菅原AZが劇的同点弾で決勝Tへ! 浅野のEL初ゴールも空しくパルチザンは敗退が決定…《EL》

2019.11.29 04:58 Fri
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・グループL第5節、AZvsパルチザンが28日にアルクマール・デルホートで行われ、2-2の引き分けに終わった。AZの菅原由勢は60分から出場。パルチザンの浅野拓磨はフル出場した。
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グループLではすでにマンチェスター・ユナイテッドの突破が決定済み。残り一枠をかけて、2位のAZ(勝ち点8)と3位のパルチザン(勝ち点4)が激突した。

[4-4-2]の左サイドハーフで先発起用された浅野は守備で貢献しつつも得点の機会を窺うと16分、ナトホのパスにオフサイドラインぎりぎりで飛び出し、巧みなタッチでボールをコントロール。そのままゴールに流し込んで先制点を奪った。今大会がEL初出場の浅野は、予選のイェニ・マラティヤスポル戦でゴールを決めているものの、本選ではこれが初ゴール。パルチザンでは3ゴール目となった。
パルチザンはさらに27分、最終ラインでボールを回す相手にプレッシャーをかけて、GKからパスを受けたハツィディアコスのトラップミスを誘発。拾ったズジェラルは素早くソウマーに渡し、ソウマーはボックス中央からゴールに突き刺した。

後半に入って2度の決定機を迎えたパルチザン。一方でAZは、主将のハツィディアコスが負傷し交代を余儀なくされてしまう。60分には菅原がピッチへ。すると早速、右ウイングに入った菅原と浅野がマッチアップ。その後は浅野が右サイドに移ったことで、その機会はなくなった。
パルチザンのリードで進む中、AZにも得点のチャンスが訪れる。73分、ボックス手前でパスを受けたイドリシが、フェイントでチェックを剥がしてシュートへ。フィニッシュまでは完ぺきだったが、シュートはクロスバーを直撃してしまった。

なんとか1点を返したいAZ。その気持ちが強すぎたか、ボアドゥが明らかなシミュレーションでイエローカードを受けると、これが2枚目となり退場に。それでも諦めないホームチームは87分、負傷交代したハツィディアコスに代わりキャプテンマークを巻いたコープマイネルスのがロングボールを放り込むと、そのハツィディアコスとの交代で入ったドライフがバックヘッドで流し込んで1点差に詰め寄った。

後半のアディショナルタイムは7分。まだまだ得点のチャンスが十分残されている中でAZは92分、右サイドからボールを運んだミトショのクロスをドライフが蹴り込んで同点に追いついた。

湧き上がるホームのサポーター。試合は大歓声の中終了し、土壇場で追いついたAZがユナイテッドに続いて決勝トーナメント進出を決めた。

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