スイス検察がインファンティーノ会長を捜査、FIFAが潔白を主張
2020.08.03 20:20 Mon
スイス検察から捜査を受けている国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長だが、潔白であるとFIFAが主張したようだ。イギリス『BBC』が伝えた。
事件は7月30日に起こった。スイス検察は、インファンティーノ会長がスイス連邦検察官のマイケル・ラウバー氏と密会していたとし捜査を開始。これは公的地位の乱用にあたるとしていた。
しかし、不正行為が疑われたことに関してラウバー氏は否定。チューリッヒに本部があるFIFAとの会議は「日常的」なことであるとし、「遠隔犯罪は何もなかった」と説明。「調査する理由など絶対にない」と潔白であると主張していた。
ラウバー氏は、裁判所が会議を隠ぺいし、FIFA周辺の汚職調査中に監督官にウソをついたとして辞任していた。
司法長官室(OAG)を監督する当局は、そのため疑いをかけたとのこと。しかし、FIFAは真っ向から不正な行為は何もないと主張し、インファンティーノ会長の潔白を発表した。
「調査の目的は常にFIFAの全面的なサポートを提供することだった。FIFAの会長と関係者は、国内で最も上級の法律担当者に会いに行き、FIFAで行われた変更について説明し、犯罪者の不正行為に対する起訴に協力した」
「FIFA会長は、誠意を持って、そしてFIFAを代表してそこに出向いた」
事件は7月30日に起こった。スイス検察は、インファンティーノ会長がスイス連邦検察官のマイケル・ラウバー氏と密会していたとし捜査を開始。これは公的地位の乱用にあたるとしていた。
しかし、不正行為が疑われたことに関してラウバー氏は否定。チューリッヒに本部があるFIFAとの会議は「日常的」なことであるとし、「遠隔犯罪は何もなかった」と説明。「調査する理由など絶対にない」と潔白であると主張していた。
司法長官室(OAG)を監督する当局は、そのため疑いをかけたとのこと。しかし、FIFAは真っ向から不正な行為は何もないと主張し、インファンティーノ会長の潔白を発表した。
「FIFA会長とスイス連邦検察官との会議の時点で、OAGは20以上のFIFA関連の事件の調査を行なっており、FIFAはこれらの訴訟の被害者だ。したがって、FIFA会長がスイス連邦検察官に会うということは完全に論理的なものだ」
「調査の目的は常にFIFAの全面的なサポートを提供することだった。FIFAの会長と関係者は、国内で最も上級の法律担当者に会いに行き、FIFAで行われた変更について説明し、犯罪者の不正行為に対する起訴に協力した」
「FIFA会長は、誠意を持って、そしてFIFAを代表してそこに出向いた」
ジャンニ・インファンティーノの関連記事
|
|
ジャンニ・インファンティーノの人気記事ランキング
1
クラブW杯は32チーム出場で4年に1度開催に変更、偶数年の3月には各大陸を集めたトーナメント「FIFAワールドシリーズ」開催へ
国際サッカー連盟(FIFA)は16日、カタールのドーハで理事会を開き、FIFAクラブ・ワールドカップ(FCWC)が32チームによる開催になることを発表した。 カタール・ワールドカップ(W杯)も3位決定戦と決勝の2試合のみに。初の冬開催、中東開催ということで問題も残った中、大盛況のうちに終わろうとしている。 ジャンニ・インファンティーノ会をはじめ理事が集まって開催された理事会では、2つの大きな決定がなされた。 1つは今後の国際試合のサッカーカレンダーの決定。男子は2025年6月にFCWCを開催し、32チームに出場枠を拡大させるという。 これまでのFCWCは各大陸の王者と開催国のリーグ王者の7カ国が出場して行われていた。 しかし、2021年の大会からは4年に1度の開催都市、24チームに出場枠を拡大する事隣、ヨーロッパからはチャンピオンズリーグ(CL)の優勝、準優勝チーム、ヨーロッパリーグ(EL)の優勝チームの過去4年分となる12チーム、南米からは4、5チーム、オセアニアからは0か1、アジア、アフリカ、北中米カリブ海は2チームずつという事が検討されていた。 2017年を最後に、プレW杯と位置付けられていたコンフェデレーションズカップが廃止。それに変わるとされていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けた結果、ユーロ、コパ・アメリカが1年延期。通常通りの開催となり、開催地は日本だったが、辞退したためにUAEで行われた。 一度は頓挫したが、改めて新たな案を出し、4年に1度、W杯の前年に開催することに決定。そのため、2025年の6月に開催されることとなった。 また、2025年は9月と10月の2試合ずつのインターナショナルマッチウィークを、9月から10月にかけた4試合に変更。11月、3月、6月はこれまで通り組まれている。 さらに、現在はUEFAネーションズリーグがスタートした影響もあり、異なる大陸の代表チームが対戦する機会が激減。そのため、偶数年の3月には「FIFAワールドシリーズ」として、フレンドリートーナメントを開催する方針を固めた。詳細は未定だが、様々なコンフェデレーションの国が集まって開催されることとなる。 なお、2030年のW杯開催国は来年初めに入札ルールが発表され、2024年には決定されるという。 もう1つの決定事項は、サッカーへの投資について。2023年から2026年までのサイクルで、97億ドル(約1兆3300億円)を割り当てるという。 2022.12.16 23:05 Fri2
