ビジャがケインを大絶賛!「現時点で最高のストライカー」

2019.11.20 21:00 Wed
Getty Images
ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWダビド・ビジャトッテナムイングランド代表FWハリー・ケインを称賛している。イギリス『FourFourTwo』がスペイン代表最多得点者の『PA news agency』のインタビューコメントを伝えている。

これまでトッテナムでプレミアリーグ2度の得点王、イングランド代表でもロシア・ワールドカップ(W杯)の得点王に輝くなど、世界屈指の点取り屋としての評価を確立するケイン。

今季ここまではクラブが低迷している中、公式戦15試合で10得点を記録。また、イングランド代表として臨んだ直近のユーロ2020予選の2試合でも4得点をマークし、代表通算45試合出場で32得点と好調を維持している。
そのケインに関して、スペイン代表として歴代最多の59得点を誇り、全盛期には世界屈指の万能型ストライカーと評されたビジャは、バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキや、古巣バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレス、マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロらを抑えて、ケインこそ世界最高のストライカーであるとの持論を展開している。

「彼(ケイン)は現在のサッカー界において最高のストライカー、あるいは9番(センターフォワード)だよ」
「彼のほぼすべての面で素晴らしいプレーを見せている。ユーロ2020でゴールデンブーツ(得点王)を獲得する候補の一人だね」

また、ケインに関しては過去にマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリー、バイエルンへのステップアップの噂もあり、今季のトッテナムの不振を受けて、同クラブからの移籍を薦める声も上がっている。しかし、これまでスペイン国内の強豪を中心に幾つかのクラブを渡り歩いた37歳のベテランストライカーは、必ずしも移籍を考慮する必要はないと主張している。

「自分のモチベーションを上げるために別のクラブに移籍する必要はないよ。ハリーは常にトッテナムのためにプレーしてきたんだ」

「もちろん、彼ら(トッテナム)が今シーズン、うまくいっていないことは知っている。ただ、彼の心の内はわからないし、将来がどうなるかもね。仮に、彼が移籍したとしてもどこでも良い選手になれるはずさ。彼には他のリーグでも活躍できる才能があるからね」

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「トッテナム」は禁止、「スパーズ」で…クラブが改めて通達、放送局からも「トッテナム」表記が消える

現在はアンジェ・ポステコグルー監督が指揮し、韓国代表FWソン・フンミンらが所属。かつては戸田和幸氏も在籍したことがあるトッテナム・ホットスパーだが、クラブは「トッテナム」と呼ばれることを望んでいない。 チーム名は「トッテナム・ホットスパー」。愛称は「スパーズ」として知られているが、「トッテナム」と称されることも多い。 「トッテナム」と言えば、「トッテナム・ホットスパー」と誰もが考える状況。イギリス『スカイ・スポーツ』もプレミアリーグの順位表などを伝える時には「Tottenham(トッテナム)」とこれまで表記してきた。しかし、ここにきて「Spurs(スパーズ)」の表記に変更されていた。 『The Athletic』によると、2月10日、クラブからプレミアリーグの放送局に通達があったとのこと。「トッテナム・ホットスパーの名称変更」というメールが届いたという。 「トッテナム・ホットスパーはクラブ名に関して説明を行った。クラブは主にトッテナム・ホットスパーとして知られるよう要請し、短縮形としてスパーズが好まれている。クラブはトッテナムと呼ばれないよう要請する」 この通達は世界中のプレミアリーグの放送局に対して送られたとのこと。プレミアリーグの公式サイトでも、「Tottenham(トッテナム)」の表記はなく、「Tottenham Hotspur(トッテナム・ホットスパー)」か「Spurs(スパーズ)」のみになったという。 そもそも、クラブは2011年以来、「トッテナム」と呼ばれることは好ましくないというスタンス。「トッテナム」とは地域の名前であり、クラブ名ではないということが理由だ。 2024年11月にリマスターされたブランドアイデンティティを発表。「ユナイテッド、シティ、ローバーズが溢れるこの世界で、ホットスパーはただ1つ、トッテナム・ホットスパーだけです。チームやブランドについて言及する際は、『トッテナム・ホットスパー』、『トッテナム・ホットスパー・フットボール・クラブ』、または『THFC』を使用してください。決して我々のクラブを『トッテナム』、『トッテナム・ホットスパーFC』、または『TH』と呼ばないでください」とのことだ。 「スパーズ」でも確かに多くの人にとっては印象付けられる一方で、世界的に見ればNBAの「サンアントニオ・スパーズ」もあり、混同される可能性もゼロではない。むしろ「トッテナム」の方が唯一無二。いずれにしても、クラブの方針としては「トッテナム」とは呼ばれなくないようなので、ファン・サポーターの方は改めて認識すると良いかもしれない。 2025.02.22 23:55 Sat
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バイエルンとトッテナムが2年連続プレマッチで対戦! 今年はアリアンツ・アレーナで

バイエルンとトッテナムは16日、プレシーズンマッチでバイエルンと対戦することを発表した。 バイエルンは昨シーズン逃したブンデスリーガの優勝を今シーズンは達成。対するトッテナムは、今シーズンのプレミアリーグで大苦戦。残り2節で17位と低迷している一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出し、マンチェスター・ユナイテッドと王者を争うこととなる。 両チームは、8月7日にアリアンツ・アレーナで対戦することが決定した。 2024-25シーズンに向けてもプレシーズンで対戦している両者は、韓国で1度目の対戦。2度目はトッテナム・ホットスパースタジアムで3-2とバイエルンが勝利を収めていた。 2025.05.16 19:30 Fri
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ディバラのスパーズ行きが急浮上! 約83億円でクラブ間合意に

ユベントスに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(25)がトッテナムに移籍する可能性がここに来て急上昇しているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 昨シーズン、ユベントスでの序列を下げたディバラ。最近までマンチェスター・ユナイテッドに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクとのトレード案が、ディバラの合意を残すのみというところまで迫るも、同選手側の高額な給与と代理人への手数料が要求されたことで破談に終わった。 その後も引き続き去就について注目が集まるディバラだが、急展開。今夏、同選手の獲得に興味を示していたトッテナムが移籍金6440万ポンド(約83億2000万円)でクラブ間合意に達したようだ。残すは、トッテナムとディバラによる個人条件の交渉のみだという。 プレミアリーグの移籍市場が閉幕まで残り2日。果たしてトッテナムは、ディバラ獲得を取り付けることができるだろうか。 2019.08.07 08:40 Wed

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