イタリアで懸念が広がる新型コロナウイルス、スペインでのCL開催に影響?

2020.02.25 20:10 Tue
Getty Images
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響がチャンピオンズリーグ(CL)の試合にも影響を及ぼす可能性が浮上している。スペイン『マルカ』が伝えた。

アジアを中心に感染が日々拡大している新型コロナウイルス。ヨーロッパではイタリアで急速に感染者が増えており、セリエAでは無観客試合の措置が発表された。

そんな中、スペインで行われる試合にも影響が出る可能性があるという。それは、バレンシアvsアタランタの2ndレグ。バレンシアのホーム・メスタージャで行われる試合は、すでに2,300枚以上のチケットがアウェイのアタランタファンの為に販売されている。
バレンシア地方政府の疫学衛生監視局の副局長を務めるエルメネヒルダ・バナクロチャ氏は、スペインラジオ『オンダ・セロ』のインタビューに応え、今回の状況について次のようにコメントしている。

「(アタランタの)チームが入国出来るのかどうかすら分からない」
「今から(試合のある)3月10日の間にたくさんのことが起きる可能性がある。もしこのインタビューが先週行われていたら、私の答えもかなり違っただろう」

「(試合を行えるかどうかは)クラブと衛生省の間で判断を下し、様子を見ることになるだろう。現状ベルガモでは何も起こっていないが、そこがイタリアの他の地域ではなく、ロンバルディア州となると、経過を見る必要がある」

アタランタが本拠地とするベルガモ県があるロンバルディア州は、イタリア国内でも感染者が増加している地域の1つ。既に7人が命を落としている。

現状のバレンシアの対応としては、ファーストレグでベルガモへ渡航したファンへ向けた、健康上のアドバイスを提示するにとどまっているが、対応を一歩間違えれば大きな混乱が生じる可能性があるだけに、今後の展開に注目したい。

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