2026年W杯は決勝でハーフタイムショーを実施、コールドプレイがアーティスト選定に協力
2026年の北中米ワールドカップ(W杯)はこれまでとは大きく大会方式も変更されることが決定しているが、決勝ではスーパーボウルと同様のハーフタイムショーが予定されている。 サッカーの場合、試合前に大きなセレモニーを行うことはこれまでもあったが、W杯決勝のハーフタイムでショーが行われたことはない。 NFLの王者を決めるスーパーボウルでは、約30分間のハーフタイムが取られてショーが実施。通常のシーズンは15分となっており、およそ倍になる。 国際サッカー連盟(FIFA)はアメリカで行われるW杯で変革を目指している中、ジャンニ・インファンティーノ会長は担当するアーティストの選定に、イギリス出身のロックバンド「コールドプレイ」が協力することを明かした。 インファンティーノ氏は自身のインスタグラムで「ニューヨーク・ニュージャージー州で開催されるFIFAワールドカップ決勝戦で、初のハーフタイムショーを開催することを発表する」と綴り、「これはFIFAワールドカップにとって歴史的な瞬間であり、世界最大のスポーツイベントにふさわしいショーとなるだろう」とした。 また「ハーフタイムショーやタイムズスクエアで演奏するアーティストのリストをFIFAで最終決定するために協力してくれる、コールドプレイのクリス・マーティンとフィル・ハーヴェイにも感謝したい」とし、ボーカルのクリス・マーティンと、その親友で元マネージャーのフィル・ハーヴェイの2人の協力を得ることができたとした。 2025.03.05 23:57 Wed3
FIFA、米国における次の女子W杯2大会の独占放映権でNetflixと合意…FIFA会長「放送と女子サッカーにとって歴史的な日」
国際サッカー連盟(FIFA)と『Netflix』が、FIFA女子ワールドカップ(W杯)の次の2大会に関するアメリカ国内での独占放映権に関する契約で合意に至った。『ESPN』が伝えている。 FIFAは、2027年と2031年の女子W杯で初めて、男子の入札権を分離。アメリカにおける男子W杯の契約は2026年まで『Fox』が保有しており、これによりFIFAはその後の大会で別途入札プロセスを実施する道が開かれた。 2027年大会はブラジルで開催予定で、2031年大会の開催地はまだ決まっていないものの、アメリカが立候補するとみられており、今回の契約はそれを見越してのものとみられる。 FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は今回の合意を受け、「これはスポーツのメディア権にとって画期的な瞬間だ」とビデオ・オン・デマンド・ストリーミング・メディア・サービスの大手との契約に満足感を示した。 「Netflixは、主要ブランドであり、FIFAの新たな長期パートナーとして、女子サッカーの発展に非常に強いコミットメントを示してきた。この契約は、FIFA女子ワールドカップと世界の女子サッカーの真の価値について強いメッセージを送っている。FIFAとNetflixが提携したことで、放送と女子サッカーにとって本当に歴史的な日となった」 今回の契約に関して金額の詳細は明かされていないが、FIFAが主要大会でストリーミングサービスと結んだ契約の中で最も重要なものだという。女子サッカーの国際大会に関しては、高額のオファーを引き出すのに苦労してきた経緯があり、FIFAとしては大きな手応えを感じている。 2024.12.21 18:48 Sat4
ロシアの復帰に期待、FIFA会長が停戦交渉が進む中で言及「復帰となれば全てが解決する」
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、ロシアの復帰に期待を寄せた。 ロシアは、2022年2月にウクライナへの軍事侵攻を行い、3年が経過した現在もまだ続いている状況だ。この軍事侵攻を受け、ロシア代表とロシアのクラブはFIFA、そして欧州サッカー連盟(UEFA)の大会から追放されている。 そんな中、3月にはアメリカが仲介し、ロシアとウクライナの和平交渉がサウジアラビアで行われ、停戦に向けて話が進められている状況だ。 FIFAは3日、セルビアのベオグラードで第49回通常総会を開催。その中でインファンティーノ会長はロシアの早期復帰への期待を口にした。 「ウクライナの和平交渉が進む中、早く次の段階に進み、サッカー界にロシアも復帰できることを期待している。そうすれば全てが解決することになるからだ」 「我々が応援し、祈るべきはそれだ。なぜなら、それがフットボールの本質だからだ。分断ではなく、女子、男子を団結させ、どこにいても人々を団結させることなのだ」 停戦が合意されれば、ロシアの復帰への道が開けるが、UEFA執行委員会の過半数が賛成しなければならず、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は3日に自身の立場を改めて表明した。 「これまで何度も言ってきたように、戦争が終われば彼らは再入国を認められるだろう」 まずは停戦合意が先ではあるが、ロシアが国際サッカーの舞台に戻ってくる日も近づいているようだ。 2025.04.04 13:15 Fri5
