【欧州4大リーグ日本人選手総括&評価】冨安が最高評価! 久保が及第点
2019.12.31 22:30 Tue
欧州4大リーグの2019-20シーズンの前半戦が終了しました。そこで本稿では4大リーグに所属する日本人8選手のパフォーマンスを5段階で独自に評価。総括とともにご覧ください。
※★★★★★が最高、☆が最低
★冨安健洋[ボローニャ]
セリエA出場試合数::12(先発:12)ゴール数:0
コッパ・イタリア出場試合数::1(先発:1)ゴール数:0
評価:★★★★☆

◆セリエA初挑戦で十分なインパクト
ベルギーのシント=トロイデンで1年半プレーし、4大リーグの一角であるセリエAへとステップアップした冨安。中堅クラブのボローニャに約10億円で完全移籍した東京五輪の主軸DFは、本職ではない右サイドバックで十分な存在感を示した。持ち前の守備力は当然ながら水準以上の足下の技術の高さを武器に、開幕から先発の座を勝ち取り、何の問題もなく右サイドバックを務め上げた。日本代表戦で負傷したことにより1カ月ほど戦列を離れる時期があったものの、前半戦をレギュラーとしてプレーし続けたことが守備にうるさいイタリアで冨安の実力が認められたことを証明している。
★久保建英[マジョルカ]
ラ・リーガ出場試合数:15(先発:9)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数:0
評価: ★★★☆☆

◆正解だったマジョルカへの武者修行
まだまだ実力を発揮しきれているとは言えないものの、久保にとってはマジョルカへのレンタル移籍は、今後のキャリアを考えても正解だったはずだ。レアル・マドリーから試合経験を積むべく昇格クラブに移籍した久保は、加入2戦目から試合に絡んでいった。当初はPK獲得やアシストなど要所で見せ場を作った久保だったが、試合全体を通して見ると消えていることも多く、FC東京で見せていたような本来のパフォーマンスを発揮しているとは言えなかった。とはいえ、久保の能力に疑問の目が向けられ始めた中、第13節ビジャレアル戦でリーガ初ゴールとなるミドルシュート弾を叩き込み、周囲の雑音をかき消した辺りはさすがだった。
★乾貴士[エイバル]
ラ・リーガ出場試合数:13(先発:12)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数0
評価: ★★☆☆☆

◆慣れ親しんだエイバル復帰、年内最終戦に初ゴール
3シーズンを過ごした勝手知るエイバルに復帰する決断を下した乾。昨季ベティスで大苦戦した中、気心知れたメンディリバル監督の下でプレーできるのは乾にとってプラスに働くかに思われた。実際、レギュラーとしてプレーし続けている乾だが、パフォーマンスに目を向けると決して思うようにプレーできているとは言えない状況だ。守備のバランスを気にし過ぎるあまりか、攻撃面でほぼインパクトを残せない状態が続いた。それでも年内最終戦で今季初ゴールを挙げ、気持ちよく新年を迎えられたのは後半戦に向けてポジティブな材料となりそうだ。
★鎌田大地[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:11)ゴール数:0
ヨーロッパリーグ出場試合数: 6(先発:4)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
評価: ★★☆☆☆

◆成長して帰還もブンデス初ゴールが遠く
武者修行に出たシント=トロイデンで12ゴールを挙げ、ゴールへの意識を高めた鎌田は大きく成長してドイツの地に戻ってきた。1年前には何も残せなかったフランクフルトで開幕からヒュッター監督の信頼を勝ち取った鎌田は試合出場を重ねていった。攻撃的MFの位置でレギュラーとしてプレーし続けた鎌田は、前半戦を終えてブンデスリーガでは初ゴールを奪えていない状況だが、ヨーロッパリーグ(EL)ではアーセナル相手に2ゴールを決めるなど輝きを放ち、エメリ監督を解任に追い込んで見せた。
ブンデスリーガ出場試合数:13(先発:13)ゴール数:0
ヨーロッパリーグ出場試合数:5(先発:5)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
評価: ★★☆☆☆

◆ELとの過密日程でリーグで不調に
1月に36歳を迎える中、6シーズン目となるフランクフルトで引き続きリベロとしてコンスタントに試合出場を続けた。昨季に続きELと並行する厳しい日程をこなすべく、リーグ戦では多少の休養を与えられながらのプレーとなった。昨季ベスト4と躍進したELでは何とか決勝トーナメントに進出し、チームリーダーとして最低限の責任は果たした格好だが、リーグでは不調に陥り、降格圏のブレーメンとは4ポイント差の13位と苦戦している。
★大迫勇也[ブレーメン]
ブンデスリーガ出場試合数:12(先発:12)ゴール数:4
DFBポカール出場試合数:2(先発:1)ゴール数:1
評価: ★★☆☆☆

