QPR、監督を含む全スタッフが給与カットを申し入れ! 「連帯の証明」

2020.04.02 19:30 Thu
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チャンピオンシップ(イングランド2部)のQPRが1日、全スタッフの給与カット同意を報告した。
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世界中で感染拡大が続く新型コロナウイルス(COVID-19)。イギリスでも感染者が急増しており、プレミアリーグは4月30日までの開催自粛を決定しているが、世界的に終息の目途が立っていない状況を鑑みて、さらなる延期の見方も強まっているところだ。そうなれば、財政的な打撃を受けるクラブがより出てきそうだが、QPRはマーク・ワーバートン監督を含むスタッフたちが任意で給与削減に同意。1日から少なくとも2カ月の活動停止に入るという。この決定を受けて、クラブの最高経営責任者(CEO)を務めるリー・ホース氏は以下のように説明している。
「これは軽い決断ではない。クラブと素晴らしいスタッフの真の利益のために決定された。現在は4月30日まですべてのフットボールの試合が中断となっている。そして、これがさらに延長されると仮定することは正当なことだ。クラブが直面する財政の圧迫に対応しなければいけない」

「自分の役割を実行できないスタッフもたくさんいる。我々は政府が新しく発表した給与支援システム(給与の最大8割補償)を利用することにした。クラブとして、この数字を補填して、スタッフへの経済的な福利影響を最小限に抑える。この不確実な時期を迎えたときに出た失業者を減らせる」
「我々スタッフ全員が落ち着いているかどうかにかかわらず、この決定に至った理由を理解してくれた。現時点でクラブをとても支持してくれている。これは単なるビジネス上での決定ではない。全スタッフが信じられないほどの連帯をしてくれることを証明した」

また、選手を代表して主将を務めるイングランド人DFグラント・ホールは「5年近くQPRに在籍しているから、クラブで働いている人々がどれだけ特別であるかを知っている。僕たちが直面している状況は独特だが、選手としてこの困難時期を通じて、QPRを支援するうえで重要な役割を果たすと認識している。僕らはクラブと協力している。リーグとPFAの間で会談は行われている」とコメントしている。

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