大迫が今季6ゴール目もブレーメンはリーグ戦連敗で自力残留が消滅…《ブンデスリーガ》

2020.06.21 00:57 Sun
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大迫勇也の所属するブレーメン(17位/勝ち点28)は20日、ブンデスリーガ第33節でマインツ(15位/勝ち点34)とアウェイで対戦し、1-3で敗戦した。大迫はフル出場し、58分にゴールを記録した。

前節、バイエルンに惜敗したブレーメンは、その試合からスタメンを2人変更。ラシツァとフォクトに代えてサージェントとグロスをスタメンで起用した。大迫は5試合連続のスタメン出場となった。

立ち上がりから積極的な入りを見せるブレーメンは4分、大迫のポストプレーからゴール前に侵入したビッテンコートに決定機が訪れたが、シュートは相手GKの好セーブに弾かれた。
良い入りを見せたブレーメンだったが、25分にセットプレーから先制点を許す。バイタルエリア右でFKを獲得したマインツはブロシンスキがクロスを供給。これをファーサイドのバクがヘディングで折り返すと、ゴール前の混戦からクアイソンが頭で押し込んだ。

先手を許したブレーメンは30分にも、ラツァの横パスをバイタルエリア中央で受けたボエティウスがペナルティアーク内までドリブルで切り込みシュート。これがゴール右隅に突き刺さった。
立て続けに失点を喫したブレーメンは、43分に反撃。敵陣でのボール奪取からショートカウンターを仕掛けると、ボックス左まで侵入したサージェントのクロスをゴール前の大迫がヘディングシュート。しかし、これは相手GKの正面に飛んでしまう。

迎えた後半、ブレーメンはビッテンコートとグロスを下げてフュルクルクとバルテルスを投入する2枚替えを敢行。すると58分、ボックス左深くまで仕掛けたフュルクルクが倒されながらもライン際でボールを残すと、これを拾ったクラーセンのラストパスを最後は大迫がダイレクトシュートでゴールに流し込んだ。

その後、マインツに反撃を許したブレーメンだったが、守護神パブレンカが好セーブを連発。しかし85分、バクのスルーパスでボックス右に侵入したE・フェルナンデスのシュートがゴール右隅に吸い込まれ、マインツに試合を決定づける3点目を奪われた。

結局、ブレーメンはそのまま1-3で敗戦。この結果、勝利したマインツのブンデスリーガ残留が決定。一方のブレーメンは、自力残留が消滅。しかし、16位のデュッセルドルフが同日に行われたアウグスブルク戦を引き分けで終えたため、プレーオフ進出の可能性はわずかに残している。

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大迫勇也がJリーグ復帰? ブレーメンが選手売却で資金捻出を目論むと報道

ブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也(30)に急遽Jリーグ復帰の可能性が浮上した。 ブレーメンに特化したメディア『DeichStube』によると、クラブは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による影響で財政的な危機を迎えているとのこと。選手を売却して、資金を捻出しようとしている。 特に無観客試合による入場料収入が得られないことが大きなインパクトを残しており、1月と夏の移籍市場で選手を売却する必要があるということだ。 その中で名前が挙がっているのが、FWミロト・ラシツァ(24)と大迫とのことだ。 『DeichStube』によると大迫は冬にも日本へ帰る可能性があるとのこと。日本ではスタートして扱われる大迫には関心が寄せられていること、また2021年に行われる東京オリンピックも影響しているとしている。 大迫はオーバーエイジでオリンピックに出場す可能性が考えられており、準備を進めるには日本に戻ることが理にかなっているとしている。それは、このコロナ禍も大きく影響しているようだ。 大迫は、今シーズンの開幕戦で低調なパフォーマンスに終わりファンの信頼を失うことに。その後試合に出ない時期もあったが、ここまで10試合でプレー。しかし、まだゴールは記録していない。 ブレーメンとしては大迫が抜けることはマイナスであり、リスクがあるともしている。 また、今の所、大迫が不満を漏らしている兆候はなく、何を望んでいるかが重要だと指摘。具体的なオファーは日本からも今はなく、オファー次第で動きを見せるかもしれないということだ。 何れにしてもブレーメンは選手を売ることで資金の足しにしたいと考えていることは事実。補強をしないことも明言されており、誰がチームを離れるのか注目だ。 2020.12.30 20:15 Wed
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タイトル目指すレバークーゼンに痛手! 14分で交代したヴィルツは右足首の内側じん帯損傷で数週間離脱…

