【欧州4大リーグ日本人選手総括&評価】冨安が最高評価! 久保が及第点

2019.12.31 22:30 Tue
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欧州4大リーグの2019-20シーズンの前半戦が終了しました。そこで本稿では4大リーグに所属する日本人8選手のパフォーマンスを5段階で独自に評価。総括とともにご覧ください。
★★★★★が最高、☆が最低

★冨安健洋[ボローニャ]
セリエA出場試合数::12(先発:12)ゴール数:0
コッパ・イタリア出場試合数::1(先発:1)ゴール数:0
評価:★★★★
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◆セリエA初挑戦で十分なインパクト
ベルギーのシント=トロイデンで1年半プレーし、4大リーグの一角であるセリエAへとステップアップした冨安。中堅クラブのボローニャに約10億円で完全移籍した東京五輪の主軸DFは、本職ではない右サイドバックで十分な存在感を示した。持ち前の守備力は当然ながら水準以上の足下の技術の高さを武器に、開幕から先発の座を勝ち取り、何の問題もなく右サイドバックを務め上げた。日本代表戦で負傷したことにより1カ月ほど戦列を離れる時期があったものの、前半戦をレギュラーとしてプレーし続けたことが守備にうるさいイタリアで冨安の実力が認められたことを証明している。

★久保建英[マジョルカ]
ラ・リーガ出場試合数:15(先発:9)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数:0
評価: ★★★☆☆
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◆正解だったマジョルカへの武者修行
まだまだ実力を発揮しきれているとは言えないものの、久保にとってはマジョルカへのレンタル移籍は、今後のキャリアを考えても正解だったはずだ。レアル・マドリーから試合経験を積むべく昇格クラブに移籍した久保は、加入2戦目から試合に絡んでいった。当初はPK獲得やアシストなど要所で見せ場を作った久保だったが、試合全体を通して見ると消えていることも多く、FC東京で見せていたような本来のパフォーマンスを発揮しているとは言えなかった。とはいえ、久保の能力に疑問の目が向けられ始めた中、第13節ビジャレアル戦でリーガ初ゴールとなるミドルシュート弾を叩き込み、周囲の雑音をかき消した辺りはさすがだった。
★乾貴士[エイバル]
ラ・リーガ出場試合数:13(先発:12)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数0
評価: ★★☆☆☆
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◆慣れ親しんだエイバル復帰、年内最終戦に初ゴール
3シーズンを過ごした勝手知るエイバルに復帰する決断を下した乾。昨季ベティスで大苦戦した中、気心知れたメンディリバル監督の下でプレーできるのは乾にとってプラスに働くかに思われた。実際、レギュラーとしてプレーし続けている乾だが、パフォーマンスに目を向けると決して思うようにプレーできているとは言えない状況だ。守備のバランスを気にし過ぎるあまりか、攻撃面でほぼインパクトを残せない状態が続いた。それでも年内最終戦で今季初ゴールを挙げ、気持ちよく新年を迎えられたのは後半戦に向けてポジティブな材料となりそうだ。

★鎌田大地[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:11)ゴール数:0
ヨーロッパリーグ出場試合数: 6(先発:4)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
評価: ★★☆☆☆
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◆成長して帰還もブンデス初ゴールが遠く
武者修行に出たシント=トロイデンで12ゴールを挙げ、ゴールへの意識を高めた鎌田は大きく成長してドイツの地に戻ってきた。1年前には何も残せなかったフランクフルトで開幕からヒュッター監督の信頼を勝ち取った鎌田は試合出場を重ねていった。攻撃的MFの位置でレギュラーとしてプレーし続けた鎌田は、前半戦を終えてブンデスリーガでは初ゴールを奪えていない状況だが、ヨーロッパリーグ(EL)ではアーセナル相手に2ゴールを決めるなど輝きを放ち、エメリ監督を解任に追い込んで見せた。
★長谷部誠[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:13(先発:13)ゴール数:0
ヨーロッパリーグ出場試合数:5(先発:5)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
評価: ★★☆☆☆
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◆ELとの過密日程でリーグで不調に
1月に36歳を迎える中、6シーズン目となるフランクフルトで引き続きリベロとしてコンスタントに試合出場を続けた。昨季に続きELと並行する厳しい日程をこなすべく、リーグ戦では多少の休養を与えられながらのプレーとなった。昨季ベスト4と躍進したELでは何とか決勝トーナメントに進出し、チームリーダーとして最低限の責任は果たした格好だが、リーグでは不調に陥り、降格圏のブレーメンとは4ポイント差の13位と苦戦している。

★大迫勇也[ブレーメン]
ブンデスリーガ出場試合数:12(先発:12)ゴール数:4
DFBポカール出場試合数:2(先発:1)ゴール数:1
評価: ★★☆☆☆
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◆エースとして期待されるも…
ブレーメンでの2シーズン目を迎えた大迫。昨季12ゴール14アシストをマークしたFWクルーゼがクラブを離れた中、エースとしての働きが期待されたが、前半戦を終えた段階で4ゴールと物足りない結果に終わっている。もちろん、日本代表戦での負傷により約1カ月ほど戦列を離れる期間があったのは痛かったが、それでも先発の機会を与えられ続けた中での結果としては頂けないのも事実だ。チームも降格圏の17位と低迷し、大迫のパフォーマンスが上がらないようであれば後半戦も残留争いに巻き込まれることは必至だ。

★吉田麻也[サウサンプトン]
プレミアリーグ出場試合数:8(先発6)ゴール数:0
EFLカップ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0
評価: ☆☆☆☆
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◆やはり控えに降格へ
サウサンプトンでの8シーズン目を迎えた今季、昨季終盤に残留に貢献した吉田は序盤まではレギュラーとしてプレーする好スタートを切った。しかし、チームの結果が伴わなかった中、第10節レスター・シティ戦で先発した吉田は、プレミアリーグワーストタイ記録の9失点大敗に関与してしまう。ここから控えに降格した吉田は、昨季前半戦同様ベンチを温める状況が続いている。

★武藤嘉紀[ニューカッスル]
プレミアリーグ出場試合数:6(先発1)ゴール数:0
EFLカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:1
評価:☆☆☆☆☆
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◆プレミアの高い壁
昨季に続き、プレミアリーグの高い壁に武藤はもがき苦しんでいる。ブルース新監督が就任した中、シーズン序盤は途中出場ながらプレーする機会が与えられたが、第8節以降はベンチにすら入れない状態が続いた。苦戦している武藤に対し、FC東京が復帰の要請をしているとのことだ。

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