躍動アタランタが欠場者多数のバレンシアを4発粉砕!《CL》

2020.02.20 07:03 Thu
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、アタランタvsバレンシアが19日にサン・シーロで行われ、4-1でアタランタが圧勝した。
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マンチェスター・シティやシャフタール、ディナモ・ザグレブが同居したグループCを4戦未勝利の最下位から2連勝フィニッシュで奇跡的な決勝トーナメント進出を果たしたアタランタ。そのアタランタは直近のローマとのCL出場権争い直接対決を制して4位を死守した中、D・サパタをベンチスタートとしローマ戦で同点弾を決めたパシャリッチを先発に抜擢した。一方、チェルシー、アヤックス、リールが同居したグループHを三つ巴の戦いを制して首位で通過したバレンシアは、ガブリエウを出場停止で欠いた他、ロドリゴやガライ、フロレンツィら多くの主力を負傷や病気で欠いて臨んだ。
試合は8分、アタランタに決定機。しかし、イリチッチのパスをボックス中央で受け、GKと一対一となったパシャリッチのシュートはGKジャウメのビッグセーブに阻まれた。

それでも16分、アタランタが押し切る。アレハンドロ・ゴメスがボックス左で仕掛けてクロスを入れると、ゴール前に飛び込んだハテボエルが押し込んだ。
さらに21分、カウンターからゴセンズが追加点に迫ったアタランタが流れを引き寄せる中、ポゼッションを高めるバレンシアは30分に初のチャンス。だが、クイックリスタートからボックス右に侵入したフェラン・トーレスのシュートは右ポストに直撃した。さらに35分にはボックス左に抜け出したゴンサロ・ゲデスが決定的なシュートを浴びせるも枠を捉えきれない。

すると42分、アタランタが突き放す。ボックス手前右でボールを受けたイリチッチが右足を振り抜くと、強烈なシュートがGKジャウメの手を弾いて枠の左上に突き刺さった。

イリチッチのCL初ゴールで2点差として迎えた後半、アタランタが攻め込むと58分に3点目を挙げる。コンドグビアとの球際の競り合いを制し、フロイラーがボックス手前左から右足でコントロールシュート。これがゴール右に決まった。

3点差とされたバレンシアは61分に決定機。GKゴッリーニのミスパスを突いてマキシ・ゴメスがシュートに持ち込んだが、ゴッリーニにファインセーブで凌がれた。

すると63分、パシャリッチのスルーパスで右サイドを抜け出したハテボエルがボックス右に侵入してシュートを決めきり、アタランタが3-0とする。

4点差となったバレンシアは66分、2分前に投入されていたチェリシェフがパロミーノのミスパスを突いてミドルシュートを叩き込んだ。さらに70分にもチェリシェフに決定的なシュートを許したが、ここもGKゴッリーニにファインセーブで阻止された。

その後もバレンシアがリスクを負って前がかる中、D・サパタ、マリノフスキーと投入して牽制したアタランタが4-1で快勝。3月10日に敵地メスタージャで行われる2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にした。


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守護神ラヤがPKストップからの圧巻連続セーブ! アーセナルがEL王者アタランタと拮抗のゴールレスドロー【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節、アタランタvsアーセナルが19日にスタディオ・ディ・ベルガモで行われ、0-0のドローに終わった。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 昨シーズン、クラブ史上初のヨーロッパリーグ制覇を成し遂げたアタランタ。今シーズンはセリエA開幕から2勝2敗と安定感を欠くものの、直近のフィオレンティーナ戦では2度のビハインドを撥ね返して3-2の勝利。良い形でホーム開催のCL初陣を迎えた。そのフィオレンティーナ戦からはベッラノーバに代えてザッパコスタを右ウイングバックに配置した以外、同じメンバーを継続した。 一方、主力数名を欠いた直近のノースロンドン・ダービーを1-0で競り勝って3勝1分けの4戦無敗でプレミアリーグのスタートを切ったアーセナル。今週末には王者マンチェスター・シティとの大一番を控える中、重要なアウェイ3連戦の2試合目で難所ベルガモに乗り込んだ。アルテタ監督はトッテナム戦から先発2人を変更。ジョルジーニョに代えてライス、トロサールに代えてガブリエウ・ジェズスを最前線に配し、ハヴァーツをインサイドハーフに移した。 立ち上がりからハイインテンシティの攻防が繰り広げられる中、序盤はアーセナルがアタランタのマンマークをかいくぐってフィニッシュのシーンを作り出す。 13分にはボックス手前で得たFKの場面でキッカーのサカが枠の左下隅を捉えたシュートでGKカルネセッキにファインセーブを強いると、さらにこぼれに詰めたトーマスがシュートを放つが、これもイタリア代表GKの好守に阻まれた。 一連のピンチを凌いだアタランタは時間の経過と共にアーセナルの攻撃にアジャスト。前から人を掴むアグレッシブな守備でボールの前進を遮断し、中盤や自陣でボールを奪い切る。また、マイボール時も相手のプレスをいなしながら互角以上に渡り合う。 ただ、アーセナルの堅守に対して攻撃面ではなかなか決定機まで持ち込むことはできず、セットプレーやカウンター絡みでチャンスを窺う形となり、前半は明確な決定機を作り出せなかった。 前半序盤はアーセナル、前半半ば以降はアタランタがペースを握った中、試合はゴールレスで後半に突入。後半も堅い展開が続くかに思われたが、開始早々に試合が動く。 48分、相手陣内左サイド深くで仕掛けたエデルソンがボックス内で手を使ったトーマスに引き倒されてPKを獲得。ここでキッカーのレテギが左を狙ってシュートするが、これはGKダビド・ラヤが見事な読みでストップ。さらに、こぼれ球をレテギが頭で押し込みにかかるが、このシュートもラヤが驚異的なリカバリーから左手ではじき出した。 ラヤの圧巻の連続セーブによって試合の均衡が保たれ、徐々に試合が膠着する。これを受けて、両ベンチが動きを見せる。アーセナルはジェズス、トーマスを下げてトロサール、ジョルジーニョを投入し、[4-4-2]の形に布陣を変更。さらに、70分過ぎにはサカとティンバーに代えてスターリング、カラフィオーリをピッチに送り込む。 これに対してアタランタはデ・ケテラエル、ザッパコスタ、レテギを下げてクアドラード、ベッラノーバ、ザニオーロを投入した。 一連の交代によって少しずつ動きが出始めると、74分にはクアドラードのミドルシュート、直後にはボックス右に抜け出したマルティネッリのシュートと互いに久々の決定機を作り出す。 後半終盤はよりオープンな展開が期待されたものの、睨み合いの構図は変わらぬまま試合は0-0のスコアでタイムアップを迎えた。この結果、注目の強豪対決はアーセナル守護神の活躍もあって痛み分けのドロー決着となった。 アタランタ 0-0 アーセナル <span class="paragraph-title">【動画】守護神・ラヤが躍動!アタランタvsアーセナル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="eFTXmvYNYeg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.20 06:03 Fri

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