仏サッカー界のレジェンド、エルバン氏が逝去…サンテチェンヌ時代に選手&監督で9度のリーグ制覇
2020.04.29 16:21 Wed
フランスサッカー界のレジェンドであるロベール・エルバン氏(81)が27日に逝去した。フランス『レキップ』が伝えている。
エルバン氏は新型コロナウイルス(COVID-19)ではなく肺と心臓の問題によって今月21日に地元サンテチェンヌの病院に緊急入院。緊急搬送時には脱水症状と意識の混濁が確認されていた。
その後、集中治療室で懸命な治療が続いていたが、27日に死亡が確認された。
フランス代表として通算23キャップを誇るエルバン氏は1950年代後半から1970年代前半までサンテチェンヌ一筋のプロキャリアを歩み、リーグ・アン4連覇を含め8つの国内タイトル獲得に貢献。
さらに、現役引退後は古巣サンテチェンヌでプレイイングマネージャー期間を含め、指揮官として4度のリーグ・アン制覇含む7つのタイトル獲得に導いていた。また、リヨンやストラスブールといった国内クラブ、サウジアラビアのアル・ナスルなどの監督も務めていた。
◆クロード・ピュエル
「彼は私にフットボールへの関心を与えるキッカケの1人だった。幼少期にはサンテチェンヌの黄金期だったこともあり、彼のプレーに憧れていた1人だった」
◆ロイク・ペラン
「ロベール・エルバンはこのクラブにとって象徴的な存在だ。ここまでのクラブの栄光の大部分は彼のおかげだったと言っても過言ではないと思う。個人的には彼のようなレジェンドと一緒にクラブのアンバサダーに任命されたことを光栄に感じていた」
さらに、現役時代にサンテチェンヌでエルバン氏の指導を受けていたミシェル・プラティニ氏は、「1981年にはリーグ優勝を経験するなど、サンテチェンヌで素晴らしい冒険を共にした。私自身を含め、クラブ史上最高の監督の1人を失ったサポーターの心情は痛いほどわかるよ」と、恩師の逝去を悼んでいる。
エルバン氏は新型コロナウイルス(COVID-19)ではなく肺と心臓の問題によって今月21日に地元サンテチェンヌの病院に緊急入院。緊急搬送時には脱水症状と意識の混濁が確認されていた。
その後、集中治療室で懸命な治療が続いていたが、27日に死亡が確認された。
さらに、現役引退後は古巣サンテチェンヌでプレイイングマネージャー期間を含め、指揮官として4度のリーグ・アン制覇含む7つのタイトル獲得に導いていた。また、リヨンやストラスブールといった国内クラブ、サウジアラビアのアル・ナスルなどの監督も務めていた。
今回の訃報に際して、エルバン氏がかつて選手と監督として在籍したサンテチェンヌは、クロード・ピュエル監督と、選手一同を代表してサンテチェンヌ生え抜きのキャプテンであるDFロイク・ペランが哀悼の意を表している。
◆クロード・ピュエル
「彼は私にフットボールへの関心を与えるキッカケの1人だった。幼少期にはサンテチェンヌの黄金期だったこともあり、彼のプレーに憧れていた1人だった」
◆ロイク・ペラン
「ロベール・エルバンはこのクラブにとって象徴的な存在だ。ここまでのクラブの栄光の大部分は彼のおかげだったと言っても過言ではないと思う。個人的には彼のようなレジェンドと一緒にクラブのアンバサダーに任命されたことを光栄に感じていた」
さらに、現役時代にサンテチェンヌでエルバン氏の指導を受けていたミシェル・プラティニ氏は、「1981年にはリーグ優勝を経験するなど、サンテチェンヌで素晴らしい冒険を共にした。私自身を含め、クラブ史上最高の監督の1人を失ったサポーターの心情は痛いほどわかるよ」と、恩師の逝去を悼んでいる。
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