◆エースとして期待されるも…
ブレーメンでの2シーズン目を迎えた大迫。昨季12ゴール14アシストをマークしたFWクルーゼがクラブを離れた中、エースとしての働きが期待されたが、前半戦を終えた段階で4ゴールと物足りない結果に終わっている。もちろん、日本代表戦での負傷により約1カ月ほど戦列を離れる期間があったのは痛かったが、それでも先発の機会を与えられ続けた中での結果としては頂けないのも事実だ。チームも降格圏の17位と低迷し、大迫のパフォーマンスが上がらないようであれば後半戦も残留争いに巻き込まれることは必至だ。
★吉田麻也[サウサンプトン]
プレミアリーグ出場試合数:8(先発6)ゴール数:0
EFLカップ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0
評価: ★☆☆☆☆

◆やはり控えに降格へ
サウサンプトンでの8シーズン目を迎えた今季、昨季終盤に残留に貢献した吉田は序盤まではレギュラーとしてプレーする好スタートを切った。しかし、チームの結果が伴わなかった中、第10節レスター・シティ戦で先発した吉田は、プレミアリーグワーストタイ記録の9失点大敗に関与してしまう。ここから控えに降格した吉田は、昨季前半戦同様ベンチを温める状況が続いている。
★武藤嘉紀[ニューカッスル]
プレミアリーグ出場試合数:6(先発1)ゴール数:0
EFLカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:1
評価:☆☆☆☆☆

◆プレミアの高い壁
昨季に続き、プレミアリーグの高い壁に武藤はもがき苦しんでいる。ブルース新監督が就任した中、シーズン序盤は途中出場ながらプレーする機会が与えられたが、第8節以降はベンチにすら入れない状態が続いた。苦戦している武藤に対し、FC東京が復帰の要請をしているとのことだ。
※★★★★★が最高、☆が最低
★冨安健洋[ボローニャ]
セリエA出場試合数::12(先発:12)ゴール数:0
コッパ・イタリア出場試合数::1(先発:1)ゴール数:0
評価:★★★★☆

Getty Images
◆セリエA初挑戦で十分なインパクト
ベルギーのシント=トロイデンで1年半プレーし、4大リーグの一角であるセリエAへとステップアップした冨安。中堅クラブのボローニャに約10億円で完全移籍した東京五輪の主軸DFは、本職ではない右サイドバックで十分な存在感を示した。持ち前の守備力は当然ながら水準以上の足下の技術の高さを武器に、開幕から先発の座を勝ち取り、何の問題もなく右サイドバックを務め上げた。日本代表戦で負傷したことにより1カ月ほど戦列を離れる時期があったものの、前半戦をレギュラーとしてプレーし続けたことが守備にうるさいイタリアで冨安の実力が認められたことを証明している。
★久保建英[マジョルカ]
ラ・リーガ出場試合数:15(先発:9)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数:0
評価: ★★★☆☆

Getty Images
◆正解だったマジョルカへの武者修行
まだまだ実力を発揮しきれているとは言えないものの、久保にとってはマジョルカへのレンタル移籍は、今後のキャリアを考えても正解だったはずだ。レアル・マドリーから試合経験を積むべく昇格クラブに移籍した久保は、加入2戦目から試合に絡んでいった。当初はPK獲得やアシストなど要所で見せ場を作った久保だったが、試合全体を通して見ると消えていることも多く、FC東京で見せていたような本来のパフォーマンスを発揮しているとは言えなかった。とはいえ、久保の能力に疑問の目が向けられ始めた中、第13節ビジャレアル戦でリーガ初ゴールとなるミドルシュート弾を叩き込み、周囲の雑音をかき消した辺りはさすがだった。
ラ・リーガ出場試合数:13(先発:12)ゴール数:1
コパ・デル・レイ出場試合数0
評価: ★★☆☆☆

