ビッグクラブ注目のザルツブルクの若き才能はイタリア行きか? 代表監督が代理人との話を明かす

2020.04.18 19:55 Sat
Getty Images
ハンガリー代表のマルコ・ロッシ監督が、ザルツブルクに所属するハンガリー代表MFドミニク・ショボスライ(19)の将来について語った。

ショボスライはハンガリーのブダペスト出身。ヴィデオトンでキャリアをスタートさせると、2017年3月にザルツブルクの下部組織へ移籍。リザーブチームに当たるリーフェリングで経験を積んだのち、2018年1月にザルツブルクへと加入した。

才能溢れる若手選手を次々と輩出しているザルツブルクは、直近では日本代表MF南野拓実をリバプールに、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドをドルトムントへと売却。加えて、韓国代表FWファン・ヒチャン(24)にも移籍の噂が上がっており、ショボスライもビッグクラブが動向を注視している存在となっていた。
ショボスライは、今シーズンのオーストリア・ブンデスリーガで17試合に出場し2ゴール4アシスト、チャンピオンズリーグでは5試合に出場し1ゴール1アシストを記録している。

ロッシ監督は、イタリア『Passioneinter.com』でのインタビューに応じ、ショボスライの将来についてコメント。代理人からイタリアへの移籍が近づいていることを聞いていると明かした。
「私は彼と彼の代理人と話をした。代理人と私は素晴らしい関係を築いている。最近、新型コロナウイルスの混乱が起こる前に、代理人にはイタリアからいくつかのオファーがあり、彼はイタリアに行くだろうと話していた」

「それは、2つのミラノのチームとラツィオになる。彼の代理人はとても自信を持っていた。その考えは、冬の移籍市場で来たものを6月に延期させている理由でもある。今、状況が変わっているかどうかはわからない」

また、ロッシ監督は3つのセリエAクラブからのオファーが来ているという話も明かし、話し合いが進んでいると感じているようだ。

「彼は私に明確な詳細は伝えなかったけど、そう思うよ。3つのうちのどれかを教えることはできないとしても、彼らが3チームのうちの1つとすでに交渉していると思う」

ショボスライは主に左サイドハーフでプレーするものの、中央でもプレーが可能。中盤3枚のインサイドハーフや、トップ下としてもプレーが可能だ。加えて、186cmという恵まれた体躯と高精度の右足のキックを生かしたミドルレンジのパスやシュートで抜群の存在感を発揮している。

ロッシ監督は、ショボスライの能力を高く評価しており、イタリアでも十分通用するとコメント。また、足りない部分を補うこともできると語った。

「イタリアでさらなる成長の可能性が控えている。彼は多くの才能、生まれ持った才能、そして素晴らしいキャラクターがあり、それこそが彼が素晴らしいキャリアを作ることができると我々が考える所以だ。彼は重要であるテクニカルな部分と優れた左右のシュート、ゲームビジョン、そしてフィジカルの能力も持つ。身長に似合わず、良いダイナミズムとスピードを持っている」

「私の考えでは、セリエAに行くことは、彼に欠けている部分、つまり守備の能力と、守備に移る部分が補える。最近は改善されてきているが、より改善すると思う。この観点から、イタリアのリーグほど成長できるリーグはないだろう」

ショボスライとザルツブルクの契約は2022年6月30日までとなっており、現在の市場価値は1350万ユーロ(約15億8000万円)とみられ、若き才能への投資としては高くはない。ロッシ監督は、ビッグクラブへ移籍しても、適応する時間があれば戦力として計算できると語った。

「これは彼が踏まなければいけないステップだ。ラツィオ、インテルミランなどのチームで簡単にプレーすると思う。次に、戦術的なメカニズムに合わせる方法を理解することだ。そして、何よりもイタリアでは完璧であることが不可欠であることを理解することが、彼の責任感にもつながる」

「我々はすべてのステップでうまくやらなければならない。彼は聡明な少年であり、最初は苦労することもあるだろう。もし彼らが、彼に慣れるまでの期間を与えるのであれば、3、4カ月で彼は先発としてプレーする準備が整うはずだ」

ザルツブルクの逸材としても注目されているショボスライ。セリエA以外からもオファーが届いていると見られるが、今夏の移籍はあるのだろうか。

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ハーランドがストライカーの桃源郷味わう? 「5人の彼女と寝ている」

レッドブル・ザルツブルクに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドは、ストライカーにとっての桃源郷を味わっているようだ。 昨年1月のモルデからザルツブルクに加入した190cmの大型レフティーは、加入2年目となった今季に完全覚醒。開幕からゴールを量産すると、ここまでの公式戦18試合で26ゴールを記録する華々しい活躍を披露している。 とりわけ、一度リズムに乗ると、手が付けられなくなり、今シーズンはすでに公式戦で5度のハットトリックを達成している。 ここまで去就に関する質問に関しては明言を避けてきた19歳だが、母国ノルウェー『Dagbladet』のインタビューで今季ここまでの好調の秘訣に関して言及。“5人の彼女”の存在が自身を高みに導いていることを明かした。 「自分がハットトリックを達成するたびに受け取ってきた5つのサッカーボールと一緒に寝ているんだ。ベッドに横たわってそれを見るのはとても心地よいものだよ」 「自宅では毎日眺めているんだ。ボールたちは僕にとって彼女のようなものだね」 プロサッカー界ではハットトリックを達成した選手に対して、その試合の試合球がプレゼントされる慣習があり、ハーランドはすでに5つのボールを受け取っている。そして、同選手が“彼女”と親しみを込めて語る記念ボールたちの存在が更なるゴールへのモチベーションとなっているようだ。 ただ、今後も現在のペースでゴールを量産した場合、ハーランドは6人目、7人目と新たな“彼女”ともベッドを共にすることになるため、自宅のベッドのサイズ変更が求められるかもしれない。 2019.11.14 13:30 Thu
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ミラン、アーセナル、セビージャ…19歳ギリシャ人MFコンスタンテリアス巡って争奪戦勃発

