ビルバオがトリノのスペイン人MFベレンゲルを獲得

2020.10.02 23:00 Fri
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アスレティック・ビルバオは2日、トリノのスペイン人MFアレハンドロ・ベレンゲル(25)の獲得が合意に達したことを発表した。メディカルチェックをパスした後、ベレンゲルはビルバオと2024年6月までの4年契約を結ぶとのことだ。

パンプローナ出身のアタッカーであるベレンゲルは、オサスナの下部組織出身で2014年9月にトップチームデビュー。オサスナで活躍後、2017年夏にトリノへ完全移籍していた。トリノでは在籍3年間で公式戦97試合に出場し10ゴール12アシストを記録していた。

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【ラ・リーガ第34節プレビュー】重要連戦控えるバルサは最下位と! 久保建英はバスク・ダービー

先週ミッドウィークに行われた第33節では上位3チームが揃って勝利。また、最下位バジャドリーの1年でのセグンダ降格が決定した。 来週にリーグタイトルレースにおいて決定的なエル・クラシコを控えるなか、首位のバルセロナ(勝ち点76)、2位のレアル・マドリー(勝ち点72)の2強の戦いに大きな注目が集まる。 バルセロナは前節、マジョルカ相手に1-0の勝利。相手守護神の再三のパラドンに苦戦したものの、ホームできっちり勝ち切った。続くコパ・デル・レイ決勝では延長戦までもつれ込んだ激闘をDFクンデの決勝ゴールによって3-2と勝ち切り、シーズン3冠を目指す中でまずは1つ目のタイトルを獲得した。 その激闘から中3日で臨んだチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグでは公式戦3連敗中だった不調のインテルとホームで対戦。完全復調のネッラズーリに前半半ばまでに連続失点するまさかの入りとなったが、異次元のパフォーマンスを見せたFWラミン・ヤマル、FWフェラン・トーレスの連続ゴールで同点に追いつく。後半はDFダンフリースにセットプレーから勝ち越しゴールを許すも、FWハフィーニャのスーパーミドルが誘発した相手守護神のオウンゴールで3-3のタイに戻すと、際どいオフサイド判定で4失点目を回避するツキにも恵まれ、2度追いついてのドローで初戦を終えた。 試合内容自体はポジティブも鉄人クンデの負傷離脱によってより厳しい台所事情となったなか、今節はすでに降格が決定した最下位バジャドリーとのアウェイゲームに臨む。クラシコを4ポイント差で迎えるべく勝利は必須だが、大幅なターンオーバーが見込まれる。DFバルデに続くクンデ離脱で主力不在のサイドバックでは直近のインテル戦の後半はDFエリック・ガルシア、DFイニゴ・マルティネスという形で戦ったが、バルデの復帰を期待しつつ今後の連戦を意識した試行錯誤を余儀なくされる。 マドリーは前節、ヘタフェに1-0の勝利を収めたが、前述のコパ・クラシコでは2-3の敗戦。これによりアンチェロッティ監督の今季限りでの退任が決定的に。さらに、ディフェンスラインのリュディガー、アラバ、メンディと3選手の離脱が発表され、MFカマヴィンガを含めバルセロナ以上に厳しい台所事情となった。 現体制の終焉は確実も残された唯一のタイトル獲得へ最後までファイティングポーズを取り続ける必要があるエル・ブランコは、次節に敵地での伝統の一戦を控えるなかでバウンスバックの勝利を目指す。 その対戦相手は熾烈なヨーロッパ出場権争いに身を置く7位のセルタ(勝ち点46)。前々節はバルセロナと3-4のド派手な打ち合いで冷や汗をかかせ、前節は前半に退場者を出した5位のビジャレアル相手に3-0の完勝。2試合連続3得点中と攻撃の破壊力は抜群で、不安を抱えるディフェンスラインの真価が試される一戦となるはずだ。一方、不協和音も聞こえるアタッキングユニットの奮起も必須だ。 MF久保建英を擁する10位のレアル・ソシエダ(勝ち点42)は、前節のアラベス戦でのウノセロ負けで逆転でのCL出場権獲得は絶望的に。今後はヨーロッパリーグ(EL)、カンファレンスリーグ(ECL)出場権獲得をメインターゲットに定める。 