デ・ロッシ、自身にとっての本当の引退は「ローマでの最後の日」

2020.02.12 16:18 Wed
Getty Images
先月に現役引退を発表した元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシ(36)だが、自身にとって本当の意味での引退は愛するローマを去ったときだったようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。
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デ・ロッシは先月6日、ボカ・ジュニアーズのホルヘ・アモル・アメアル新会長とともに出席した公式会見の場で、現役引退を発表した。しかし、自身にとって本当の意味での引退はローマでのキャリアを終えた瞬間だったようだ。同選手がイタリア版『GQ』のインタビューで明かした。
「私にとっての本当の意味での引退はトリゴリア(ローマ練習場)での最後の日だった。自分の中で大きな喪失感を味わった」

「オリンピコに向かうためロッカールームの扉を閉めたとき、これが自分のキャリアの最後だと感じさせられたよ。あのときは震えていたし、壊滅的な気分だったね」
また、自身に対して契約延長オファーを掲示しなかったジェームズ・パロッタ会長との関係については大きな問題はないとしながらも、その決定に大きな失望を抱いたことを認めている。

「パロッタとの間にいかなる問題もなかったよ。ただ、自分の契約を更新しないというクラブの決定に関しては悲しみを感じた。それは私にとって当然のことだ」

さらに、ローマ退団後にボカ・ジュニアーズ移籍を決断した経緯を改めて説明。イタリア国内においてジャッロロッソ以外のユニフォームに袖を通す意思がなかったこと。そして、憧れのボンボネーラでプレーするためボカ移籍を選んだことになんの後悔もないと主張している。

「セリエAでプレーを継続することを考えれば、幾つかのオファーがあったことは事実だ。だが、ローマ以外のイタリアのクラブのユニフォームに袖を通す気持ちはなかった」

「それはこれまでの美しい物語を台無しにする気がしていたんだ」

「ボカはいつでも自分にとっての夢だったし、ボカでのプレーは大きな名誉だった。加入以降、不満を抱くことは一日としてなかったよ」

「ボカの仲間とは今でも定期的に連絡を取り合っているし、自分の近況を聞いてきたり、今でも恋しいと言ってくれているんだ」

「ボカではローマのユニフォームを着ていたときと同じ姿勢でプレーしたいた。すべての仲間からイタリアでプレーしていたときと同様にチームを助けてほしいと言われていたからね」

なお、デ・ロッシの今後に関してはアメリカ『フリードキン・グループ』によるローマ買収が決定した後、実の父親であるアルベルト・デ・ロッシ氏の後任としてローマのプリマヴェーラの監督に就任することが既定路線だと思われている。

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