Getty Images
◆慣れ親しんだエイバル復帰、年内最終戦に初ゴール
3シーズンを過ごした勝手知るエイバルに復帰する決断を下した乾。昨季ベティスで大苦戦した中、気心知れたメンディリバル監督の下でプレーできるのは乾にとってプラスに働くかに思われた。実際、レギュラーとしてプレーし続けている乾だが、パフォーマンスに目を向けると決して思うようにプレーできているとは言えない状況だ。守備のバランスを気にし過ぎるあまりか、攻撃面でほぼインパクトを残せない状態が続いた。それでも年内最終戦で今季初ゴールを挙げ、気持ちよく新年を迎えられたのは後半戦に向けてポジティブな材料となりそうだ。
★鎌田大地[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:11)ゴール数:0
ヨーロッパリーグ出場試合数: 6(先発:4)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
評価: ★★☆☆☆

Getty Images
◆成長して帰還もブンデス初ゴールが遠く
武者修行に出たシント=トロイデンで12ゴールを挙げ、ゴールへの意識を高めた鎌田は大きく成長してドイツの地に戻ってきた。1年前には何も残せなかったフランクフルトで開幕からヒュッター監督の信頼を勝ち取った鎌田は試合出場を重ねていった。攻撃的MFの位置でレギュラーとしてプレーし続けた鎌田は、前半戦を終えてブンデスリーガでは初ゴールを奪えていない状況だが、ヨーロッパリーグ(EL)ではアーセナル相手に2ゴールを決めるなど輝きを放ち、エメリ監督を解任に追い込んで見せた。
★長谷部誠[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:13(先発:13)ゴール数:0
ヨーロッパリーグ出場試合数:5(先発:5)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
評価: ★★☆☆☆

Getty Images
◆ELとの過密日程でリーグで不調に
1月に36歳を迎える中、6シーズン目となるフランクフルトで引き続きリベロとしてコンスタントに試合出場を続けた。昨季に続きELと並行する厳しい日程をこなすべく、リーグ戦では多少の休養を与えられながらのプレーとなった。昨季ベスト4と躍進したELでは何とか決勝トーナメントに進出し、チームリーダーとして最低限の責任は果たした格好だが、リーグでは不調に陥り、降格圏のブレーメンとは4ポイント差の13位と苦戦している。
★大迫勇也[ブレーメン]
ブンデスリーガ出場試合数:12(先発:12)ゴール数:4
DFBポカール出場試合数:2(先発:1)ゴール数:1
評価: ★★☆☆☆

Getty Images
◆エースとして期待されるも…
ブレーメンでの2シーズン目を迎えた大迫。昨季12ゴール14アシストをマークしたFWクルーゼがクラブを離れた中、エースとしての働きが期待されたが、前半戦を終えた段階で4ゴールと物足りない結果に終わっている。もちろん、日本代表戦での負傷により約1カ月ほど戦列を離れる期間があったのは痛かったが、それでも先発の機会を与えられ続けた中での結果としては頂けないのも事実だ。チームも降格圏の17位と低迷し、大迫のパフォーマンスが上がらないようであれば後半戦も残留争いに巻き込まれることは必至だ。
★吉田麻也[サウサンプトン]
プレミアリーグ出場試合数:8(先発6)ゴール数:0
EFLカップ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0
評価: ★☆☆☆☆

Getty Images
◆やはり控えに降格へ
サウサンプトンでの8シーズン目を迎えた今季、昨季終盤に残留に貢献した吉田は序盤まではレギュラーとしてプレーする好スタートを切った。しかし、チームの結果が伴わなかった中、第10節レスター・シティ戦で先発した吉田は、プレミアリーグワーストタイ記録の9失点大敗に関与してしまう。ここから控えに降格した吉田は、昨季前半戦同様ベンチを温める状況が続いている。
★武藤嘉紀[ニューカッスル]
プレミアリーグ出場試合数:6(先発1)ゴール数:0
EFLカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:1
評価:☆☆☆☆☆

