ヨビッチ、母国で収監の危機?セルビア検察が6カ月の実刑を求める

2020.10.23 14:41 Fri
Getty Images
レアル・マドリーのセルビア代表FWルカ・ヨビッチが、母国で収監される危機に直面しているようだ。スペイン『アス』などが伝えている。

ヨビッチは新型コロナウイルスの感染が拡大していた3月に、恋人に会うためスペインからセルビアに帰国。セルビアは当時、欧州各国から帰国した国民に、14日から28日間の隔離措置を設けていた。しかし、ヨビッチはこの措置に従わず恋人の誕生日パーティーに参加したと報じられ、猛批判を受けることに(ヨビッチの父親はこの事実を否定)。

7月にも、セルビアからスペインに招いた友人が新型コロナウイルスに感染していたことで、自身も濃厚接触者として隔離されることになったヨビッチ。新型コロナウイルスにまつわる災難が続いているが、セルビア『Tanjug』によると、ヨビッチは3月の行為が原因で収監される可能性があるという。
セルビアの検察は、ヨビッチが3月に行った「プロトコル違反」を理由に、懲役6カ月の実刑判決を求めているようだ。セルビアの法律によれば、裁判所は検察の告発を確認しなければならず、3月には国内で有罪になったケースもある。

また、セルビアの国営ラジオ局『RTS』によると、ヨビッチには3万ユーロ(約370万円)の罰金を支払う機会が与えられているようだ。23日には、セルビアの検察庁が詳細な情報を公表すると予想されている。
ヨビッチは2019年5月にドイツのフランクフルトから6000万ユーロ(現レートで約74億円)の移籍金でマドリーに移籍。高い期待を受けていたが、2019-20シーズンはリーグ戦15試合で2ゴールと、期待外れな成績に終わった。

今季もいまだに公式戦で得点はなく、夏の移籍市場でヘルタ・ベルリンやミランへのレンタル移籍が噂されるなど、公私ともに苦しい時期が続いている。

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