ドルトムントがブンデス残留を目指すマインツにホームで完敗…《ブンデスリーガ》

2020.06.18 05:50 Thu
Getty Images
首位を独走していたバイエルンが、2試合を残してリーグ8連覇を決めたブンデスリーガでは、1位から4位までに与えられる来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いが激化している。

すでに来季のCL出場権が確定している2位ドルトムント(勝ち点66)は、17日にブンデスリーガ第32節でマインツとホームで対戦し、0-2で敗戦した。

前節のデュッセルドルフ戦をハーランドの劇的弾で辛勝したドルトムントは、その試合からスタメンを1人変更。アカンジに代えてハーランドが4試合ぶりのスタメンとなった。
立ち上がりからボールを保持するドルトムントは15分、ハキミの右クロスをボックス左のラファエル・ゲレイロが頭で折り返すと、中央のヴィツェルが右足ボレーで合わせたが、このシュートは相手DFのブロックに阻まれた。

その後も攻勢に出るドルトムントだったが、ブンデス残留を目指すマインツに先制を許す。33分、マテタのパスを右サイドで受けたバクがダイレクトクロスを上げると、ゴール前に走り込んだブルクハルトがヘディングシュートをゴールに突き刺した。
迎えた後半、先にチャンスを迎えたのはマインツ。48分、オニシウォのロングシュートのこぼれ球に反応したラツァがボックス内でフンメルスに倒されPKを獲得。これをマテタがゴール右に決めた。

リードを広げられたドルトムントは、51分にピシュチェクを下げてシュメルツァーを投入。ヴィツェルをアンカーに据えた[4-3-3]へ布陣を変更。すると72分、ボックス右手前で獲得したFKをハキミが直接狙うも、これは相手GKがわずかに触り、クロスバーを直撃した。

その後も何度か攻め込む場面を作りだしたドルトムントだが、集中した守りを見せるマインツ守備陣とGKフロリアン・ミュラーの牙城を最後まで崩すことが出来ず。試合は0-2でドルトムントが敗戦した。

一方、3位のライプツィヒ(勝ち点62)は、デュッセルドルフとホームで対戦し、2-2の引き分けに終わった。試合はゴールレスで迎えた後半に動く。60分、左サイドを持ち上がったカンプルがボックス左手前からコントロールシュート。これがゴール右に突き刺さった。

先制したライプツィヒは、63分にもザビッツァーの右クロスをファーサイドのハルステンベルクが胸で落とすと、最後はヴェルナーがワントラップからシュートをゴール右に突き刺した。

立て続けのゴールで2点をリードしたライプツィヒだったが、試合終盤にまさかの展開が待っていた。87分、ソボッカが放ったシュートをゴール前のスクルツィブスキがコースを変えてゴール左に流し込む。さらに後半アディショナルタイムには、左CKの流れからA・ホフマンにヘディングシュートを叩き込まれ、試合は2-2の引き分けに終わった。

その他、5位のレバークーゼン(勝ち点57)はケルンとホームで対戦し、3-1で勝利。また、ヨーロッパリーグ出場権を狙う8位のホッフェンハイム(勝ち点43)は、アウェイでアウグスブルクに3-1で勝利した。

◆ブンデス順位表(6/18現在)
(勝点/試合数/得失点差)
1.バイエルン (76/32/62)
2.ドルトムント (66/32/45)
3.ライプツィヒ (63/32/45)
4.レバークーゼン (60/32/18)
――――――――――CL出場権
5.ボルシアMG (59/32/23)
6.ヴォルフスブルク (46/32/3)
――――――――――EL出場権
7.ホッフェンハイム (46/32/-8)

ドルトムントの関連記事

ブンデスリーガの関連記事

ブンデスリーガ第16節のドルトムントvsレバークーゼンが10日に行われ、2-3でレバークーゼンが勝利した。 2024年最終戦のヴォルフスブルク戦で公式戦5試合ぶりの白星を挙げた6位ドルトムント(勝ち点25)は、その試合からスタメンを5人変更。マレンやベンセバイニ、シュロッターベックらに代えてアデイェミやヤン・コウ 2025.01.11 07:35 Sat
RBライプツィヒは10日、ヴォルフスブルクから元ドイツ代表DFリドル・バク(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「17」に決定。契約期間は2027年6月30日までとなる。 マインツ生え抜きのバクは2017-18シーズンにファーストチームデビュー。本職はセントラルMFながら高い身体能力と、柔軟な戦術理 2025.01.10 23:54 Fri
セビージャは10日、アウグスブルクのスイス代表MFルベン・バルガス(26)の完全移籍加入を発表した。契約期間は2029年6月までで、背番号は「5」を着用する。 なお、スペイン『マルカ』によると、移籍金は約250万ユーロ(約4億1000万円)となった。 バルガスはスイスのルツェルン出身で、2019年7月にアウ 2025.01.10 18:21 Fri
3週間のウインターブレイクを経て再開するブンデスリーガ。2025年初戦となる第16節、金曜に6位ドルトムント(勝ち点25)vs2位レバークーゼン(勝ち点32)の好カードが開催される。 ドルトムントは年内最終戦となった前節、ヴォルフスブルクに3発快勝とした。後半半ばにMFグロスが退場して10人となったが、3点のリー 2025.01.10 18:01 Fri
マンチェスター・シティがフランクフルトのエジプト代表FWオマル・マーモウシュ(25)の獲得に動いている。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。 直近の連勝で大不振からの脱却に光が見え始めたシティ。さらに挽回すべく、1月の移籍市場ではブンデスリーガ屈指のアタッカー確保へ向かっている。 マーモウシュの獲得に動い 2025.01.10 15:45 Fri