イマノル監督の今季限りでの退任が決定し、指揮官のラストダービーとして注目が集まる今節は4位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点60)とのバスク・ダービーに挑む。 対戦相手はEL準決勝1stレグでマンチェスター・ユナイテッド相手にホームで0-3の敗戦。前半のDFビビアンの際どいファウルでのPK献上と一発退場が響き、本拠地開催となるファイナル進出が非常に厳しい状況となった。それだけに今回のダービーではビビアンやリーグ選任のウナイ・シモンを除き主力温存の可能性が高そうだ。 指揮官だけでなくMFスビメンディらとともにこれがラストダービーの可能性もある久保としては前回対戦で0-1で敗れたライバルを撃破し、チームのヨーロッパ出場に貢献しつつ自身の価値を高めたい。 3位のアトレティコ・マドリー(勝ち点66)は残留争い真っ只中の17位アラベスを相手にリーグ連勝を目指す。前節はラージョ・バジェカーノとの自治州ダービーに3-0で完勝。FWセルロート、MFギャラガー、FWフリアン・アルバレスと今季加入3選手のゴールで勝ち切り、バウンスバックに成功した。首位と6位レアル・ベティス(勝ち点54)との勝ち点差はいずれも10ポイント以上とモチベーション的には難しいが、来季に繋がる勝ち点3を積み上げ続けたい。 バルセロナと同様にスペイン勢で唯一ヨーロッパの戦いに残っているベティスは、ECL準決勝1stレグでフィオレンティーナとのホーム開催の初戦に2-1で先勝。試合終盤の失点はもったいなかったが、FWアブデ、FWアントニーのゴールで勝ち切った。リーグ戦でも5位ビジャレアルと1ポイント差と来季CL出場権獲得へ負けられない戦いが続くなか、今節は13位のエスパニョール相手に勝利を目指す。 FW浅野拓磨を擁する9位のマジョルカ(勝ち点44)はヨーロッパ出場権獲得を目指すなか、16位のジローナとのアウェイゲームに臨む。GKレオ・ロマンの圧巻のパフォーマンスも結果に繋がらなかったバルセロナ戦からのバウンスバックを図る一戦では、日本人FWの復帰が期待される。直近のトレーニング風景を移した動画では軽快な動きを見せており、いきなりのスタメン出場かは不明だが、メンバー入りの可能性は高そうだ。 その他ではビジャレアルと8位オサスナのトップハーフ対決、残り2枠を巡る残留争いにも注目だ。 《ラ・リーガ第34節》 ▽5/2(金) 《28:00》 ラージョ vs ヘタフェ ▽5/3(土) 《21:00》 アラベス vs アトレティコ・マドリー 《23:15》 ビジャレアル vs オサスナ 《25:30》 ラス・パルマス vs バレンシア 《28:00》 バジャドリー vs バルセロナ ▽5/4(日) 《21:00》 レアル・マドリー vs セルタ 《23:15》 セビージャ vs レガネス 《25:30》 エスパニョール vs ベティス 《28:00》 レアル・ソシエダ vs アスレティック・ビルバオ ▽5/5(月) 《28:00》 ジローナ vs マジョルカ 2025.05.02 19:00 Fri
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【EL準決勝 2ndレグプレビュー】イングランド勢の逃げ切りか、アスレティック&ボデ/グリムトが奇跡起こすか

ヨーロッパリーグ(EL)の準決勝2ndレグが8日に開催される。ファイナル進出を懸けた第2戦の展望を紹介していく。 ◆準決勝 2ndレグ ▽5/8(木) 《28:00》 マンチェスター・ユナイテッド vs(AGG:3-0) アスレティック・ビルバオ ボデ/グリムト vs(AGG:1-3) トッテナム <h3>◆赤い悪魔が決勝へ王手、手負いのアスレティックは奇跡狙う</h3> 【予想スタメン】 ◆マンチェスター・ユナイテッド◆ [3-4-2-1] GK:オナナ DF:マズラウィ、マグワイア、ヨロ MF:アマド、カゼミロ、ウガルテ、ドルグ FW:ブルーノ・フェルナンデス、ホイルンド、ガルナチョ 負傷者:DFマルティネス、デ・リフト、ダロト、ヘヴン、FWザークツィー 出場停止者:なし ◆アスレティック・ビルバオ◆ [4-2-3-1] GK:アギレサバラ DF:デ・マルコス、パレデス、ジェライ、ユーリ MF:ジャウレギサル、ガラレタ MF:ジャロ、ベレンゲル FW:サンナディ 負傷者:MFサンセト、FWニコ・ウィリアムズ、イニャキ・ウィリアムズ 出場停止者:DFビビアン 2011-12シーズンのELラウンド16以来の再戦となった両雄の一戦は、前回対戦で連敗したマンチェスター・ユナイテッドが敵地での1stレグを3-0で圧勝。