セビージャ、セルタに9試合ぶり白星献上…5位に後退《ラ・リーガ》

セビージャは9日、ラ・リーガ第23節でセルタとのアウェイ戦に臨み、2-1で敗れた。ここまで11勝6分け5敗で第22節終了時点で4位につけるセビージャ。前節は新部素をホームに迎え1-1のドロー。その前のコパ・デル・レイでは2部のミランデスに痛恨の敗戦を喫し、ここ2試合未勝利が続いている。この試合では冬に獲得したスソとエン=ネシリが揃って先発。8分にそのエン=ネシリがエスクデロのクロスからシュート。移籍後初先発の男が最前線で積極的に攻撃に絡んでいく。
セルタのエース、イアゴ・アスパスに何度か危険なシーンを作られながらも主導権を渡さないセビージャは23分、味方のロングボールを相手DFが胸トラップしたところをエン=ネシリが狡猾に奪取。そのままゴール前まで運び、GKとの一対一も制した。

新戦力に嬉しい移籍後初ゴールが生まれたセビージャ。41分にセルタの攻撃を跳ね返し攻撃に転じると、一本のロングパスで左ウイングのオカンポスが最終ラインを突破。あとは流し込むだけだったが、飛び出してきたGKルベン・ブランコに阻まれ、決定機を逃してしまった。後半もセビージャのペースで進むものの、なかなかシュート数が伸びない。互いの中盤が間延びし、停滞した時間が続いた中でセビージャは66分にスソを下げてバネガを投入する。

すると72分、カウンターからボックス左に侵入したフランコ・バスケスが強烈なシュートを放つと、GKが弾いたボールがエン=ネシリに当たってゴールイン。しかし、オフサイドの判定でゴールならず。

その後、エン=ネシリを下げてデ・ヨングを投入したセビージャだが、狙いとは裏腹にゴールを許してしまう。78分、セルタはGKからカウンターを発動。敵陣中央でボールを持ったラフィーニャが右サイドから走り込むアスパスにスルーパス。これで最終ラインを突破したアスパスはGKも躱してシュートへ。セビージャDFは懸命な戻りを見せたが、シュートはゴールに吸い込まれた。

さらに後半アディショナルタイムには、GKヴァツリークのクリアを拾われ再びカウンターを浴びると、最後はボックス右からシストにゴールを決められ逆転を許してしまった。

結局、試合はホームのセルタが2-1で勝利。リーグ戦9試合ぶりの白星となった。一方のセビージャはこれで5位に後退した。