素晴らしい監督になっていたかも」元モナコMFがスピード解任のアンリ氏を擁護

2020.04.13 20:30 Mon
Getty Images
セビージャのポルトガル代表MFロニー・ロペスモナコ時代の指揮官であるティエリ・アンリ氏を擁護している。
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2018年10月にレオナルド・ジャルディム前監督の解任に伴い、古巣のモナコで監督キャリアをスタートさせたアンリ氏。低迷していたクラブの再建を託されるも、就任からリーグ戦12試合でわずか2勝と振るわず。わずか3カ月ほどで初の監督キャリアは終焉を迎えていた。

2019年夏にモナコからセビージャに移籍したロペスは、アンリ氏が指揮を執っていたモナコでプレー。失敗に終わったアンリ政権について、『The Athletic』で与えられた時間が十分ではなかったと擁護した。「アンリとの時間は厳しいものだった。なぜならシーズン中に17人もの選手が負傷したからね」
ロペスが語るように、ケガ人の影響もあり、モナコはチャンピオンズリーグでは18歳の5人のストライカーがプレーする緊急事態だった。

「彼らが良い選手だとしても、そんな状況で試合を経験したことはなかった。彼らにとっても難しいシーズンだった。僕の人生でもあのような状況は初めてだった」
「人々はティエリと何があったかを知らないと思う。僕の意見では、クラブは彼に十分な時間を与えていなかった。トレーニングは素晴らしく、アイデアは明るく魅力的だった」

「彼と選手が合いはじめ、チームが彼の望んだようになった時にクラブは彼を解任した。僕はそれに同意しなかった。クラブがもっと時間を与えていたら、彼はモナコにとって素晴らしい監督になっていたかもしれない」

現役時代にワールドクラスのストライカーとして名を馳せた元フランス代表のアンリ氏は、モナコ解任から約10カ月後の2019年11月、メジャーリーグサッカー(MLS)のモントリオール・インパクトの指揮官に就任し、新たな挑戦を始めている。

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