Getty Images
◆プレミアの高い壁
昨季に続き、プレミアリーグの高い壁に武藤はもがき苦しんでいる。ブルース新監督が就任した中、シーズン序盤は途中出場ながらプレーする機会が与えられたが、第8節以降はベンチにすら入れない状態が続いた。苦戦している武藤に対し、FC東京が復帰の要請をしているとのことだ。
ボローニャの関連記事
キリンチャレンジカップの関連記事
|
ボローニャの人気記事ランキング
1
“オランダ代表のCB層はスゴい” 躍進ボローニャの25歳オランダ人CBが嘆き「正真正銘トップクラスしかいない…」
ボローニャのオランダ人センターバック、DFサム・ベウケマ(25)はA代表入りを夢見ているが…。 クラブ125年史で初のチャンピオンズリーグ(CL)参戦が決まったボローニャ。チアゴ・モッタ監督が現役時代の名声に劣らぬ指導力でチームを束ね、22歳FWジョシュア・ザークツィーに代表される若きタレントが躍動する。 ビッグクラブ移籍の噂も存在するザークツィーや24歳ルイス・ファーガソンらはアタッカー陣だが、今季セリエA36試合27失点という堅守を支える守備陣の奮闘も見逃せない。 最終ラインの中心は、表題のベウケマ。今季キャリア初の国外移籍としてAZからやってきた188cmセンターバック(CB)で、直近のナポリ戦は累積警告で出場停止も、状態に問題がなければ指揮官のファーストチョイスだ。 チームの躍進と共に自信が深まっているようで、CL行き決定を祝福される形で実施された母国オランダ『Ziggo Sport Voetbal』のインタビューにて、オランダ代表初招集への想いを率直に語っている。 「正直言って、開幕前にCLの切符を掴めるなんて微塵も思ってなかった(笑) クラブ計画にも入ってなかったしね。頑張って欧州の舞台(ELやECL)へ行こう、が大きな目標だったね」 「幼い頃からCLでプレーする自分を思い描いてきた。だから、キャリアのネクストステップは、CLで自分の価値を存分に発揮すること。だって僕はオランダ代表に入りたいからね」 しかし、2024年現在のオランダ代表は、世界No.1と言っても過言ではないほど、CBの層が厚い。 「(オランダ代表メンバーの)招集リストが世間に公表されるたび、電話がかかってない僕も、わずかな希望にすがって『僕の名前はあるかな…』なんて、そのリストを見る」 「僕はいたって現実的な人間なんだろう。オランダ代表には正真正銘トップクラスのディフェンダーしかいない…。鍛錬を続けて、チームに影響を与えられる選手になるしかないんだろうね。いつかその日が来るまで…」 リバプールのDFヴィルヒル・ファン・ダイク(32)、インテルのDFステファン・デ・フライ(32)、マンチェスター・シティのDFナタン・アケ(29)、バイエルンのDFマタイス・デ・リフト(24)、トッテナムのDFミッキー・ファン・デ・フェン(23)…。 年齢層のバランスが比較的良く、揃いも揃ってトップクラブの主力選手たちというオランダ代表CB陣。左サイドをメインとするジローナ所属の重鎮DFデイリー・ブリント(34)もCBに対応可能という状況がある。 切にオランダ代表入りを夢見るベウケマ。地道にキャリアを積んできた25歳は、世代別も含めオレンジのユニフォームに袖を通した経験がない。その日が来ることを願いたい。 2024.05.14 16:40 Tue2
【2023-24セリエAベストイレブン】インテルから最多6選手を選出
2023-24シーズンのセリエAが2日に終了しました。本稿では今季のセリエAベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 GKヤン・ゾマー(35歳/インテル) 出場試合数:34(先発回数:34)/失点数:19/出場時間:3060分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> オナナの抜けた穴を埋める以上の活躍で選出。足元に関しても問題なくビルドアップでも貢献できている。ショットストップ能力に関しては言わずもがな。安定感抜群だった。 DFフェデリコ・ガッティ(25歳/ユベントス) 出場試合数:32(先発回数:30)/得点数:4/出場時間:2640分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 移籍2季目にして大ブレイク。3バックの右でレギュラーを獲得し、ソリッドな守備で堅守ユベントスを支えた。攻撃面においても4ゴールと攻守に活躍したシーズンとなった。 DFグレイソン・ブレーメル(27歳/ユベントス) 出場試合数:36(先発回数:36)/得点数:3/出場時間:3234分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 現ユベントスの堅守の象徴。伸び盛りのガッティ、同胞のダニーロと共に強固な3バックを形成。圧倒的な対人能力を武器に最終ラインで存在感を示した。 DFテオ・エルナンデス(26歳/ミラン) 出場試合数:32(先発回数:31)/得点数:5/出場時間:2795分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 相次ぐ負傷離脱によりセンターバックもこなした。能力の高さで何の問題もなくプレーしたことが彼のポテンシャルを現している。左サイドバック時には相変わらずの攻撃センスでFWレオンと共に打開役を担っていた。 