痛快なリベンジを果たすとともにファイナル進出へ大きなアドバンテージを手にした。 試合の入り自体はサン・マメスに集ったホームサポーターの大きな後押しを受けたアスレティックが優勢に進めた。しかし、ベレンゲルらがチャンスで仕留め切れず。すると、前半半ばにはセットプレー流れからカゼミロのヘディングシュートでユナイテッドが先制に成功。 さらに、数分後にはボックス内でのホイルンドとビビアンの競り合いに関してアスレティックDFの決定機阻止でのレッドカードとともにPKが宣告される。これをブルーノ・フェルナンデスが冷静に決め、さらに直後にも中央を崩した攻撃からブルーノが決定的な3点目を奪った。後半はこれ以上の失点を避けつつ、カウンターやセットプレーでチャンスを窺うアスレティックが粘りを見せたが、1点も奪い返すことはできず。アウェイのユナイテッドが敵地で快勝した。 判定にも恵まれて敵地で望外の結果を持ち帰ったユナイテッド。ただ、先週末のブレントフォード戦では敵地で3-4の敗戦。負傷明けのアマドのゴールなど終盤の2ゴールで意地をみせ、ブルーノら一部主力に完全休養を与えた点はポジティブな要素となったが、デ・リフトの再負傷に加えて大量失点は頂けない。主力を復帰させるホームでの2ndレグではなりふり構わずに前がかる相手に対して、試合の入りを中心に気を引き締めて臨みたい。また、逃げ切りを図る展開だが、ブルーノを起点にガルナチョ、アマドらのスピードを活かしたカウンターで相手の出足をけん制したい。 一方、今季ファイナルが開催されるサン・マメスで厳しい敗戦を喫したアスレティックは再びELの戦いで本拠地に戻ってくるためには難所オールド・トラッフォードで奇跡を起こす必要がある。ただ、ターンオーバーを敢行した先週末のバスク・ダービーではレアル・ソシエダ相手に0-0のドロー。弾みを付ける勝利を収めることができなかった。さらに、敵地へ乗り込む大一番に向けてはサスペンションのビビアンと離脱続くサンセトに加え、ニコとイニャキのウィリアムズ兄弟という攻撃の核をいずれも負傷で欠くことに。より厳しい状況に立たされたが、代役を担うベレンゲルやウナイ・ゴメス、ジャロ、サンナディら攻撃陣の奮起によって奇跡を起こしたい。 <h3>◆スパーズ優位揺るがずも、離脱者復帰と地の利でボデ/グリムトにチャンス</h3> 【予想スタメン】 ◆ボデ/グリムト◆ [4-3-3] GK:ハイキン DF:シェボルド、ビョルトゥフト、グンデルセン、ビョルカン MF:エヴイェン、ベルグ、サルトネス FW:ブロンベルグ、ホグ、ハウゲ 負傷者:FWバッシ 出場停止者:なし ◆トッテナム◆ [4-3-3] GK:ヴィカーリオ DF:ペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ウドジェ MF:クルゼフスキ、ビスマ、ベンタンクール FW:ブレナン・ジョンソン、ソランケ、テル 負傷者:DFドラグシン、MFベリヴァル、マディソン、FWソン・フンミン 出場停止者:なし 優勝候補スパーズとノルウェー史上初のベスト4進出を果たしたボデ/グリムトによる初対決となった先週の1stレグは、ホームで地力の差を見せつけたプレミアリーグのチームが3-1で先勝した。 試合開始38秒でブレナン・ジョンソンが電光石火の先制点を挙げると、そのまま主導権を握ったホームチームは前半半ば過ぎにMFマディソンの裏抜けからの冷静なフィニッシュで追加点を奪取。ほぼ完璧な内容で試合を折り返した。 迎えた後半もペースを握ったなか、後半序盤に得たPKをFWソランケが決めて3-0とした。ただ、その後にマディソン、ソランケのスコアラー2人が負傷交代となるアクシデントに見舞われると、後半終盤に押し返したボデ/グリムトがサルトネスのゴールで1点を返し、2ndレグに何とか望みを繋いでいる。 