スパーズ、オリンピアコス戦で大仕事のボールボーイの後日談を紹介! 「一生忘れない瞬間」
2019.11.29 15:50 Fri
トッテナムは28日、オリンピアコス戦で大仕事を果たしたボールボーイの少年に関する後日談を伝えた。
この劇的な逆転勝利において重要な働きを見せたのが、ケインの同点ゴールに繋がる好判断を見せた1人のボールボーイの存在だった。50分、敵陣右サイドでの競り合いでボールがサイドラインを割ると、ボールボーイが素早くオーリエへボールを託す。コートジボワール代表DFがスペースへすぐさま投げ入れると、FWルーカス・モウラが抜け出してボックス右深い位置からクロス。これをケインが右足で合わせた。
このボールボーイの素早い切り替えにジョゼ・モウリーニョ監督も感激。ゴール直後、ボールボーイに歩み寄り、ハイタッチからのハグで感謝を示し、試合後の会見では「彼はゲームを理解し、読んでいた。祝福するために彼をドレッシングルームに連れて行きたかったんだけど、すでにいなくなっていたよ」と、その状況判断に舌を巻いていた。
この大仕事を通じて、スパーズ界隈で“時の人”となっているボールボーイに対して、今回クラブはインタビューを敢行。そして、カラム・ハインズという名前を明かした15歳の少年はその反響の大きさに驚いているようだ。
「私たちはスタジアムに居てジョゼがカラムのところに向かう姿を見ていたわ。ハイタッチまでは想像できたけど、それ以上の反応(ハグ)は想像していなかったわ。同時に知り合いからの電話が鳴り始めたの」
「カラムはとても嬉しそうな笑顔を見せていたし、ジョゼがあのような形で感謝を示してくれたことは本当に素敵だったわ。カラムはタッチラインの傍に座っているとき、ピッチ内のプレーヤーたちを見て自分のプレーの改善に繋げていきたいと普段から話しているの。彼のことを心から誇りに思うわ」
また、翌日に控えていた数学のテストの勉強のため、試合直後にスタジアムを離れて自宅に戻ったカラム少年は、興奮さめやらぬ中でも一番の気がかりは翌日のテストのことだったという。
「家に帰る途中、車の中では車内のライトをつけて数学の勉強をしていたんだ」
なお、カラム少年が通う学校は今回の反響を受けてか、テストを一日延期してくれたという。
そして、カラム少年は今回のインタビューで試合中の出来事を、「すべてのことが非現実のように感じるよ」と回想。さらに、前本拠地であるホワイト・ハート・レーン、ウェンブリー、リーグカップで急遽借用したMKドンズのスタジアムでもボールボーイを務めてきた“ベテラン”は、「僕は自分の仕事をしただけだったんだ。だけど、あの日に起きたことは未だに信じられないよ」と、プロフェッショナルな姿勢も見せた。
それでも、自身を一躍有名人にしてくれたモウリーニョ監督に対しては、「人生最高の瞬間」を経験させてくれたと感謝を伝えている。
「実はゴールの瞬間さえ見ていなかったんだ。外に出たボールをキャッチするのに忙しくて、歓声が聞こえて振り返ると、ハリー(・ケイン)が喜んでいたんだ」
「スクリーンのリプレーで何が起きたかを確認できたよ。あの瞬間の自分の笑顔は信じられないほどのものだったね。ジョゼはあんなことをする必要がなかったのに、僕のところに来てくれて本当に素晴らしい人だよ。まさに人生最高の瞬間だったよ。スパーズが大好きだし、一生忘れない瞬間になったよ」
今回、ボールボーイとしてレジェンド級の働きを見せたカラム少年だが、数年後にはピッチ内でモウリーニョ監督や多くのスパーズサポーターから称賛を浴びる仕事を見せてくれるかもしれない。
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トッテナムは26日、チャンピオンズリーグ(CL)・グループB第5節でオリンピアコスとホームで対戦。オリンピアコスに2点を先行される厳しい展開を強いられた中、MFデレ・アリとDFセルジュ・オーリエ、FWハリー・ケインの2点によって2点差を引っくり返し、最終的に4-2のスコアで逆転勝利。最終節を前に2位での決勝トーナメント進出を果たした。このボールボーイの素早い切り替えにジョゼ・モウリーニョ監督も感激。ゴール直後、ボールボーイに歩み寄り、ハイタッチからのハグで感謝を示し、試合後の会見では「彼はゲームを理解し、読んでいた。祝福するために彼をドレッシングルームに連れて行きたかったんだけど、すでにいなくなっていたよ」と、その状況判断に舌を巻いていた。
この大仕事を通じて、スパーズ界隈で“時の人”となっているボールボーイに対して、今回クラブはインタビューを敢行。そして、カラム・ハインズという名前を明かした15歳の少年はその反響の大きさに驚いているようだ。
試合後の様子を語ってくれたのは、カラム少年の母親であるキーリーさん。
「私たちはスタジアムに居てジョゼがカラムのところに向かう姿を見ていたわ。ハイタッチまでは想像できたけど、それ以上の反応(ハグ)は想像していなかったわ。同時に知り合いからの電話が鳴り始めたの」
「カラムはとても嬉しそうな笑顔を見せていたし、ジョゼがあのような形で感謝を示してくれたことは本当に素敵だったわ。カラムはタッチラインの傍に座っているとき、ピッチ内のプレーヤーたちを見て自分のプレーの改善に繋げていきたいと普段から話しているの。彼のことを心から誇りに思うわ」
また、翌日に控えていた数学のテストの勉強のため、試合直後にスタジアムを離れて自宅に戻ったカラム少年は、興奮さめやらぬ中でも一番の気がかりは翌日のテストのことだったという。
「家に帰る途中、車の中では車内のライトをつけて数学の勉強をしていたんだ」
なお、カラム少年が通う学校は今回の反響を受けてか、テストを一日延期してくれたという。
そして、カラム少年は今回のインタビューで試合中の出来事を、「すべてのことが非現実のように感じるよ」と回想。さらに、前本拠地であるホワイト・ハート・レーン、ウェンブリー、リーグカップで急遽借用したMKドンズのスタジアムでもボールボーイを務めてきた“ベテラン”は、「僕は自分の仕事をしただけだったんだ。だけど、あの日に起きたことは未だに信じられないよ」と、プロフェッショナルな姿勢も見せた。
それでも、自身を一躍有名人にしてくれたモウリーニョ監督に対しては、「人生最高の瞬間」を経験させてくれたと感謝を伝えている。
「実はゴールの瞬間さえ見ていなかったんだ。外に出たボールをキャッチするのに忙しくて、歓声が聞こえて振り返ると、ハリー(・ケイン)が喜んでいたんだ」
「スクリーンのリプレーで何が起きたかを確認できたよ。あの瞬間の自分の笑顔は信じられないほどのものだったね。ジョゼはあんなことをする必要がなかったのに、僕のところに来てくれて本当に素晴らしい人だよ。まさに人生最高の瞬間だったよ。スパーズが大好きだし、一生忘れない瞬間になったよ」
今回、ボールボーイとしてレジェンド級の働きを見せたカラム少年だが、数年後にはピッチ内でモウリーニョ監督や多くのスパーズサポーターから称賛を浴びる仕事を見せてくれるかもしれない。
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