ミラン、イブラヒモビッチ獲得失敗ならマンジュキッチにシフトか

2019.12.13 01:30 Fri
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ミランユベントスに所属する元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチ(33)の獲得の獲得を考慮しているようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

今冬にロサンゼルス・ギャラクシーを退団した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(38)の復帰が濃厚となっているミラン。しかし、同選手は恩師シニシャ・ミハイロビッチ監督の率いるボローニャなどのイタリアクラブに加え、マンチェスター・ユナイテッドなど、欧州の各方面から注目を集めており、未だ合意には至ってはいない状況だ。

そこでミランは、代替案として以前にも関心を示していたマンジュキッチに再び目を光らせているという。重宝されたマッシミリアーノ・アッレグリ前体制下とは一転、今季から指揮を執るマウリツィオ・サッリ監督の下で一度も公式戦出場がないマンジュキッチは、今冬にミランが獲得を目指す経験豊富なストライカーという補強方針にも合致しており、獲得に動く可能性があるようだ。
なお、ユベントスで構想外が続くマンジュキッチには、今夏にも獲得に動いていたマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が有力視されているが、その去就はいかに。

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「サッカーが大嫌いだった」偉大な父を持つ18歳M・イブラヒモビッチ、父ズラタンとの比較は「嫌だった」

ミラン・フトゥーロのU-18スウェーデン代表FWマキシミリアン・イブラヒモビッチが自らのキャリアについて語った。スウェーデン『Aftonbladet』が伝えた。 現在はミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏の息子、マキシミリアン。7月にはミランとプロ契約を交わし、下部組織で父と同じプロサッカー選手の道を歩み始めている。 主に左ウイングとしてプレーする18歳は、プリマヴェーラ1でここまで7試合4ゴールと好発進のシーズンに。10月にはU-18スウェーデン代表に初招集された。 マキシミリアンは代表活動中に取材に応じると、9歳から始まったサッカーキャリアを回想。父親が所属したパリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッド、ロサンゼルス・ギャラクシー(LAギャラクシー)のアカデミーを渡り歩くと、その後は母国スウェーデンのハンマルビーでプレーし、2022年8月にミランへ行き着いた。 「どこの国でも良い思い出があるけれど、ミランが一番居心地の良い場所だった」 「始めたのは9歳の時でかなり遅かった。パリの地元クラブで」 「でも(サッカーに)一目惚れしたからじゃない。その逆だ。11歳くらいまではサッカーが大嫌いだった。最悪だった。すべてが間違っていて嫌だった。父と比較されるのも嫌だった」 「でもある日、サッカーへの愛に目覚めた。突然ピンと来たんだ」 また、昔は嫌だったという父との比較についてさらにコメント。今では自分の道を見つけているようだ。 「比較については考えない。僕は僕だし、彼は彼だ。同じポジションをプレーしているわけでもないから、比べることはあまりない」 好きな選手はブラジル代表FWネイマール、先輩のポルトガル代表FWラファエル・レオン、ミランにも所属した元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏だとも明かしたマキシミリアン。ともに練習したことがあるレオンについては「初めて彼を見た時、まるでお菓子屋さんにいる気分だった」というが、「今はむしろ競争相手として見ている」と頼もしいコメントも残した。 <span class="paragraph-title">【動画】U-18代表入り! 取材に応じるマキシミリアン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vuIK6ScqWUg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.17 15:50 Thu

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