デ・ロッシが現役引退を発表! 「家族とともに自分の家へ帰る必要があると思った」

2020.01.07 04:29 Tue
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ボカ・ジュニアーズに所属する元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシ(36)が6日、現役引退を発表した。
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デ・ロッシはボカのホルヘ・アモル・アメアル新会長とともに出席した公式会見の場でスパイクを脱ぐ決断を公のものとした。『フットボール・イタリア』が伝えている。「今回の決断は深刻なケガの問題やそのほかの大きな問題によって決めたものではないよ」
「ただシンプルに家族とともに自分の家へ帰る必要があると思ったんだ。とりわけ、自分の中で(前妻との間にもうけた)娘のことが恋しいんだ。同様に娘も私のことを恋しく思っている。それが決断の理由だ。それは自分の中で決定的なモノだったよ」

「それが理由でなければ、みんなが自分の説得にあたったと思う。彼らは私により多くの猶予を与えてくれたけど、決断はスムーズだった。そこにおかしな感覚は全くないよ」
「私はここに心の一部を残していくよ。ボンボネーラでプレーすることボカのロッカールームで時を過ごすことは誰にでも経験できるような簡単なことではない。それは本当にユニークな体験だったよ」

「ここでは誰もが自分のことを兄弟のように歓迎してくれた。そのことを決して忘れないよ。そして、これからもボカの試合を見続けるし、将来的にこのスタンドに戻って来ることを確信している」

「自分の中で決断を下したのは昨年の10月だった。だけど、尊敬の印として、この場所に戻りみんなと顔を向かい合わせて伝えることが重要だと思っていたんだ」

「心の中に常にいるこのクラブとともに、私はプレーヤーとしてのキャリアを終える。だけど、間違いなく今後もフットボールの世界で働き続けるよ」

昨シーズン限りで生まれ育ったローマを退団し、ローマの元同僚DFニコラ・ブルディッソ氏がスポーツ・ディレクター(SD)を務めるアルゼンチン屈指の名門ボカ・ジュニアーズに電撃加入したデ・ロッシ。

熱烈な歓迎を受けて加入したボカではデビュー戦となった国内カップのアルマグロ戦でいきなりゴールを挙げる鮮烈なデビューを飾ったが、以降はローマ時代から悩まされているヒザのケガによって公式戦6試合の出場に留まっていた。

そして、2020年6月まで契約を残す中、今回のタイミングでボカを離れると共に現役を引退する決断を下した。

デ・ロッシは幼少期からローマ一筋のキャリアを歩み、2000年のトップチーム昇格以降、在籍18年間で公式戦616試合に出場し63ゴールを記録。在籍期間に獲得したタイトルは、2006-07シーズン、2007-08シーズンの2度のコッパ・イタリア制覇のみだが、“ローマの象徴”である元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティに次ぐ、クラブ歴代最多出場記録を持つ生けるレジェンド。

また、2004年にデビューしたイタリア代表としては通算117試合に出場し21ゴールを記録。8つの国際メジャー大会に出場し、2006年のドイツ・ワールドカップでは世界王者の一員となっていた。

なお、デ・ロッシの現役引退後に関してはアメリカ『フリードキン・グループ』によるローマ買収が決定した場合、実の父親であるアルベルト・デ・ロッシ氏の後任としてローマのプリマヴェーラの監督に就任することが既定路線だという。

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