PAOKのU-21ギリシャ代表MFヤニス・コンスタンテリアス(19)に対し、複数のビッグクラブが関心を寄せているようだ。イタリア『TuttoMercatoWeb』が伝える。 ギリシャの強豪PAOKで下部組織から育ったコンスタンテリアス。17歳でプロデビュー後、今季はチームの主力として公式戦21試合1得点5アシストを記録する両利きの攻撃的ミッドフィールダー、またはサイドアタッカーだ。 ミランは移籍金として1000万ユーロ(約14億3000万円)を用意し、今夏の獲得に本腰。有望選手の登竜門として名高いザルツブルクもコンスタンテリアス獲得に同額を提示しており、セビージャもPAOKと交渉中だという。 また、同選手にはアーセナルも関心を寄せているとされ、現段階ではどのクラブもPAOKの要求額を満たせていない模様。1500万〜2000万ユーロ(約21億5000万〜28億7000万円)が必要とのことだ。 2023.02.18 17:18 Sat
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ゴールへの突破口はスピナ! ガッロ&ディバラの元パレルモコンビ弾でローマが逆転で16強入り《EL》

ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントのプレーオフ2ndレグ、ローマvsレッドブル・ザルツブルクが23日にスタディオ・オリンピコで行われ、2-0で勝利したローマが2戦合計2-1で逆転でのベスト16進出を決めた。 先週に敵地で行われた1stレグでは概ね試合を優位に進めながら試合終盤の失点によって0-1と競り負けたローマ。それでも、先週末に行われたセリエAではヴェローナ相手に1-0で競り勝ってバウンスバックを果たした。ホームアドバンテージを生かして逆転での突破を目指すモウリーニョのチームは、1stレグから先発2人を変更。エル・シャーラウィとエイブラハムに代えてスピナッツォーラ、ベロッティを起用。状態が懸念されたディバラは先発、エイブラハムもベンチに入った。 一方、守護神ケーンの奮闘にカパルドが終盤のゴールで応えて先勝に成功したオーストリア王者は、週末に行われたWSGティロル戦にも3-1で快勝。好調を維持して難所オリンピコに乗り込んだ。 試合は熱狂的なロマニスタの後押しを受けるローマが先にゴールへ迫る。開始9分、ペッレグリーニの右CKの流れからファーでフリーのディバラが左足、ヘディングで連続シュート。だが、GKケーンの好守とクロスバーに阻まれる。 開始早々のゴールを逃したホームチームだが、以降もリスクを冒して攻勢を仕掛けていく。普段に比べて両ウイングバックが高い位置を取り、3バックの両脇に入るマンチーニとイバニェスも再三の攻撃参加で厚みをもたらす。そして、サイドを起点に崩しを試みつつ、そこから得た得意のセットプレーで幾度も際どいシーンを作り出す。 試合開始30分で早くもシュート数が2桁に到達した中、11本目のシュートがオリンピコに歓喜をもたらす。33分、相手陣内左サイドで縦に仕掛けたスピナッツォーラがボックス内に持ち込んで鋭いクロスを供給。手前のDFにディフレクトしてコースが変わるも、ゴール前に勢いよく飛び込んだベロッティが見事な反射神経によって頭で押し込んだ。 2戦合計1-1のイーブンに戻ったことでローマが、よりリスクを管理し始めると、ザルツブルクも徐々に押し返していく。以降、しばらくは一進一退の攻防となるが、ローマの切り込み隊長が再びゴールへの突破口を開いた。 40分、カウンターから左サイドで見事な突破を見せたスピナッツォーラが深い位置から正確な浮き球のクロスを供給。これをボックス中央に走り込んだディバラが抑えの利いた左足のダイレクトボレーでゴール左隅へ流し込んだ。 スピナッツォーラ演出の2ゴールで2戦合計スコアで優位に立ったホームチームは、その後相手の枠内シュートをゼロに抑え込んで試合を折り返した。 後半はより攻撃的なスチッチの投入で前がかるザルツブルクが押し込む入りとなったが、ローマは要所を締める守備で決定機まで持ち込ませない。その後、得意のカウンターを繰り出していくと、59分にはクリスタンテがボックス手前からの弾丸ミドルシュートでGKケーンを脅かす。 後半半ばから終盤にかけて互いに交代カードを切っていく中、拮抗した展開が続く。ローマはなかなかトドメの3点目を奪い切れないが、スモーリングを中心とするソリッドな守備陣が相手に決定機を許さない。 その後、殊勲のゴールスコアラーたちを下げてエイブラハムやワイナルドゥムの投入で試合をクローズしたローマが、会心の2-0の勝利で逆転でのベスト16進出を決めた。 2023.02.24 07:00 Fri

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