DFフェデリコ・ディマルコ(26歳/インテル) 出場試合数:30(先発回数:29)/得点数:5/出場時間:2104分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今やセリエA屈指の左足の精度を誇るキック職人として認知されるようになった。アシスト数は6。インテルの左サイドがディマルコによってストロングポイントとなった。 MFヘンリク・ムヒタリアン(35歳/インテル) 出場試合数:36(先発回数:35)/得点数:2/出場時間:2804分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 35歳と円熟の時を迎え、インテリジェンス溢れるプレーでチャルハノールと共に攻撃を組み立てた。インテルが安定した試合運びを実現できているのはチャルハノールと共にムヒタリアンが居るからこそ。ゴールにもよく絡み6アシストを記録。 MFハカン・チャルハノール(30歳/インテル) 出場試合数:32(先発回数:32)/得点数:13/出場時間:2576分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季からブロゾビッチ不在時にはアンカーを務めていたが、今季も継続して安定したパフォーマンスを披露。インテルの新たな心臓として欠かせない存在となっている。 MFトゥン・コープマイネルス(26歳/アタランタ) 出場試合数:34(先発回数:29)/得点数:12/出場時間:2631分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> これまではプレーメーカーのイメージが強かったコープマイネルスだが、今季はよりゴール前に近いポジションで起用され、見事ガスペリーニ監督の期待に応えた。昨季の10ゴール4アシストを越える12ゴール5アシストと申し分ないスタッツを残し、チームをCL出場、EL優勝に導いた。 FWマルクス・テュラム(26歳/インテル) 出場試合数:35(先発回数:34)/得点数:13/出場時間:2707分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 移籍初年度であっさりチームにフィット。生まれ育ったイタリアで一皮剥けた。13ゴール13アシストと決定力、チャンスメークともに十分な働き。 FWラウタロ・マルティネス(26歳/インテル) 出場試合数:33(先発回数:31)/得点数:24/出場時間:2667分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季より正式就任の主将としてチームも牽引。一流のストライカーとして完成されつつある。後半戦はペースが落ち9試合ゴールのない期間があったが、それでも24ゴールと十分なスタッツ。自身初の得点王を獲得した。 FWジョシュア・ザークツィー(23歳/ボローニャ) 出場試合数:34(先発回数:32)/得点数:11/出場時間:2774分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍進のボローニャを攻撃面で大きく支えた。大柄ながら卓越した技術を駆使してのキープ力で味方の押し上げを促した。後半戦は4ゴールと少々ペースは落ちたが、ゴール数以上の存在感でチームのCL出場権獲得に貢献した。 2024.06.05 18:05 Wed3
「プレーする必要性は?」冨安健洋が負傷、ミハイロビッチ監督が日本代表の起用法に怒り心頭「割りを食うのは我々」
ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督が怒り心頭だ。イタリア『スカイ』が伝えた。 ボローニャは3日、セリエA第29節でインテルをホームに迎えた。この試合は31分にロメル・ルカクにゴールを許し、0-1で敗れていた。 しかし、ミハイロビッチ監督が怒っているのは敗戦ではなく、日本代表に向けてだった。 この試合、DF冨安健洋は先発出場。しかし、34分に負傷交代するハメになっていた。 今シーズンのボローニャではセンターバックだけでなく、チーム事情により左右のサイドバックでもプレーしていた冨安。ここまで26試合に出場し2ゴールを記録し、チームの守備を支えていた。 試合後、ミハイロビッチ監督は冨安が負傷した件で、日本代表の起用法について不満をあらわにした。 「14-0で勝った試合、冨安をプレーさせたが何の意味があるのか?私は代表チームの監督になりたいとは思わないが、彼らがプレーする必要性があるのだろうか?」 「私はモンゴルとも試合ができるし、良い印象を与えられるだろう。敗れた選手にも敬意を払う必要がある」 「ただ、結局、割りを食うのは我々クラブチームの監督なんだ」 「冨安はケガをしてしまった。我々の重要な選手だ」 2021.04.04 11:15 Sun4
元イタリア代表FWディ・バイオ氏がボローニャの新SDに就任
ボローニャは14日、チーフスカウトを務めていた元イタリア代表FWマルコ・ディ・バイオ氏(45)が新たなスポーツ・ディレクター(SD)に就任したことを発表した。 ディ・バイオ氏は2014年10月にMLS(メジャーリーグサッカー)のモントリオールで引退するまで、パルマやユベントス、バレンシア、ジェノア、ボローニャなどでプレー。また、イタリア代表では2004年のユーロに出場するなど、通算14キャップを誇った。 引退後は2015年1月からクラブマネージャーとして古巣ボローニャのフロントに入閣。2019年7月からはチーフスカウトを務めていた。 2022.06.15 01:45 Wed5