ドルトムントの人気記事ランキング

1

ラッシュフォードの実弟代理人がミラノ入り...ミランとの協議へ

イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(27)の代理人がミラノに到着した。 マンチェスター・ユナイテッドからミランへのレンタル移籍が報じられるラッシュフォード。 イタリア『カルチョメルカート』によると、現地時間7日夜、ラッシュフォードの代理人を務める実弟、デーン氏がミラノへ到着。1月の移籍について、8日にミランとの協議に臨むとのことだ。 今後の焦点は、年俸負担の割合、買取条項の有無。また、ラッシュフォードに目を向けると、完全移籍を前提とするなら1400万ユーロ(約22.9億円)からの年俸ダウンが避けられない。 実弟はミランとの協議に進む一方、すでにドルトムントから具体的なオファーが届いており、ユベントスとの間でも意見交換中とされる。 2025.01.08 13:35 Wed
2

ラッシュフォードへの動きはミランだけにあらず ユーベ&ドルトも会談

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(27)を狙う動きはミランだけではないようだ。 今季途中から就任したルベン・アモリム監督のもとで直近の公式戦6試合で出場なしと出番が巡ってこなくなり、移籍を匂わせる発言から去就が騒がしくなるラッシュフォード。最近では実弟の代理人がイタリアに飛び、関心を寄せるミランと接触したと報じられる。 だが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、ここにユベントスの姿も。ミランと同じく最初のアプローチで、初期段階ということで、これからどう進展していくかだが、会談したという。 新たなストライカーとしてパリ・サンジェルマン(PSG)で構想外のフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(26)を巡り、トッテナムと競合するユベントスだが、ユナイテッドの悩める10番にも関心を抱く模様だ。 また、ロマーノ記者の続報によれば、ドルトムントも会談したクラブの1つというが、まことしやかに関心が噂されるコモに関しては話し合いも、計画もなされておらず、選手も選択肢として検討していないそうだ。 今後もミラン、ユベントス、ドルトムントとさらに会談を行っていくというラッシュフォード。新天地を求める上で移籍形態、そして給与条件がネックとなるとされるが、いかに。 2025.01.09 11:15 Thu
3

ユトレヒトがドルトムントFWアラーをレンタルで獲得、7年半ぶりに古巣復帰「行きたいクラブが1つだけあった」

ユトレヒトは9日、ドルトムントのコートジボワール代表FWセバスティアン・アラー(30)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「91」を着用する。 アラーはオセールでキャリアをスタートすると、2015年1月からユトレヒトへとレンタル移籍。2015年7月に完全移籍に切り替わると、2017年7月にフランクフルトへ完全移籍するまでプレーした。 その後ウェストハム、アヤックスでプレーしたアラーは2022年7月にドルトムントへ完全移籍。しかし、加入直後に体調不良に陥ると、精巣ガンであることが発覚。手術を経て回復したが、今シーズンはレガネスへとレンタル移籍。ラ・リーガで8試合の出場に終わりノーゴールだった。 7年半ぶりにユトレヒトに復帰することとなったアラー。当時は公式戦98試合で51ゴール16アシストと大暴れ。古巣に戻ることとなったアラーはクラブを通じてコメントしている。 「家に帰ってきたような気分だ。もちろん、良い思い出のある場所に足を踏み入れるのはとても嬉しいことだ。有名な人や、街を通る有名な道路が見える。それはとてもいい気分を与えてくれる」 「誰もが僕の状況を知っています。もう一度プレーして、5カ月間どこかで自分の姿を見せたかった。僕は今30歳だけど、たくさんのことを経験してきた。妻と子供たちを一時的に残して、5カ月間どこかへ行くのは簡単なことではない」 「実は、短期間で行きたいクラブが1つだけあった。ユトレヒトでなければ、このような一歩を踏み出すのは難しかっただろう」 2025.01.10 01:30 Fri
4

