岡田武史氏が現役引退した理由/六川亨の日本サッカーの歩み

2020.02.18 19:50 Tue
Getty Images
昨年12月19日、元日本代表監督で、現在は今シーズンからJ3リーグに昇格したFC今治のオーナーを務める岡田武史氏が「岡田メソッド--自立する選手、自律する組織をつくる16歳までのサッカー指導体系」という本を出版した。

この本に興味を持ったNECがデジタル化して販売することになり、そのプロモーションセミナーが2月15日に横浜市内で開催されたので取材した。午前中は14歳の選手に6対6のゲームをやらせながら、サポートの実技を実施。サポートには3種類あり、「緊急のサポート」、「選手がフリーなら寄ってはいけない」、「トラップでマーカーをタテかヨコにかわすためのパス」など「味方と敵の動きを見て、どんなパス、サポートが必要かパサーに声を出す」よう指導した。

実際、今治では「声を出すことでパスが回り始めた」そうだが、「言葉は大事」と言われても、いきなり練習で実践するよう求められてもそう簡単に声は出せないようだ。
そして午後からは指導者向けの講習会を実施した。その冒頭、岡田氏は「90年にバイエルン対JSL選抜の試合で1-2と負けた。キャプテンだったので会見に行ったが、次元が違うと感じ、34歳で引退を決めて指導者に進む道を選んだ」と現役引退の理由を話した。

「当時のバイエルンはキャプテンがアウゲンターラーで、初めてチームに合流したカール・ハインツ・ルンメニゲが点を取った」とも岡田氏は話していたが、それは1975年の1月に来日したバイエルンの間違いで、どうやら両者がまざってしまっているようだ。
75年に来日したバイエルンは、前年の西ドイツW杯で優勝したフランツ・ベッケンバウアー、ゲオルグ・シュバルツェンベック、ゲルト・ミュラーに加え、ベルンハルト・フェルスター、ルンメニゲらを擁する超豪華メンバーだった。当時の私は17歳だったが、始発電車に乗り、開門まで国立競技場の門の前で寝袋にくるまって待っていた(試合は2試合とも日本代表が0-1で敗れた)。

話を90年のバイエルンに戻すと、岡田氏の話を聞いて当時のノートを引っ張り出してみた。JSL選抜のメンバーはGK森下申一(ヤマハ)、DFが岡田武史、金子久、五十嵐和也(以上古河)、田口禎則(全日空)、柱谷哲二(日産)、反町康治(全日空)、木村和司、金田喜稔(以上日産)、永島昭浩(松下)、ラモス瑠偉(読売クラブ)というスタメン。

対するバイエルンはクラウス・アウゲンターラー、ユルゲン・コーラー、ハンス・プフリュグラー、シュテファン・ロイター、トーマス・シュトルンツといった、こちらも代表クラスを擁した豪華メンバーだった。

ちなみに監督はJSL選抜が清雲栄純(古河)、バイエルンがユップ・ハインケス、名誉監督が釜本邦茂(ヤンマー)とベッケンバウアーが務めた。

試合はJSL選抜の木村がDF2人をダブルタッチでかわしてペナルティエリアに侵入し、見事な先制ゴールを決めた。ハインケス監督も「ブンデスリーガで十分に通用する。チーム全体を支配する力を持っているし、チームメイトも信頼している」と大絶賛した。

当の木村は「DFはたいしたことなかった。狙っていたし、自信を持ってやればいい。ペナルティエリアが近かったので、前を向いて抜いて行った」と平然と答えていた。

試合は後半、90-91シーズンのブンデスリーガ得点王に輝くローラント・ボールファルトの2ゴールでバイエルンが逆転勝利を収めた。

そしてノートには前半6分と27分に、「岡田がバックパスをミスして相手に取られる」という記述があった。こうして改めて当時を振り返ると、引退を決意したのも理解できた次第である。
【文・六川亨】
1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた、博識ジャーナリストである。

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首位・千葉が劇的ラストプレー弾で怒涛の開幕6連勝! 連勝ストップのRB大宮は杉本健勇のゴラッソもあり連敗回避、長崎はマテウス・ジェズスのハットトリックなどで無敗継続【明治安田J2第6節】

