「リヨンにいられてハッピー」 アーセナル行きが取り沙汰されたアワール、残留を喜ぶ

2020.10.12 12:05 Mon
Getty Images
今夏の移籍が実現しなかったフランス代表MFフセム・アワール(22)だが、フランス『Telefoot』でリヨン残留という結果に満足感を示した。

公式戦41試合の出場で9得点10アシストを記録した昨季の活躍を受け、今夏にアーセナルを筆頭に複数クラブの関心が取り沙汰されたアワール。なかでも、アーセナル行きの可能性が熱を帯びたが、最終的に実現しなかった。

今後の移籍市場でもアーセナルが引き続き獲得を目指すともいわれるが、アワール本人はリヨン残留に喜びを感じているようだ。今月の代表ウィークでフランス代表の活動に参加するなか、残留という結果に対する心境を語った。
「(リヨンのスポーツディレクター(SD)を務める)ジュニーニョとはかなり話をしたよ。毎日のように信頼を示してくれた。彼との仕事は本当に楽しいんだ。そんな彼ともう1シーズン、もしくはそれ以上、一緒にいれるのは大きな誇りだ」

「リヨンにいられてハッピー。リヨンは僕の街で、僕のクラブだ。リヨンを代表することに大きな誇りを感じている。アーセナルに行くか、何もないかというわけじゃなかった。何かしらの決断が必要だったが、ここに残れて嬉しいよ」

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ベストイレブンに9名、PSGがリーグ・アン席巻! デンベレがMVPを初受賞、最優秀監督&最優秀新人賞も受賞

リーグ・アンで無敗優勝を果たし、チャンピオンズリーグ(CL)ではファイナリストになったパリ・サンジェルマン(PSG)がフランスプロサッカー選手組合(UNFP)の授賞式で賞を総なめにした。 UNFPアワードが11日に行われ、リーグ・アンの最優秀選手にフランス代表FWウスマーヌ・デンベレが選出されることとなった。 デンベレは今シーズンのリーグ・アンで28試合21ゴール6アシストを記録し優勝に大きく貢献。最終説を残して得点ランキングでもトップに立っており、キャリア初のMVP受賞となることに。これまで5年連続受賞していたフランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)を継ぐ形となった。 また、最優秀監督賞はルイス・エンリケ監督が受賞。チームを成功に導く手腕を見せ、2018年のウナイ・エメリ監督(アストン・ビラ)以来となるPSGからの受賞となった。 その他、最優秀新人賞はフランス代表MFデジレ・ドゥエが受賞。今季加入した19歳は、リーグ・アンで30試合に出場し6ゴール8アシストを記録。3月にはフランス代表デビューを果たすなど、将来が期待されるウインガーだ。 さらに驚きはベストイレブン。11名中9名がPSGの選手となり、アクラフ・ハキミ、マルキーニョス、ヌーノ・メンデス、ウィリアン・パチョ、ジョアン・ネヴェス、ヴィティーニャ、ブラッドリー・バルコラ、そしてデンベレとドゥエとなった。 これはPSGにとって史上最多記録であり、2016年の8人を超えることに。また、UNFPトロフィー史上最多の記録となった。 <h3>◆リーグ・アン ベストイレブン</h3> GK リュカ・シュヴァリエ(リール) DF アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン) マルキーニョス(パリ・サンジェルマン) ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン) ウィリアン・パチョ(パリ・サンジェルマン) MF デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン) ジョアン・ネヴェス(パリ・サンジェルマン) ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン) FW ブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン) ウスマーヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン) ラヤン・シェルキ(リヨン) 2025.05.12 13:55 Mon

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