最後に詰めの甘さを見せたものの、90分を通しては上々のパフォーマンスで初戦を制したスパーズ。先週末に行われたリーグ戦ではウェストハムと1-1のドロー。大幅にメンバーを入れ替えたなかで弾みを付ける勝利は逃したが、リーグ連敗を「3」でストップ。オドベールにリーグ初ゴールが生まれるなど収穫も得た。ソン・フンミンは間に合わず、マディソンの今季中の復帰が絶望的と、ここに来て負傷者の増加は懸念材料も、ソランケの復帰は追い風となる。なお、同じく懸念の人工芝でのプレーに関しては今年1月に行われたFAカップのタムワース戦(3-0〇)で経験しており、その経験をうまく活かしたいところだ。 一方、内容面では圧倒されながらも、2点差に追いついてホームに戻ってきたボデ/グリムト。リーグの配慮によって先週末のリーグ戦は延期となっており、1stレグで出た課題を修正しつつ万全の準備で今回の大一番を迎えることになる。前回対戦を欠場したエヴイェン、ベルグ、ヘルメルソンと3選手がサスペンション明けで復帰となり、軽傷を抱えるビョルトゥフトもコンディションを上げた状態で試合に臨める点は朗報だ。地の利を活かしつつ、優勝候補のラツィオを撃破した前ラウンドを参考に前半からアグレッシブな姿勢で臨み、奇跡の逆転ファイナル進出を成し遂げたい。 2025.05.08 18:00 Thu
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エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat
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【EL準決勝 1stレグプレビュー】激戦必至のアスレティックvsユナイテッド、スパーズは大躍進ノルウェー強豪と激突

ヨーロッパリーグ(EL)の準決勝1stレグが1日に開催される。ファイナル進出を懸けた初戦の展望を紹介していく。 ◆準決勝 1stレグ ▽5/1(木) 《28:00》 アスレティック・ビルバオ vs マンチェスター・ユナイテッド トッテナム vs ボデ/グリムト <h3>◆実績ユナイテッドも休養十分のアスレティック優勢か</h3> 【予想スタメン】 ◆アスレティック・ビルバオ◆ [4-2-3-1] GK:アギレサバラ DF:デ・マルコス、ビビアン、ジェライ、ユーリ MF:ジャウレギサル、ガラレタ MF:イニャキ・ウィリアムズ、ベレンゲル、ニコ・ウィリアムズ FW:サンナディ 負傷者:MFサンセト 出場停止者:なし ◆マンチェスター・ユナイテッド◆ [3-4-2-1] GK:オナナ DF:ヨロ、マグワイア、ショー MF:マズラウィ、カゼミロ、ウガルテ、ドルグ FW:ブルーノ・フェルナンデス、ホイルンド、ガルナチョ 負傷者:DFマルティネス、デ・リフト、ダロト、ヘヴン、MFコリアー、FWアマド、ザークツィー 出場停止者:なし 2011-12シーズンのELラウンド16以来の再戦となる両チーム。その前回対戦では鬼才ビエルサ率いたアスレティックが、サー・アレックス・ファーガソン率いる赤い悪魔に2連勝しベスト8進出を決めている。 アスレティックは前ラウンドでスコットランドの強豪レンジャーズ相手に2戦合計2-0で勝利。サン・マメス開催のファイナル進出へまた一歩近づく4強入りとなった。1stレグではPK失敗も響いて数的優位を活かせずに敵地で0-0のドローに終わったが、ホーム開催の2ndレグはMFサンセトのPKとFWニコ・ウィリアムズのヘディングによるゴールで2-0の勝利。持ち味の堅守を武器にしっかりと勝ち切った。 以降のリーグ戦ではレアル・マドリーに競り負けたが、直近のラス・パルマス戦をFWイニャキ・ウィリアムズの前半序盤のゴールをウノセロで守り切って勝利。来シーズンは5位までチャンピオンズリーグ(CL)出場権が与えられるなか、しっかりと4位をキープしている。先週末はコパ・デル・レイ決勝開催に伴い試合が組まれておらず、休養十分でホームでの初戦に臨める。負傷者に関してもサンセトが唯一の欠場者となり、ウィリアムズ兄弟やビビアン、サンナディと好調を維持する選手たちを中心に赤い悪魔撃破へ万全の状態を整えてきた。 対するユナイテッドは準々決勝でリヨンと対戦。