23日、明治安田J2リーグ第6節の10試合が各地で行われた。 開幕から5連勝とクラブ記録を更新中の首位・ジェフユナイテッド千葉(勝ち点15)。開幕戦以来勝利がないヴァンフォーレ甲府(勝ち点4)とのアウェイゲームに臨んだ。 試合開始直後、いきなり試合を動かしたのはホームの甲府。左サイドへ展開すると、荒木翔のワンタッチクロスが直接ゴールへ。ファーサイドネットに突き刺さった。 1点ビハインドで折り返した千葉だが、椿直起がボックス内で倒されてPKを獲得。石川大地がこれを決め、58分に追いつく。 同点のまま終わるかに思われたが、ラストプレーでドラマ。左CKを得た千葉は、一度跳ね返されながらも安井拓也が執念の逆転ゴール。劇的な形で甲府を下し、開幕6連勝とした。 前節、開幕からの連勝が止まった2位・RB大宮アルディージャ(勝ち点12)は、3試合連続ドローの水戸ホーリーホック(勝ち点6)をホームに迎えた一戦。RB大宮は44分、ロングスローのルーズボールから藤井一志が決定機を迎えるが、左足シュートは水戸GK松原修平のビッグセーブに阻まれる。 後半も互いに譲らなかったが、80分に均衡を破ったのはRB大宮。最終ラインのガブリエウからのロングボールに途中出場のオリオラ・サンデーが抜け出し、GKとの一対一を冷静に制する。 さらに3分後、左クロスのセカンドボールに杉本健勇が反応。ボックス中央手前で右足を振り抜き、豪快なダイレクトボレーを突き刺す。そのままRB大宮が2-0の勝利を収め、再スタートを切った。 千葉とともに開幕から無敗の3位・V・ファーレン長崎(勝ち点11)は、2連勝から3連敗のブラウブリッツ秋田(勝ち点6)とのホームゲーム。19分、長崎が先制。ピッチ中央で受けたマテウス・ジェズスが反転からドリブル。ボックス手前まで持ち上がると自ら左足で狙い、ゴール左隅にコントロールショットを決める。 1点リードの長崎は山口蛍が何らかのアクシデントで交代しつつ前半終了。それでも52分、カウンターからの右クロスにマテウス・ジェズスが合わせてこの日2点目。62分にはまたも速攻からシュートのこぼれ球をマルコス・ギリェルメが押し込む。 3点ビハインドの秋田も、右CKから村松航太が詰めて64分に反撃。しかし長崎も89分、左CKの混戦からマテウス・ジェズスが頭で叩き込んでハットトリックを達成。後半アディショナルタイムには青木俊輔のプロ初ゴールでダメ押しし、長崎が今シーズン初の連勝。ホームでは4戦全勝としている。 5位ジュビロ磐田(勝ち点9)vs7位・ベガルタ仙台(勝ち点8)は、仙台が終盤に2点差から追いつき、前節の再現へと向かう。しかし、磐田は途中出場の佐藤凌我がすぐさま勝ち越しゴール。一度追いつかれながら再び突き放した磐田が2連勝を飾った。 その他、昇格組の4位・カターレ富山(勝ち点10)は、ようやくエンジンがかかり始めた17位・サガン鳥栖(勝ち点4)に0-1で敗戦。J2初挑戦ながら健闘している6位・FC今治(勝ち点8)は、終盤の梅木怜のゴールで18位いわきFC(勝ち点3)との一戦を制している。降格組の19位・北海道コンサドーレ札幌(勝ち点3)は、未勝利で最下位の愛媛FC(勝ち点1)を破って連勝とした。 <h3>◆明治安田J2リーグ第6節</h3> ▽3月23日(日) ベガルタ仙台 2-3 ジュビロ磐田 レノファ山口FC 0-1 ロアッソ熊本 サガン鳥栖 1-0 カターレ富山 愛媛FC 1-2 北海道コンサドーレ札幌 ヴァンフォーレ甲府 1-2 ジェフユナイテッド千葉 大分トリニータ 1-1 藤枝MYFC いわきFC 0-1 FC今治 モンテディオ山形 0-0 徳島ヴォルティス RB大宮アルディージャ 2-0 水戸ホーリーホック V・ファーレン長崎 5-1 ブラウブリッツ秋田 <span class="paragraph-title">【動画】RB大宮の杉本健勇がダイレクトボレーでゴラッソ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9D%89%E6%9C%AC%E5%81%A5%E5%8B%87?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#杉本健勇</a> 待望の今シーズン初ゴールは<br>スーペルゴラッソ<br><br> ゴール動画 <br> 明治安田J2リーグ 第6節<br> 大宮vs水戸<br> 2-0<br> 83分<br> 杉本 健勇(大宮)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/lkeCtlQf2J">pic.twitter.com/lkeCtlQf2J</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1903703653162393884?ref_src=twsrc%5Etfw">March 23, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.23 16:25 Sun
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今治、林野火災の影響も30日の山形戦は開催予定…「状況は刻一刻と変わっている」と28日に開催可否を発表

FC今治は27日、30日に予定されている明治安田J2リーグ第7節のモンテディオ山形戦について発表した。 今治市長沢では、23日に林野火災が発生。連日消化活動にあたっているものの、鎮火の目処は立っていない。 26日に開催予定だったYBCルヴァンカップ1回戦の徳島ヴォルティス戦が中止となっていた中、30日の山形戦に関しては、現時点では開催予定で進めているという。 ただ、「状況は刻一刻と変わってまいりますので、被害や火災の最新情報を引き続き収集しながら、安心安全な1日づくりに向けた議論を続けてまいります」とし、28日(金)の12時ごろに試合開催可否が発表されるという。 今治は「ホームのファン・サポーターの皆さまはもちろん、遠方から来場を予定されております、モンテディオ山形のファン・サポーターの皆さまには、ご心配やご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします」としている。 2025.03.27 22:10 Thu
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26日開催予定だったルヴァン杯の今治vs徳島が中止…愛媛県今治市で発生した林野火災の影響を考慮

Jリーグは25日、3月26日(水)に開催予定だった、JリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド1回戦のFC今治vs徳島ヴォルティスの中止を発表した。 今回の一戦は今治のホームスタジアムであるアシックス里山スタジアムで開催予定だったが、愛媛県今治市で発生した林野火災の影響によって開催中止を決定した。 代替日については決定次第改めて通知される。 なお、今回の開催中止に際してアウェイチームの徳島は「愛媛県今治市で発生した林野火災により被災された皆さまならびに避難などをされて不安な状況でお過ごしの皆さまに心よりお見舞い申し上げます」とコメント。 一方、主催チームの今治は以下の声明を発表している。 ーーーーー この度今治市長沢の林野火災が起こり、未だ鎮火しておりません。 まずは今治市および西条市にて避難されている方々はもちろん、周辺地域にお住まいの皆さま、今治市にご縁がある多くの皆さまが不安な時間を過ごされていること、心中お察しいたします。また、不眠不休で消火活動や救助活動をされている方々に、心より感謝と敬意を表します。 こうした地域の状況を受けて、明日3月26日(水)の19:00より予定しておりました、2025JリーグYBCルヴァンカップの試合を中止することをお知らせいたします。 3月25日(火)18:30現在、今治市内では2973世帯5836名、西条市では792世帯1,506名の方に避難指示が出されています。地域の多くの方が不安な時間を過ごされる中で、我々として試合を行うことが、ミッションステートメントにもございます勇気や希望を与える時間となるのか、議論を重ねるなかで、このような判断をいたしました。 試合日の一日を楽しみにしていただいた方には、大変申し訳ございません。徳島ヴォルティスのサポーターの方など、既にご移動を開始されている方もいらっしゃると存じます。ご不便をおかけいたしますが、安心安全な1日のご提供に向けて議論したうえでの判断となりますので、ご理解いただけますと幸いです。 また、今回はクラブとして初のドローンショーを実施する予定でしたが、こちらも併せて中止となります。初の試みに際し、様々なご協力をいただいた方にも、併せてお詫び申し上げます。 FC今治として、地域のために今できることを選手やスタッフ一人ひとりが考え、行動してまいります。ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。 株式会社今治.夢スポーツ 代表取締役社長 矢野将文 ーーーーー 2025.03.26 00:03 Wed
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林野火災の影響で中止となったルヴァン杯の今治vs徳島…代替日程は4月9日に決定

Jリーグは26日、林野火災によって中止となったJリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド1回戦のFC今治vs徳島ヴォルティスの代替日程を発表した。 同試合は3月26日(水)に今治のホームスタジアムであるアシックス里山スタジアムで開催予定だったが、愛媛県今治市で発生した林野火災の影響によって開催中止が決定していた。 今回発表された代替日程は、4月9日(水)にアシックス里山スタジアムで19時キックオフ予定となる。 なお、チケットの取り扱いに関して今治の公式サイトでは以下のように説明されている。 【チケットの取り扱いについて】 中止となった試合のチケットは代替試合ではご使用いただくことが出来ません。 代替試合を観戦いただくには、あらためてチケットをご購入いただく必要がございます。 販売に関する詳細は、決定次第お知らせいたします。 中止試合のチケットをお持ちの方は払い戻しをさせていただきます。払い戻しの方法につきましても、決定次第お知らせいたしますので、お手元のチケットは大切に保管してください。 2025.03.26 17:25 Wed

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