PSV堂安が2020年初先発! フローニンヘン板倉との日本人対決制す《エールディビジ》

2020.03.09 02:46 Mon
Getty Images
エールディビジ第26節のフローニンヘンvsPSVが8日に行われ、0-1でPSVが勝利した。フローニンヘンの日本代表DF板倉滉、PSVの日本代表MF堂安律は共にフル出場を果たした。リーグ戦連敗中の8位フローニンヘン(勝ち点35)が、ホームに4位のPSV(勝ち点46)を迎えた一戦。フローニンヘンの板倉はセンターバックで2試合ぶりの先発。一方、PSVの堂安は左MFで8試合ぶりの先発出場を飾った。
立ち上がりからホームのフローニンヘンがやや押し気味に試合を運ぶ中、先に試合を動かしたのはPSV。16分、右サイドをオーバラップしたダンフリースがヘンドリクスのロングパスを受けると、そのままボックス右深くまで持ち込みシュート。これがゴール左隅に吸い込まれた。

さらにPSVは29分、細かなパスワークで敵陣を崩すとラマースがボックス内に送ったラストパスに堂安が反応。しかし、これはシュートの前に相手DFのクリアに阻まれた。

1点を追うフローニンヘンは72分、板倉のスルーパスで左サイドを抜け出したトーマス・ポルの折り返しをボックス左で受けたエル・ハンクリがカットインから右足を振り抜いたが、このシュートはGKウネルスタリの好セーブに防がれた。
フローニンヘンは、80分にもメサウーディの強烈なミドルシュートでPSVゴールを脅かしたがこれもGKウネルスタリの好セーブに阻まれた。

結局、試合は0-1のままタイムアップ。ダンフリース弾で日本人対決を制したPSVは、リーグ戦無敗を5試合に伸ばし上位を追走している。

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ダニ・オルモの後釜探すライプツィヒ、ベルギー代表アタッカーに本腰か?

RBライプツィヒは、バルセロナに売却したスペイン代表MFダニ・オルモの後釜にベルギー代表アタッカーをリストアップしているようだ。ドイツ『キッカー』が報じている。 今夏の移籍市場開幕時点で流出濃厚とみられたダニ・オルモが想定通り、古巣帰還を選択したなか、現在は後釜確保に動くライプツィヒ。幸いなことに、同じく流出濃厚とみられたオランダ代表MFシャビ・シモンズの残留によってチャンスメ-カータイプはすでにチームにおり、異なる特長を持つアタッカーでスペイン代表MFの穴埋めが可能な状況だ。 そんななか、クラブは以前からリストアップしていたPSVのベルギー代表FWヨハン・バカヨコ(21)の獲得に本腰を入れ始めているという。 昨シーズンのエールディビジで33試合12ゴール9アシストの数字を残した快足の左利きウイングは、以前からプレミアリーグの複数クラブやバイエルンといったビッグクラブが関心を示しているが、現時点では具体的な交渉は行われていない。 ライプツィヒは4500万ユーロ(約72億3000万円)と言われる高額な移籍金によって、ここまでは獲得に二の足を踏む形となっていたが、ダニ・オルモの移籍金という元手を手にしたことで、オファーを掲示できる状況にある。 現段階で合意には程遠く、バカヨコ以外の選択肢も持っているライプツィヒだが、ドリブルで内側に切り込めるウイングプレーヤーを探している状況において21歳FWは理想的なオプションとみられている。 2024.08.12 14:10 Mon

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