ニューカッスル監督がプレミア早期再開に懸念「最低でも6週間必要」「トランプのように倒れる」

2020.05.18 13:10 Mon
Getty Images
ニューカッスルのスティーブ・ブルース監督が、リーグの再開は早くても6月末になるだろうと見解を示した。イギリス『スカイ・スポーツ』がイギリス『テレグラフ』を引用して伝えた。
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新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響により中断しているプレミアリーグ。しかし、事態の終息の兆しが見えてきたとして、政府の判断の下、6月12日の再開を目指して段階的な準備を始めている。
チームによってはトレーニング施設での個人トレーニングが再開されつつある状況だが、最後にプレミアリーグの試合が行われたのは3月上旬。6月中旬の再開となれば、選手たちは約3カ月のブランクを、4週間ほどで埋めなければいけないこととなる。

ニューカッスルのブルース監督は、再開に向けた準備期間が短すぎるとコメント。選手たちのフィットネスを元に戻すには、最低でも6週間は必要だとし、早過ぎるリーグ再開の計画に懸念の声を漏らした。

「我々は様々な議論に耳を傾け、細心の注意を払って“フェーズ1(限定された条件でのトレーニング再開)”を開始する」
「“フェーズ1”は、4、5人の選手によるフィットネストレーニングが中心となる。これがどうなるか様子をみてみよう」

「選手たちには、8週間オフの状態にあったことを忘れてはいけない。選手によっては、恐らく今までのキャリアの中で一番長い休みだっただろう」

「プレシーズンでは、6週間の期間があり、親善試合を6試合組んだりして、開幕戦に向けて選手たちの準備を整える。だから、同様に選手たちの準備を整えるには長い時間が必要なんだ。これは次のフェーズに移る際に非常に重要になる」

「我々は選手たちのフィットネスを元に戻すために充分な時間が必要だ。さもないと、選手はトランプのようにパタパタと倒れてしまうだろう」

「ほとんどの監督が同じ心配をしている。我々は最低でも6週間が必要だ。6月末になるまで試合が再開できるとは到底思えない」

新型コロナウイルスによる中断期間中に、マイク・アシュリーオーナーがクラブ売却を進めているニューカッスル。売却が決定した場合には、解任も噂されているブルース監督にとっては、再開後に結果を残して手腕を見せたい気持ちもあるだろう。

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