アヤックスの米代表DFがドーハでのキャンプを離脱…アメリカとイランの政治的緊張がサッカー界にも影響…
2020.01.09 21:49 Thu
アヤックスは9日、アメリカ代表DFセルジニョ・デスト(18)がアメリカとイランの政情不安を考慮してドーハで開催中のトレーニングキャンプを離脱したことを発表した。
アメリカ人の父親とオランダ人の母親の下、オランダのアルメレで生まれ育ったデストは、両国の国籍を有していたものの、昨年10月末にアメリカのA代表でプレーすることを表明していた。
その中で母国アメリカは今月3日、ドローン攻撃によってイランの革命防衛隊のカセム・スレイマニ司令官を殺害。これを受けて、革命防衛隊は8日にイラクにあるアメリカ軍基地を攻撃する報復を行い、両国を中心に中東での政治的緊張が高まっている。
そのため、アメリカ人として同じ中東でのトレーニングキャンプで身の危険、精神的な不安を抱えるデストはクラブに対して、オランダへの帰国を要請。これをクラブが受け入れる形で今回の発表に至った。
アヤックスは今回の一件に関して以下の様な説明を行っている。
早期帰国となったデストは12日にトップチームが戻るまで、オランダ国内でアヤックスのリザーブチームと共にトレーニングを行うことになる。
なお、今回のデストの一件と関連する話では、1月5日~25日かけてアメリカ代表がカタールのドーハで行う予定だったトレーニングキャンプが同じ理由によってキャンセルされていた。
アメリカ人の父親とオランダ人の母親の下、オランダのアルメレで生まれ育ったデストは、両国の国籍を有していたものの、昨年10月末にアメリカのA代表でプレーすることを表明していた。
その中で母国アメリカは今月3日、ドローン攻撃によってイランの革命防衛隊のカセム・スレイマニ司令官を殺害。これを受けて、革命防衛隊は8日にイラクにあるアメリカ軍基地を攻撃する報復を行い、両国を中心に中東での政治的緊張が高まっている。
アヤックスは今回の一件に関して以下の様な説明を行っている。
「セルジニョ・デストはカタールでのアヤックスのトレーニングキャンプから離脱可能かをクラブに尋ねてきた。現在、彼は精神的に不安な状態になっており、アヤックスは彼の要求を理解し、その要求に応えた」
早期帰国となったデストは12日にトップチームが戻るまで、オランダ国内でアヤックスのリザーブチームと共にトレーニングを行うことになる。
なお、今回のデストの一件と関連する話では、1月5日~25日かけてアメリカ代表がカタールのドーハで行う予定だったトレーニングキャンプが同じ理由によってキャンセルされていた。
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