180分で決着を付けられず、もつれ込んだ延長戦を2戦合計7-6で制し、ベスト4進出を果たした。敵地での1stレグを2-2のドローで終えたなか、ホーム開催の2ndレグは前半に2点を先行も後半の連続失点で追いつかれて逃げ切り失敗。さらに、退場者を出した相手に延長戦で連続失点し敗退危機に。それでも、ここからMFブルーノ・フェルナンデスのPK、メイヌー、マグワイアの延長後半最終盤の連続ゴールによって奇跡の逆転突破を果たした。 ただ、以降のリーグ戦2試合ではウォルバーハンプトンにホームで0-1の敗戦、直近のボーンマス戦は後半退場者を出した相手にFWホイルンドの土壇場ゴールで追いつくのが精いっぱい。すでに残留は確定しているが14位に低迷している。また、負傷者に関しては一時の最悪の事態は脱したが、ダロトの離脱に加えて練習復帰のアマド、デ・リフトも間に合わず、引き続き一部ポジションの選手層に問題を抱えるなかでのアウェイゲームとなる。 <h3>◆飛車角抜きのボデ/グリムトに対してスパーズ優位か</h3> 【予想スタメン】 ◆トッテナム◆ [4-3-3] GK:ヴィカーリオ DF:ペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ウドジェ MF:ベリヴァル、ベンタンクール、マディソン FW:クルゼフスキ、ソランケ、テル 負傷者:DFドラグシン、FWソン・フンミン 出場停止者:なし ◆ボデ/グリムト◆ [4-3-3] GK:ハイキン DF:シェボルド、ビョルトゥフト、グンデルセン、ビョルカン MF:ソンドレ・フェト、モー、サルトネス FW:ブロンベルグ、ホグ、ハウゲ 負傷者:DFビョルトゥフト、FWバッシ、ブロンベルグ 出場停止者:MFエヴイェン、ベルグ、FWヘルメルセン マンチェスター・ユナイテッドとともに戦前から優勝候補に挙げられていたスパーズとノルウェー史上初のベスト4進出を果たしたボデ/グリムトによる初対決。 スパーズは前ラウンドでフランクフルトと対戦し、2戦合計2-1で4強入りを決めた。ホームでの1stレグは試合を通して優勢に運びながらも、相手の堅守に手を焼いて1-1のドロー。それでも、苦手とするアウェイでの2ndレグではソランケが決めたPKによるゴールをチーム一丸となった守備で守り抜き1-0の勝利。ブンデスリーガで3位につける難敵との接戦をモノにした。 しかし、残留は決定しているものの16位に低迷するプレミアリーグではノッティンガム・フォレスト、リバプールというリーグ上位相手にターンオーバーを敢行した直近2試合はいずれも敗戦。とりわけ、直近のリバプール戦ではソランケのゴールで先制したものの、そこからの5失点によって惨敗。目の前でリーグ優勝を決められる屈辱も味わうリーグ3連敗となった。あくまでチームのプライオリティはEL制覇にあり、各自のコンディションは整えられている状況だが、負け癖がついた状況で臨むホームゲームは苦戦必至。敵地での2ndレグが慣れない人工芝での戦いとなるため、単なる勝ちではなく複数得点差でのアドバンテージが求められるところだ。 一方、ボデ/グリムトは準々決勝でリーグフェーズ首位で優勝候補のラツィオを相手に番狂わせを演じた。ホーム開催の1stレグをサルトネスの2ゴールなどで2-0のスコア以上の内容の差で完勝。アウェイ開催の2ndレグは後半最終盤の土壇場被弾で延長戦に持ち込まれ、逆転ゴールまで奪われたが、ヘルメルセンのゴールによって追いついてPK戦へ。そのPK戦ではラツィオの宿敵ローマのファンである守護神ハイキンの活躍によって勝利し、偉業達成となった。 以降の公式戦は2勝1分けと好調を維持しているが、今回の一戦に向けてはエヴイェン、ベルグ、ヘルメルセンの主力3選手がいずれも累積警告によるサスペンションで不在に。加えてビョルトゥフトも直近の試合で負傷交代しており、ディフェンスラインの主力が間に合わなければ、格上相手に厳しい戦いを強いられる。そんななか、中盤の要を担うサルトネス、得点ランキングトップタイの7ゴールを挙げるホグ、個で局面を変えられるハウゲらの奮闘が勝負のカギを握る。 2025.05.01 18:00 Thu

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