レスターがバーンリーに逆転負け…ヴァーディのPK失敗が響く《プレミアリーグ》

2020.01.20 01:02 Mon
Getty Images
レスター・シティは19日、プレミアリーグ第23節でバーンリーとアウェイで戦い、2-1で敗れた。

前節、好調サウサンプトンをホームに迎えたレスターは、アウェイでの0-9の大勝から一転、逆転負けを喫しリーグ戦3試合ぶり黒星となった。

その試合から先発メンバーを2人入れ替えたフォクシーズ。主導権を握りたいものの、前線から高圧力をかけてくるバーンリーの守備に苦戦を強いられる。何度か中盤を飛ばしてロングボールを入れるも、高さではなかなか敵わない。
30分を過ぎてもシュートを2本に抑えられていたが33分、センターサークル内でプラートのスライディングタックルでボールを奪うと、拾ったバーンズがドリブルで前進。そのままボックス右まで運び、結局一人でゴールまで決めた。

相手の強度にてこずっていただけに貴重な1点となったレスターは、後半立ち上がりにゴール前のパス交換からプラートがシュートへ。ボックス右から左足で放ったシュートは枠の左を捉えていたが、GKポープのファインセーブに遭った。
一方、こちらはウッドのヘディングシュートなど高さを生かした攻撃を展開するバーンリー。すると56分に得た右CKの場面、ゴール前で競り勝ったミーの地面に叩きつける強烈なヘディングシュートがGKシュマイケルを強襲。弾き返されたものの、こぼれ球をウッドが押し込んで試合を振り出しに戻した。

しかし、そのおよそ10分後、ボックス右に抜け出したバーンズがミーに倒されレスターがPKを獲得。VARでの確認後、5試合ぶりのゴールが欲しいヴァーディが狙ったが、GKポープが完全に読み切って見事にセーブ。スコアは1-1から動かず。

その後、レスターはプラートとアジョセ・ペレスを下げてティーレマンスとイヘアナチョを投入。攻撃の活性化を図る。

しかし迎えた79分、バーンリーが左サイドから上げたクロスをエバンスがクリアし損ねると、こぼれ球をウェストウッドに押し込まれ逆転を許してしまう。

最後まで堅い守備を続けたバーンリーはレスターの攻撃をことごとく撥ね返し、このまま勝ちきりに成功。リーグ戦5試合ぶりの勝利で連敗を「4」で止めた。一方のレスターは2連敗となった。

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