ユナイテッド、B・フェルナンデス3試合連続ゴールも最後はVARに救われエバートンとドロー《プレミアリーグ》

2020.03.02 01:10 Mon
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドは3月1日、プレミアリーグ第28節でエバートンと対戦し、1-1で引き分けた。

リーグ戦ここ2試合でチェルシーとワトフォードに快勝を収めたユナイテッドは、ヨーロッパリーグのクラブ・ブルージュ戦もホーム開催となった2ndレグでは5-0で圧勝。その中で今節も先発メンバーに名を連ねている新加入のB・フェルナンデスが大活躍。ワトフォード戦では全3得点に絡んだ。

この日も期待したいところだったが開始3分、思わぬ形で失点してしまう。自陣でのFKを一度GKに戻したユナイテッド。ここでDF陣がパスコースを確保していたのだが、デ・ヘアはロングボールを選択する。しかし、大きく蹴り出そうとしたボールは詰めてきたキャルバート=ルーウィンに当たってゴールイン。守護神の痛恨のミスで1点ビハインドで試合を始めることになってしまった。
言い訳出来ない大きなミスを犯してしまったデ・ヘアは、5分に訪れたキャルバート=ルーウィンのチャンスを左手一本で阻止。汚名返上にと好セーブを見せる。攻撃では7分と12分にマティッチがミドルシュートでゴールに迫るも、ネットを揺らすに至らない。

アウェイのユナイテッドがボールを握って試合を進める中31分、コールマンの負傷で投入されたエバートンのシディベのパスを奪ったマティッチがワンタッチで前方へ。そのパスを受けたB・フェルナンデスがボックス手前左から右足を振り抜くと、アウト回転のかかったシュートが見事ゴール左に決まって同点に。
絶好調男の公式戦3試合連続ゴールで同点で試合を折り返したユナイテッドだが、後半は思うような攻撃が出来ない。57分にはシグルドソンのFKがポストに直撃するなどヒヤリとする場面も。

そこで72分、グリーンウッドとマクトミネイを下げてイガロとマタを投入。2枚替えで一気に流れを変えにかかる。

この交代が効いてきたのは終盤戦。90分にGKデ・ヘアからのロングフィードを前線に張っていたマグワイアが頭で落としたところをマタがワンタッチパス。これでボックス左に抜け出したB・フェルナンデスのシュートはGKピックフォードに弾かれる。さらにそのこぼれ球を押し込みにかかったイガロだが、ここもピックフォードが足で防ぐビッグセーブ。イングランド代表GKの神懸かった守備を前に、ユナイテッドはまたとないチャンスを逃してしまった。

すると後半アディショナルタイム、最後の力を振り絞って攻撃を仕掛けるエバートンがリシャルリソンのポストプレーからシグルドソンがシュート。GKに弾き返されたところをキャルバート=ルーウィンが詰めると、DFの足に当たってゴールイン。土壇場でエバートンが勝ち越しに成功した。

だが、シュートコースに倒れていたシグルドソンが残っていたとしてオフサイドの判定に。エバートンはぬか喜びに終わり、試合は1-1のドロー決着となった。

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