関しては課題のフィニッシュの精度、武藤には守備面での献身性だけでなく、ゴールスコアラーとして決定機に絡む仕事を求めたい。
その他の日本人選手ではELで衝撃のデビューを飾ったビジャレアルのMF久保建英に注目だ。前節のバレンシア戦では途中出場からMFパレホの決勝点をお膳立ても、試合終盤に2枚のイエローカードをもらって無念の退場に。その後、2枚目の警告に関してビジャレアルの異議申し立てが実り、今節の出場停止は取り消しとなったが、本人にとっては複雑な一戦となった。だが、移籍後初先発を飾ったELのスィヴァススポル戦では前半序盤に味方のシュートのこぼれ球を押し込んで加入後初ゴールを挙げると、その後も2アシストを記録する圧巻の活躍をみせ、5-3の勝利に大きく貢献した。
そして、積極アピールに成功した中で臨む今節はマドリー撃破で勢いに乗るカディスとのアウェイゲームに臨む。スィヴァススポル戦でフル出場していることを考えると、再びベンチスタートの可能性が高いかもしれないが、各ポジションの主力に負傷者が出ていることもあり、エメリ監督からリーグ初先発のチャンスを与えられる可能性も十分にあるはずだ。
また、ウエスカのFW岡崎慎司は首位のレアル・ソシエダ相手に戦列復帰が期待される。今週に入って練習の一部には復帰を果たしており、先発の可能性は限りなく低いものの、ベンチ入りはあるかもしれない。
《ラ・リーガ第7節》
▽10/23(金)
《28:00》
エルチェ vs バレンシア
▽10/24(土)
《23:00》
バルセロナ vs レアル・マドリー
《25:30》
オサスナ vs アスレティック・ビルバオ
セビージャ vs エイバル
《28:00》
アトレティコ・マドリー vs ベティス
▽10/25(日)
《22:00》
バジャドリー vs アラベス
《24:00》
カディス vs ビジャレアル
《26:30》
ヘタフェ vs グラナダ
《29:00》
レアル・ソシエダ vs ウエスカ
レバンテ vs セルタ
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
バルセロナの至宝ガビに衝撃の事実「彼は靴紐の結び方をよく知らない」
バルセロナのスペイン代表MFガビの秘密が1つ明らかになった。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 今季17歳という若さでファーストチームデビューを果たしたカンテラの至宝ガビ。10月にはスペイン代表デビューし、85年ぶりに最年少出場記録を塗り替えた。 ここまで公式戦に17試合に出場しているが、チャビ・エルナンデス新監督就任以降の6試合でもスタメン起用されており、新体制でもその存在感を遺憾なく発揮している。 その実力もさることながら、別の注目を浴びていたのがガビのスパイクの靴紐だ。 ガビは試合中に靴紐が解けた状態でプレーすることがよくあり、一種の迷信的な行いなのではないかとも噂されていたが、スペイン人記者のマルク・マルバ・プラッツ氏によると、その理由は単純なものだった。 「ガビは幼い頃から靴紐をほどいたままプレーしている。それは、靴紐の結び方をよく知らないからだ。彼は気にしていないし、それでプレーしている」 最近では、同僚のU-19スペイン代表MFニコ・ゴンサレスが、自身のインスタグラムで「学ぶ時間…」というコメントを添えて、ガビの靴紐を結んであげている写真を掲載しており、ガビの靴紐の秘密に関しては、チームメイトにも知れ渡っているようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】スパイクのひもが解けまくるガビ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi1.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi2.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi3.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2021.12.21 21:15 Tue2
バルセロナが新カンプ・ノウのイメージを発表!収容人数11万人
バルセロナが新カンプ・ノウの新たなイメージを発表した。クラブの公式SNSで伝えている。 バルセロナはエスパイ・バルサ計画というカンプ・ノウの改修を軸としたプランを発表。当初の計画では2021年に完成予定だったものの、現時点では2025年に完成の予定だ。 カンプ・ノウの改修を行うのはコンペを勝ち抜いた日本の設計事務所、日建設計で、完成時には収容人数を11万人まで増員する予定だ。 また、改修工事のためにバルセロナは2022年夏以降、最長で1年間のホーム開催試合をカンプ・ノウ以外で行う可能性も報じられている。 17日に行われたラ・リーガ第9節のバレンシア戦では観客を100%収容可能だったものの、4万7317人の入場者数にとどまっていたバルセロナだが、新カンプ・ノウに向けてサポーターたちの熱量を取り戻すことができるだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】日本の設計事務所が担当する新カンプ・ノウのイメージムービー</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJpaU5nOGtodiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.10.20 05:45 Wed3
バルセロナ注目の“いとこコンビ”が偉業達成…バルサ・アトレティックの最年少ゴール&歴代3位記録を同じ試合で更新
バルセロナのカンテラに所属する注目の“いとこコンビ”が偉業を成し遂げた。 バルセロナのリザーブチームで、スペイン3部に所属するバルサ・アトレティック(前バルセロナB)。 7日にホームでプリメーラ・フェデラシオン第3節のオウレンセ戦を戦ったチームでは、U-17スペイン代表FWトニ・フェルナンデス、同MFギジェ・フェルナンデスの16歳いとこコンビが偉業を成し遂げた。 1点リードで迎えた前半41分、中央で味方とパス交換してゴール前に侵入したトニは低空の見事な左足ジャンピングボレーを右隅に叩き込む。この直後の45分にはボックス中央でトニから横パスを受けたギジェが右足を振ると、ブロックを試みた相手DFにもディフレクトしたシュートがゴール右隅に突き刺さった。 このゴールは2人にとってバルサ・アトレティックでの初ゴールとなったが、いずれも年少記録を更新するモノとなった。 ギジェが16歳2カ月21日で決めたゴールは元スペイン代表FWボージャン・クルキッチの16歳2カ月28日の記録を抜き、歴代3位の年少ゴールに。 一方、トニの16歳1カ月23日でのゴールは元ナイジェリア代表FWハルナ・ババンギダの16歳1カ月28日を抜き、歴代最年少ゴールとなった。 ちなみにバルセロナのレジェンド中のレジェンドであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは17歳2カ月13日で歴代6位だ。 なお、インテリオールを主戦場とするギジェはプレシーズンツアーでハンジ・フリック監督から定期的にプレー機会を与えられ、センターフォワードや右ウイングを主戦場とするトニもモナコとのジョアン・ガンペール杯でプレー機会を与えられており、近い将来のファーストチームデビューも期待されている。 <span class="paragraph-title">【動画】トニ・フェルナンデスが決めた最年少ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ca" dir="ltr">Toni Fernández turns heads in last night's win for Barça Atlètic <a href="https://twitter.com/hashtag/MadeInLaMasia?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#MadeInLaMasia</a> | <a href="https://twitter.com/FCBmasia?ref_src=twsrc%5Etfw">@FCBmasia</a> <a href="https://t.co/CbYbyDz1kb">pic.twitter.com/CbYbyDz1kb</a></p>— FC Barcelona (@FCBarcelona) <a href="https://twitter.com/FCBarcelona/status/1832718549401440469?ref_src=twsrc%5Etfw">September 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.09 07:30 Mon4