【ブンデス第16節プレビュー】再開初戦、金曜にドルトムントvsレバークーゼンの好カード

3週間のウインターブレイクを経て再開するブンデスリーガ。2025年初戦となる第16節、金曜に6位ドルトムント(勝ち点25)vs2位レバークーゼン(勝ち点32)の好カードが開催される。 ドルトムントは年内最終戦となった前節、ヴォルフスブルクに3発快勝とした。後半半ばにMFグロスが退場して10人となったが、3点のリードを保ちきった。2024年を良い形で締めくくっていた中、昨季王者レバークーゼン相手に得意のホームで勝利を掴めるか。 一方、FWシックの驚愕の4発でフライブルクに5発圧勝としたレバークーゼン。2024年末にかけて昨季の姿を取り戻しつつあった中、新年初戦のドルトムント戦を制して公式戦連勝を9に伸ばせるか。 2024年最終戦で2ゴール2アシストの大活躍を見せたFW町野修斗の17位ホルシュタイン・キール(勝ち点8)は、MF堂安律の9位フライブルク(勝ち点24)と対戦。 前節アウグスブルク戦で先発に復帰した町野は同点弾と逆転弾をアシスト。さらに4、5ゴール目を決める鮮烈な活躍を見せた。チームの連敗を5で止める重要な役割を果たした中、先発予想のフライブルク戦でも大暴れとなるか。 一方、前述のようにレバークーゼンに成す術なく敗れたフライブルク。堂安も見せ場を作れなかったが、町野の前でブンデスの先輩である意地を見せ付けられるか。 そしてDF板倉滉の8位ボルシアMG(勝ち点24)は首位バイエルン(勝ち点36)と対戦。ボルシアMGは前節ホッフェンハイム戦、板倉が先制点に関与した中、2-1で勝利。連勝で2024年を終えたボルシアMGはトップハーフで2025年を迎えた。FWケイン相手に板倉がどのような対応を見せるかに注目だ。 対するバイエルンは前節ライプツィヒ戦、5-1で圧勝。前々節マインツ戦の敗戦を払拭する快勝劇とした。良いムードでウインターブレイクを過ごした中、守護神のノイアーが復帰予想。追い上げてきているレバークーゼンとの4ポイント差を維持できるか。 今やブンデスリーガ屈指のボランチとの評価を受けるMF佐野海舟の5位マインツ(勝ち点25)は、一発退場により出場停止が続くMF三好康児の最下位ボーフム(勝ち点6)と対戦。2025年も佐野の快進撃が続くかに注目される。 そして2025年、更なる飛躍が期待されるDFチェイス・アンリの10位シュツットガルト(勝ち点23)は13位アウグスブルク(勝ち点16)と対戦。チェイス・アンリはベンチスタート予想となっている。 ◆ブンデスリーガ第16節 ▽1/10(金) 《28:30》 ドルトムントvsレバークーゼン ▽1/11(土) 《23:30》 ホッフェンハイムvsヴォルフスブルク ハイデンハイムvsウニオン・ベルリン フライブルクvsホルシュタイン・キール マインツvsボーフム ザンクト・パウリvsフランクフルト 《26:30》 ボルシアMGvsバイエルン ▽1/12(日) 《23:30》 ライプツィヒvsブレーメン 《25:30》 アウグスブルクvsシュツットガルト 2025.01.10 18:01 Fri
5

ドルトムントFWアラーが今冬オランダ移籍へ…今季レンタル加入のレガネスで苦戦

ドルトムントからレガネスにレンタル中のコートジボワール代表FWセバスティアン・アラー(30)が、今冬にオランダに移籍することになる見込みだ。 フランクフルト、アヤックスで台頭し、2022年夏にドルトムントへステップアップを果たしたアラー。しかし、その新天地では精巣ガンの治療の影響もあったか、思うような活躍を見せられず。昨年夏の移籍市場最終盤にラ・リーガのレガネスという意外なクラブに新天地を求めた。 しかし、1年間のレンタル移籍で加わったレガネスではここまで公式戦9試合でノーゴールと大苦戦を強いられている。 そんななか、ドイツの移籍市場に精通するジャーナリストのフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、ドルトムントFWは今冬の移籍市場で古巣であるユトレヒトへレンタル先を変更する可能性が高いという。 2015年1月から2年半にわたって在籍したユトレヒトでは公式戦98試合52ゴールと圧倒的な数字を残したアラー。30歳とまだまだ老け込む年齢ではなく、アヤックス時代を含めて印象的な活躍を見せていたエールディビジでの再起に期待したいところだ。 2025.01.02 22:37 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly