【J1開幕直前クラブガイド】2季連続で薄氷の残留…大刷新で蘇るか《湘南ベルマーレ》

2020.02.18 12:30 Tue
©︎J.LEAGUE
FUJI XEROX SUPER CUP 2020、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、YBCルヴァンカップとすでに公式戦が開幕。そんな中、J1リーグが最後に開幕を迎える。
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超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届け。第3弾として、昨季はJ1参入プレーオフを戦った16位湘南ベルマーレを紹介する。◆補強動向《C》※最低E~最高S

【IN】
GK堀田大暉(25)←福島ユナイテッドFC/完全移籍
GK谷晃生(19)←ガンバ大阪/期限付き移籍
GK後藤雅明(25)←ツエーゲン金沢/復帰
DF大岩一貴(30)←ベガルタ仙台/完全移籍
DF馬渡和彰(28)←川崎フロンターレ/期限付き移籍
DF石原広教(20)←アビスパ福岡/復帰
DF畑大雅(17)←市立船橋高校/新加入
DF舘幸希(22)←日本大学/新加入
MF三幸秀稔(26)←レノファ山口FC/完全移籍
MF福田晃斗(27)←サガン鳥栖/完全移籍
MF茨田陽生(28)←大宮アルディージャ/完全移籍
MFレレウ(26)←水戸ホーリーホック/復帰
MFヒューエル・オリベイラ(21)←J.FC宮崎(九州サッカーリーグ)/完全移籍
MF山田直輝(29)←浦和レッズ/期限付き移籍→完全移籍
MF中川寛斗(25)←柏レイソル/期限付き移籍→完全移籍
FW石原直樹(35)←ベガルタ仙台/完全移籍
FWタリク・エルユヌシ(31)←AIKソルナ(スウェーデン)/完全移籍
FW岩崎悠人(21)←コンサドーレ札幌/期限付き移籍
FW若月大和(17)←桐生第一高校/新加入

【OUT】
GK松原修平(27)→ザスパクサツ群馬/完全移籍
GK真田幸太(20)→奈良クラブ(JFL)/期限付き移籍
GK秋元陽太(32)→FC町田ゼルビア/期限付き移籍
GKキム・ミンジュン(20)→福島ユナイテッドFC/期限付き移籍延長
DFフレイレ(30)→V・ファーレン長崎/完全移籍
DF山根視来(26)→川崎フロンターレ/完全移籍
DF杉岡大暉(21)→鹿島アントラーズ/完全移籍
DF福島隼斗(19)→福島ユナイテッドFC/期限付き移籍
DF小野田将人(23)→FC今治/期限付き移籍満了
MF菊地俊介(28)→大宮アルディージャ/完全移籍
MF新井光(20)→ガイナーレ鳥取/期限付き移籍
MF秋野央樹(25)→V・ファーレン長崎/期限付き移籍→完全移籍
MFヒューエル・オリベイラ(21)→FC大阪(JFL)/期限付き移籍
MF山口和樹(24)→FC琉球/完全移籍
FW野田隆之介(31)→京都サンガF.C./完全移籍
FW山﨑凌吾(27)→名古屋グランパス/完全移籍
FW神谷優太(22)→柏レイソル/完全移籍
FW鈴木国友(24)→ギラヴァンツ北九州/期限付き移籍
FW和田響稀(20)→ラインメール青森(JFL)/期限付き移籍延長
FW端戸仁(29)→東京ヴェルディ/期限付き移籍→完全移籍
FWトカチ(19)→福島ユナイテッドFC/期限付き移籍
FW若月大和(17)→シオン(スイス)/期限付き移籍




例年のごとく、多くの選手の入れ替えを行った湘南。昨シーズン途中にチームを率いた浮嶋敏監督の下、一からチームを作り直すこととなった。

得点源だったFW山﨑凌吾(→名古屋グランパス)、守備の要のDF山根視来(→川崎フロンターレ)、左ウイングバックを支えたDF杉岡大暉(→鹿島アントラーズ)、長年チームを支えたMF菊地俊介(→大宮アルディージャ)、守護神のGK秋元陽太(→FC町田ゼルビア)と核となる選手が他クラブへ去っていった。
しかしながら、DF大岩一貴(←ベガルタ仙台)、MF三幸秀稔(←レノファ山口FC)、MF茨田陽生(←大宮アルディージャ)、MF福田晃斗(←サガン鳥栖)と各クラブの主力選手を完全移籍で確保。また、ノルウェー代表FWタリク・エルユヌシに加え、2003年から2009年まで所属したFW石原直樹(←ベガルタ仙台)、U-22日本代表FW岩崎悠人(←北海道コンサドーレ札幌)と実力者も獲得し、駒はしっかりと揃っている。

選手の能力としては、申し分ない補強だが、それでも1チーム分以上の入れ替えがあったことは単純に評価しにくい。機能しなければ補強が成功したとは言えず、未知数の部分が多いだけに、「C」評価とした。

◆2年連続薄氷の残留…今季もまずは残留を《残留》
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2018シーズン、最終節で名古屋グランパスとなんとか引き分け残留を掴んだ。その1年後、2019シーズンは最終節で引き分けるも、J1プレーオフへ。最悪の状態で戦った後半戦だったが、チームは徳島ヴォルティスと引き分け、なんとか残留した。

2シーズン連続の残留争い、さらに一昨年よりも悪い成績での残留となると、今シーズンも簡単に事が運ぶシーズンではないだろう。

浮嶋監督の下で再スタートを切るチームだが、やはり厳しい戦いが待っているだろう。YBCルヴァンカップでは大分トリニータを1-0で下したものの、決して内容が良かったとは言えない。まだまだ完成度は低い状態だ。

シーズンの開幕から、浦和レッズ、名古屋グランパス、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸と強力な攻撃陣を誇るチームとの連戦となり、スタートにつまづくようであれば、過去2シーズンと同じ道を辿る可能性はある。

いかに開幕から結果を残していくかが分かれ道。選手個々のポテンシャルは高いだけに、監督の手腕が大きく問われるシーズンとなりそうだ。

◆超WS編集部イチオシ選手
FWタリク・エルユヌシ(31)
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イチオシ選手は今シーズンから加入したFWタリク・エルユヌシ。現役のノルウェー代表ウインガーで、60キャップを記録。昨年もユーロ2020予選で7試合に出場していた。

本職は左ウイングだが、センターフォワードとしても→ウイングとしてもプレーが可能。エールディビジやブンデスリーガでもプレー経験があり、チームの核となり得る選手だ。

得点源がチームを去った中、湘南に求められるのはやはりゴール。守備を固めても得点が奪えなければ勝利はなく、タリクの活躍に期待が懸かる。

◆注目の東京五輪世代!
MF齊藤未月(21)
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夏に予定されている東京オリンピック世代の選手としてピックアップするのは、MF齊藤未月だ。

湘南生え抜きの齊藤は、2015年5月から2種登録としてトップチームでプレー。2016年5月にプロ契約を結び、トップチームの一員となった。

ボランチのポジションでプレーしながらも、飛び出しの能力が高く、ボール奪取からゴール前に駆け出すプレーが特徴。2018シーズンはJ1リーグでゴールを記録。2019シーズンも26試合に出場し1ゴールを記録していた。

U-23日本代表としても、AFC U-23選手権ではチームがグループステージで敗退する中、出色の出来を見せていた。東京オリンピックに向けては、競争の激しいボランチのポジションとなるが、湘南でしっかりとしたパフォーマンスを出し結果を残す事が、オリンピック出場への近道となるだろう。

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中田英寿氏が波乱万丈のサッカーキャリア回想…『The Atletic』のロングインタビューに答える

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【明治安田J1第9節まとめ】町田が首位浮上、広島は勝ち点で並び2位に! 岡山はホームで無敗継続の4勝目、鹿島は「27」でホーム無敗がストップし首位陥落

5日、6日にかけて明治安田J1リーグ第9節の10試合が各地で行われた。 <h3>【鹿島vs京都】壮絶撃ち合いは最後にドラマ</h3> 首位の鹿島アントラーズ(勝ち点16)はホームに7位の京都サンガF.C.(勝ち点12)を迎えた。ホームで26戦無敗の鹿島は前半にレオ・セアラが2ゴールを決めてリードを奪う。 しかし、後半に入ると京都が反撃。61分に奥川雅也にゴールが生まれるとエースのラファエル・エリアスが2ゴールを決め逆転に成功。鹿島の無敗が止まるかと思われたが、後半アディショナルタイムに師岡柊生がネットを揺らし同点。引き分けに終わるかと思われたが、京都がカウンターからラファエル・エリアスのハットトリックとなるゴールで勝ち越し。3-4で京都が勝利し、鹿島はホーム無敗が「27」で止まると共に首位から陥落した。 <h3>【岡山vsFC東京】岡山のホーム無敗継続!ゴラッソで4勝目</h3> 9位のファジアーノ岡山(勝ち点11)は16位のFC東京(勝ち点8)をホームに迎えた。昨シーズンからホームでの負けなしが続く岡山。今季は3勝2分けでJ1での勝利は全てホームという状況だ。 試合はこう着状態が続きゴールレスで後半へ。すると47分、松本昌也が右サイドから崩してネットを揺らすが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。長時間のチェックとなる際どいシーンだったが松本がオフサイドと判定され、ゴールは認められない。 落胆してもおかしくない岡山だったが、61分に相手の最終ラインでのもたつきを見逃さないと、田部井涼がボックス外から浮き球を胸トラップし左足でダイレクトシュート。これがGKの頭を越えてネットを揺らすJ1初ゴール。このゴールで1-0で岡山が勝利を収めた。 <h3>【柏vsG大阪】小泉佳穂のゴールを守り抜きウノゼロ勝利</h3> 5位の柏レイソル(勝ち点13)はホームに12位のガンバ大阪(勝ち点10)を迎えた一戦。勝ち点差3の中での対決となった中、柏が試合のペースを握る。 ゴールレスで試合は進んでいく中で、それでもホームの柏が主導権を握ると65分に待望のゴール。左サイドから崩すと、熊坂光希の縦パスが相手に当たりこぼれ球になるも、垣田裕暉が相手DFを背中で押さえると、福岡将太が突いたボールを小泉佳穂がダイレクトシュート。これが決まり柏が先制し、そのまま1-0で勝利を収めた。 <h3>【横浜FCvs清水】昨季のJ2優勝争い対決は横浜FCに軍配</h3> 18位と苦しむ横浜FC(勝ち点7)と8位と上位を追いかける清水エスパルス(勝ち点11)の対決。昨シーズンはJ1昇格を争った両者のJ1での戦いは、固い展開となる。 前半は強風の影響もあり、互いになかなか良い形を作れない展開に。清水は32分、ボックス手前でパスを受けた乾貴士がミドルシュートを放つが左ポスをに嫌われる。 ゴールレスで迎えた後半、50分に浮き球のパスに抜けたルキアンから繋ぐと、福森晃斗のクロスを山田康太がニアでヘッドで合わせて横浜FCが先制。清水は同点を目指すがなかなかゴールが遠い展開に。1-0で終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム7分に左からのクロスを櫻川ソロモンがヘッドで決めて勝負あり。横浜FCが2-0で勝利を収めて降格圏を脱した。 その他、サンフレッチェ広島はセレッソ大阪に2-1で勝利し、2位に浮上。川崎フロンターレとの対戦で引き分けたFC町田ゼルビアは首位に浮上した。一方で、降格圏の横浜F・マリノスは東京ヴェルディと引き分け脱出ならず。湘南ベルマーレに敗れた名古屋グランパスも再び降格圏に転落することに。未勝利で最下位だったアルビレックス新潟がヴィッセル神戸に勝利したものの最下位脱出ならず。それでも勝ち点差がグッと縮まり、下位も上位も混戦状態となっている。 <h3>◆明治安田J1リーグ第9節</h3> ▽4/5(土) 横浜F・マリノス 0-0 東京ヴェルディ ▽4/6(日) ファジアーノ岡山 1-0 FC東京 【岡山】 田部井涼(後16) FC町田ゼルビア 2-2 川崎フロンターレ 【町田】 岡村大八(前34) 西村拓真(後8) 【川崎F】 エリソン(前16) 河原創(後28) 横浜FC 2-0 清水エスパルス 【横浜FC】 山田康太(後5) 櫻川ソロモン(後45+7) ヴィッセル神戸 0-1 アルビレックス新潟 【新潟】 長谷川元希(前12) アビスパ福岡 1-0 浦和レッズ 【福岡】 岩崎悠人(後23) 鹿島アントラーズ 3-4 京都サンガF.C. 【鹿島】 レオ・セアラ(前18、前30) 師岡柊生(後45+2) 【京都】 奥川雅也(後16) ラファエル・エリアス(後35、後37、後45+5) 柏レイソル 1-0 ガンバ大阪 【柏】 小泉佳穂(後20) 湘南ベルマーレ 2-1 名古屋グランパス 【湘南】 福田翔生(前10) 鈴木雄斗(前45) 【名古屋】 稲垣祥(前45+5) サンフレッチェ広島 2-1 セレッソ大阪 【広島】 新井直人(前18) 荒木隼人(後41) 【C大阪】 ルーカス・フェルナンデス(前15) <span class="paragraph-title">【動画】田部井涼の衝撃ゴラッソがJ1初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"></a> <a href="https://t.co/vxLmEC5DXS">pic.twitter.com/vxLmEC5DXS</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1908752526528168406?ref_src=twsrc%5Etfw">April 6, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】小泉佳穂がダイレクトで右足一閃</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9F%8FG%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#柏G大阪</a> <a href="https://t.co/snPXMWuH4o">pic.twitter.com/snPXMWuH4o</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1908786061284958466?ref_src=twsrc%5Etfw">April 6, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】仕上げはラファエル・エリアス、首位・鹿島のホーム無敗を「27」で止める</span> <span data-other-div="movie3"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">エリアス、エリアス、エリアス!<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E4%BA%AC%E9%83%BD?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#鹿島京都</a> <a href="https://t.co/svL6VOq2rO">pic.twitter.com/svL6VOq2rO</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1908795009476026793?ref_src=twsrc%5Etfw">April 6, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.06 18:15 Sun
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好調川崎Fが湘南との“神奈川ダービー”で完勝!今季初のリーグ戦連勝で3位に浮上【明治安田J1第8節】

明治安田J1リーグ第8節の川崎フロンターレvs湘南ベルマーレがUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで2日に行われ、2-0で川崎Fが勝利した。 前節はFC東京との"多摩川クラシコ"でアウェイながら3ゴールを奪って快勝を収めた川崎Fは、その試合からスタメンを3人変更。家長昭博、大島僚太、山本悠樹に代えて、前節リーグ初ゴールの伊藤達哉と橘田健人、河原創をスタメンで起用した。 一方、開幕3連勝と最高のスタートを切って首位に立ったが、その後は4試合未勝利の続く湘南。山口監督は、アウェイで敗れた清水エスパルス戦からスタメンを4人変更。新加入の奥埜博亮や藤井智也、畑大雅らに代えて奥野耕平や池田昌生、舘幸希らをスタメンで起用した。 川崎Fは開始早々の3分にセットプレーからチャンス。敵陣左サイドで獲得FKから三浦がクロスを供給すると、これをボックス中央の河原が頭で合わせたが、これはゴール右に外れた。 その後は湘南がポゼッションで上回るものの、川崎Fは連動した守りでピンチらしいピンチを許さず。24分には、丸山のロングパスのこぼれ球を拾った河原の横パスをボックス左手前ので受けた脇坂がミドルシュート。しかし、これはGK上福元に弾かれた。 ハーフタイムにかけても攻勢を続ける川崎Fは40分、素早い攻守の切り替えから敵陣でボール奪うと、脇坂のバックパスをバイタルエリア右手前で受けた橘田がクロス。これをファーサイドに走り込んだマルシーニョが合わせたが、シュートは右ポストを直撃した。 ゴールレスで迎えた後半、川崎Fは早い時間にスコアを動かす。50分、ボックス内のマルシーニョとのパス交換でゴールエリア左手前まで侵攻した河原の折り返しが中央の脇坂に当たると、ゴール前にこぼれたボールを再び脇坂がゴールに押し込んだ。 待望の先制点を奪った川崎Fは、59分にもボックス左に侵入したマルシーニョのマイナスのパスを受けた橘田がペナルティアーク内から強烈なミドルシュートを狙ったが、これはクロスバーを直撃。 1点を追う湘南は62分に鈴木雄斗と松村晟怜を下げて藤井と畑を投入。対する川崎Fは、山田新と高井幸大を下げてエリソンとジェジエウをピッチに送り出す。 その後も互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、拮抗した展開が続く。川崎Fは90分、大関のシュートのこぼれ球をボックス手前で拾った家長のサイドチェンジをボックス左で受けた宮城が縦に仕掛けると、藤井のファウルを誘ってPKを獲得。このPKを獲得した宮城自身がゴール右隅に突き刺した。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。湘南との“神奈川ダービー”を制した川崎Fが、今季初のリーグ連勝で3位に浮上している。 川崎フロンターレ 2-0 湘南ベルマーレ 【川崎F】 脇坂泰斗(後5) 宮城天(後47)【PK】 2025.04.02 21:15 Wed

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