レバークーゼンは10日、ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツの負傷離脱を発表した。 クラブの発表によると、ヴィルツは8日に行われたブンデスリーガ第25節のブレーメン戦に出場。後半スタートからピッチに立ったが、14分で交代となっていた。 ヴィルツは検査の結果、右足首の内側じん帯の損傷と診断。数週間の離脱になるという。 スポーツ・ディレクター(SD)のシモン・ロルフェス氏はヴィルツの状態についてコメントしている。 「今シーズンのこの段階でフロリアンの不在は明らかに我々にとって痛手だが、我々は強力なチームで彼を補うつもりだ」 「我々はフロリアンのことを理解しており、彼ができるだけ早く復帰できることを知っている。誰もがサポートするだろう。シーズン終盤に彼が再び最高の状態に戻ることを期待している」 レバークーゼンはブレーメンに0-2で敗戦。優勝を争う首位のバイエルンも敗れた中での痛恨の黒星となっており、勝ち点差は消化が1試合多い中で「5」のまま。また、11日にはチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグでそのバイエルンと対戦する。 2025.03.10 20:10 Mon
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今日の誕生日は誰だ! 4月19日は、ロナウド&ロナウジーニョと最高攻撃ユニット形成の“左足の魔術師”

◆リバウド・ヴィトール・ボルバ・フェレイラ 【Profile】 出身:ブラジル 誕生日:1972/4/19 ポジション:FW クラブ:バルセロナ、ミランなど 身長:185㎝ ▽『今日の誕生日は誰だ!』本日、4月19日はブラジル代表レジェンドでバルセロナOBのリバウド氏だ。 ▽1994年にパルメイラスでブラジル全国選手権を制して注目を集めたこの天才レフティは、デポルティボを経て1997年にバルセロナに入団。1997-18シーズン、1998-99シーズンにリーガエスパニョーラ優勝に貢献すると、1999年にはFIFA最優秀選手賞、バロンドールを受賞して名実ともに世界最高の選手となった。さらに、2002-03シーズンに在籍したミランでもチャンピオンズリーグ優勝を経験している。 ▽また、ブラジル代表としては1998年フランス・ワールドカップ(W杯)、2002年日韓W杯では栄光の10番を着用した。特に、日韓W杯ではロナウド氏、ロナウジーニョ氏とともに最高の攻撃力を誇った“3R”と呼ばれるユニットを形成し、5得点を記録。母国を5度目のW杯制覇に導いた。 ▽“左足の魔術師”と称されるリバウド氏。左足から繰り出されるラストパスは芸術的かつ鋭く、虚を突いて放たれるシュートは恐ろしいパワーを秘めていた。また、時折みせるラボーナフェイント、オーバーヘッドキックなどのアクロバティックな動きは見る者の心を釘付けに。サッカー界に語り継がれるべき選手であり、“歴代最高のファンタジスタ”としてリバウド氏を記憶している方も多いのではないだろうか。 ※誕生日が同じ主な著名人 ガブリエル・エインセ(元サッカー選手) ウェズレイ(元サッカー選手) 本間勲(元サッカー選手) 礒貝洋光(元サッカー選手) 吉原慎也(元サッカー選手) マルコ・アルナウトビッチ(サッカー選手/ウェストハム) ジョー・ハート(サッカー選手/ウェストハム) エクトル・エレーラ(サッカー選手/ポルト) ヴァロン・ベーラミ(サッカー選手/ウディネーゼ) ジャーメイン良(サッカー選手/ベガルタ仙台) 小泉慶(サッカー選手/柏レイソル) 関根貴大(サッカー選手/インゴルシュタット) カイオ(サッカー選手/アル・アイン) マリア・シャラポワ(テニス選手) 小嶋陽菜(アイドル/AKB48) 清司麗菜(アイドル/NGT48) 2018.04.19 07:00 Thu
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ブレーメン、オーストリア代表MFカインツのケルン移籍合意を発表

ブレーメンは15日、オーストリア代表MFフロリアン・カインツ(26)がブンデス2部のケルンへ移籍することで合意したことを発表した。 シュトゥルム・グラーツでプロキャリアをスタートしたカインツは、ラピド・ウィーンでのプレーを経て、2016年にブレーメンに移籍。左ウイングを主戦場とする右利きのドリブラーは、昨シーズンのブンデスリーガで30試合に出場し3ゴール3アシストをマークしたが、今シーズンはバックアップ以上の役割をなかなか得られず、リーグ戦8試合の出場にとどまっていた。 また、ブレーメンによればカインツは18日にケルンのメディカルチェックを受診するとのこと。なお、契約年数は公表されていないが、ドイツ『キッカー』によれば2022年までの契約となるようだ。 2019.01.16 01:55 Wed

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